AKB48 チームBのファンより

鈴木紫帆里さんを中心にAKB48 チームB について語るサイトです。

古川愛李推しの投稿その5 乃木坂46にはAKB48から失われた魅力があるのは選抜総選挙がないから

2012-06-28 23:25:51 | アイドル・AKB48 興行の手法・人気
古川愛李推し読者からの投稿その5 乃木坂46にはAKB48から失われた魅力があるのは選抜総選挙がないから


秋元康自身が、小林よしのりとの対談の中で、「本当のスターはAKBからは出てこない。それは彗星のごとく突然現れるのである。山口百恵という暗い目をした女の子が『あなたに女の子の大切なものをあげるわ』と唄った瞬間にスターが生まれたのだ」というような趣旨のことを(正確ではないかもしれませんが)語っていたことから、彼は現状を的確に把握していると思います。

公式ライバルと称して乃木坂46を売り出し、専用劇場はないまでも、かつてのAKBよろしく、独断専行で七福神を決め、ポジションも決めるスタイルを踏襲しているのも、秋元自身、それを良く知っているからで、結果として、乃木坂が、皮肉にもAKBからは失われてしまった、手が届きそうで届かないアイドル感を醸し出し、それが魅力になっている面があるような気がします。

だから、私も息子も乃木坂に惹かれるのかもしれません。

秋元康の差別化マーケティングそのものかもしれませんが、乃木坂の連中をAKBと比べた場合の、そこはかとない品の良さ、お嬢様的な衣装、あまりダンスを強調しすぎないおとなしめのパフォーマンス、そして、アイドルの王道を行くような楽曲の質の高さが、AKBグループにない魅力を醸し出していると思います。

当初のAKBにも初々しさはあったのでしょうが、私が推測するに、AKBは秋葉原という東京のど真ん中を拠点として発足したユニットですが、そのテイストはどちらかというと地方から出て来て、汗水を流して懸命にスターダムを登ろうとする、泥臭い、かつてのアイドル的なものに近い気がします。
都会的な洗練さとはほど遠い、という点で、南沙織も桜田淳子も松田聖子もみんな地方から出て来て一旗あげたことに通ずるかもしれません。

(その点、乃木坂はセンターを張る生駒が方言の抜けない秋田出身でありながら、その醸し出す雰囲気が妙に都会的なのは不思議ですが。)

楽曲については、デビュー曲の「ぐるぐるカーテン」といい「おいでシャンプー」といい、(全く同じ曲だ、という批判もあるようですが)瑞々しい情景描写で思春期の日常と心の揺れを見事に切り取った秀逸な歌詞といい、アイドルポップスの王道を行くメロディーライン、アレンジといい、80年代アイドル歌謡と青春を共にした私のようなおやじ世代にはこたえられない魅力があります(大学生の息子も全く同意見なのが面白いのですが)。

同世代の妻も(80年代に限らず、未だにアイドルヲタの現役である点ではるかに筋金入りですが)、「タイトルの意味は不明だけど、なんでこんなにインパクトがあっていい曲を、シャンプーメーカがタイアップで使わないのか」と怪訝な顔をしています。

乃木坂はカップリング曲も今のところ極めて秀逸だと思います。
秋元康の詞への気合いの入れ方も、正直AKBのシングルとはちょっと違う気がしますし、生駒のいかにも不安定で危なっかしい歌唱も、ハラハラして放っておけないという点で、かつての前田敦子的な、そして昔のアイドルを彷彿とさせるものがあります。

長々と乃木坂の話になってしまいましたが、もし、乃木坂にも何らかの「直接投票」システムが導入されれば(そういう計画もあるようですが)、たちまちその魅力の多くは失われてしまう気がします。

感想;
山口百恵という暗い目をした女の子が『あなたに女の子の大切なものをあげるわ』と唄った瞬間にスターが生まれたのだ」という喩えは、
当時の一般人の感覚からは正しいでしょうが、
当時のアイドル好きの間では、山口百恵は「こんなに良いのに、何故売れないのだろう」という評価があったので、(私自身、山口百恵のファンでした。百恵ファンでないアイドル好きの方に言われたのが印象に残っているので紹介)

当時を回想すると、
山口百恵という暗い目をしているが、アイドルとして魅力的な女の子が『あなたに女の子の大切なものをあげるわ』と唄った瞬間に、その魅力が、アイドル好き以外の世の中の一般人に知れ渡ることになり、結果としてスターとなった。」

AKB48グループの中にも、「こんなに良いのに、何故売れないのだろう」がたくさんいるので、山口百恵がまだ埋もれているのかもしれません。ナッキー
コメント (3)
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