AKB48 チームBのファンより

鈴木紫帆里さんを中心にAKB48 チームB について語るサイトです。

8/12.『ポチッとな。』の日(その1)*ネタバレあり(ピーナッツ)

2011-08-20 08:00:50 | 分析系 メンバー
[小劇場について]
"懐かしいなぁ~"
昔(10代から20代前半にかけて)、コンサートメイクの勉強のために足繁く通ったのが、ああいった感じの小劇場だった。
照明,音響,アイデア,空間の使い方,裏方とは?,お客さんの心の動き…。
あの頃は、同じジャンル(吹奏楽)のものを見ても、結局、同じ感じのものしか作れない!とか強く強く思ってたからなぁ~。
いや、懐かしいなぁ~。
でも、そんなことばっかりしてたおかげで、わかったことがある。それは、"小劇場を経験している(大切にしている)人は、地肩が強い!"ってこと。
たぶん、それは、その状況や空間が、絶対にごまかしの効かない場所だってことなんだと思う。
そして、そういうのを許してくれない視線。
だから、AKBの2人には、すごくいいキッカケになったりするんじゃないのかなぁ!?
でも、よくよく考えてみたら、AKB劇場も、いわば、小劇場なんだよね。
決して、気持ちをサボらずに精進している人にだけ、本当の実力がつく場所。
ま、勝手は違うが、一緒だな…と。

ところで、『ポチッとな。』の総合演出の方…どうせやったら(あれだけ隣席との幅とか狭いんやったら)、次のようにすれば良かったのに!?とか思ったよ。
なんか、時代と逆行しているみたいだけど、お客さんの180席…全部とっぱらって、客席をひな壇むき出し状態にする。
女性の方は、スカートが大変だけど、でも、そっちの方がもっと舞台の手作り感、出たんじゃないかな?
舞台から客席までが、1つの美術セット…。もう、全然違うんだから。
この舞台のストーリー、そして、演出だと、"そっちかな~?"なんて思ったよ。
途中から、なんか、地ベタに座って観たかったかな…。
いろいろなこと…配慮出来てるかな?…俺。

[松原夏海について]
まず、いい役もらってるな!と思った。
お客さんとしては、別に、「りぼん」や「花とゆめ」なんか知らなくても、充分に楽しめ、"危険人物"としての存在感で、最後まで引っ張っていけるキャラクター。
正直、最後の方は、(今日、生徒会に入ったばかりの)この子が、生徒会長になっちゃうんじゃないか?…チョットよぎったよ。
また、彼女は、そのおいしい役は、おいしい役として、そんな「まなみちゃん」を丁寧に演じていたと思う。好演だった。

ところで、劇の内容とは関係ないんだけど、この子が、(臨時の)生徒会室に入ってきた時の第一声を聞いて、こんなことを思ってしまった。
"あれ? この子、今すぐにでも、『タッチ』のみなみちゃん(浅倉南)の声…出来るな"…と。
張り声限定だけど、かなり似てると思う。
いつかの宴会のために,いつかのバラエティー出演の時のために、少し磨いときなさい!とか思っちゃった。

"タッちゃんたら、な-んにもわかってないんだから(+右足で、空き缶を蹴る仕草)","○○!…ダメでしょ","みなみ、○○さんが好き!"…。

とりあえず、基本の3つだけ、こっそりマスターしといてほしい。
芸は身を助ける…本当だよ。
ま、それは、置いといて…。

松原夏海…1つ感じたことがある。
ああいう小劇団風の舞台でのセリフの掛け合い場面には、必ずと言っていい程、こんなシーンがある。
松原以外の演者(10数人)が作る喧騒の中、松原が、"あの~"的な感じで、突っ込んでいくパターンね。
あれ、10vs1…ちょっと細かく言うと、10人以上の声の壁vs松原1人の声だと、必ず、松原が負ける(埋もれる)。
でも、様々な場面で、彼女の声は、フツーに聞き取れた。しかも、かなりクリアだった。
あれは、10人の日常の声に対し、松原が、"(遠くまで)飛ぶ声,通る声"をちゃんと使えていたからだ。
だから、たとえ、10vs1でも大丈夫。
そして、10人が、一斉に彼女に振り向くことに、不自然さも違和感もない。
全く、自然に流れてた。

よく、(新人?)タレントとか、舞台に不慣れな(?)人が、松原の立場で、なんか起用とかされた時、経験を積んでいる10人の方が、なんか、逆に気を使ってしまって(あきらめてしまって?)、その人が入ってくるタイミングのほんの少し前に、一斉に、スッ!っと引いちゃうって場面を、これまでに何度も見てきた。
だけど、今回の松原に関しては、そういうのが、一切なかった。
変な言い方だけど、ナメられてなかった。
あれは、他の演者たちに松原が認められてる証拠。
で、それは、"頑張ってる!とか、そういうアマチュアっぽいことではなくて、あくまでも、実力が、OK!だということ。
ま、今は、基本の"声"の段階だけど、それだって…というか、それが1番大事なんだよね。
きっと、松原夏海は、『ポチッとな。』の現場でも(たぶん、AKB劇場の現場でも)、基本的なことは、ハズさない子なのだろう…。
それが、よくわかった舞台上での彼女だった。
(つづく)
コメント (1)
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