約1年半ぶりのCD。しかもAKB48の15周年後の初めてのCD。そのタイトルが『根も葉もRumor』と聞いて、ちょっとがっかりしていた。秋元康お得意の言葉遊び、1つのアイデアで1曲創り上げてしまう錬金術ならぬ錬曲術の匂いがプンプンする。
そんな先入観を持って聴いたが、そこまでひどい曲ではなかった。
今ふうのビートの効いたダンスミュージックなのだろう。過去の曲では『ハイテンション』と似た印象を受けた。特に「Rumor Rumor Rumor」というサビは、「ションションションション」というサビに似ている。
歌い出しの英語歌詞は、何と言っているのか分からないが、こういうのが恰好いいと思っているのだろうか。
「Nothing Nothing Nothing Nothing」という部分は「のっし のっし のっし のっし」と聴こえる。相撲取りが歩いているのか?その発音が良いのか悪いのかは分からないが、一般的には「ナッシング」と発音するのではないか?面白がらせようとわざと「のっし のっし」と歌わせているのかもしれない。
歌詞の内容は、突っ込みどころ満載の内容だ。
ダンスクラブかどこかで久しぶりに会った彼女は、学生時代は「ポニーテールとシュシュ」姿の幼く地味な娘で興味の対象外だったが、今は大人っぽく変身している。その間に何があったのか、色んな噂は聞くが自分は信じない。今夜は踊り明かそう、というような歌詞だ。
結局彼は、大人っぽくなった彼女に魅力を感じているのだ。だとしたら、彼女を変身させた恋愛経験や色んな噂は甘んじて受け入れなければならない。それを「ただの噂だろう」と否定したいのは矛盾しているように思える。それとも、彼女の内面は学生時代のまま純真で、恋愛経験もなく、外見だけ大人っぽく美しく変わったとでも思いたいのか?都合が良すぎる妄想だ。
それとも、「噂」というのが、単なる恋愛遍歴ではなく、もっと衝撃的な内容なのか。例えば、薬物中毒とか、反社会的勢力に関わりがあるとか。そこは根も葉もないことと否定したいが、普通の恋愛経験は多少積んで、それで魅力的な大人の女性になったと思いたいのか?それだって相当都合の良い妄想だろう。
そもそも彼は彼女のことをずっと好きだったという訳でもなく、彼女のことはほとんど知らないのに、どうしてそこまで噂を否定できるのだろう。疑問が尽きない。
まあ、でもこの曲はそういう歌詞の内容よりも、ダンスミュージックとして、サウンドを楽しむ曲なのだろう。私のような面倒くさい疑問は持たなくていいのだ。
そして、深読みするなら「ポニーテールとシュシュ」とか、「スカート翻して走っていた」(『スカートひらり』)とか、初期AKB48のモチーフを出すことで、AKB48自体も「変わったのよ」と言いたいのかもしれない。
確かに、初期メンバーは誰もいなくなり、メンバーもすっかり入れ替わった。「シンディー」って誰?というファンも多いだろう。もしかしたら現役メンバーでも知らない人もいるかもしれない。
だとしたら少し寂しい。
そんな先入観を持って聴いたが、そこまでひどい曲ではなかった。
今ふうのビートの効いたダンスミュージックなのだろう。過去の曲では『ハイテンション』と似た印象を受けた。特に「Rumor Rumor Rumor」というサビは、「ションションションション」というサビに似ている。
歌い出しの英語歌詞は、何と言っているのか分からないが、こういうのが恰好いいと思っているのだろうか。
「Nothing Nothing Nothing Nothing」という部分は「のっし のっし のっし のっし」と聴こえる。相撲取りが歩いているのか?その発音が良いのか悪いのかは分からないが、一般的には「ナッシング」と発音するのではないか?面白がらせようとわざと「のっし のっし」と歌わせているのかもしれない。
歌詞の内容は、突っ込みどころ満載の内容だ。
ダンスクラブかどこかで久しぶりに会った彼女は、学生時代は「ポニーテールとシュシュ」姿の幼く地味な娘で興味の対象外だったが、今は大人っぽく変身している。その間に何があったのか、色んな噂は聞くが自分は信じない。今夜は踊り明かそう、というような歌詞だ。
結局彼は、大人っぽくなった彼女に魅力を感じているのだ。だとしたら、彼女を変身させた恋愛経験や色んな噂は甘んじて受け入れなければならない。それを「ただの噂だろう」と否定したいのは矛盾しているように思える。それとも、彼女の内面は学生時代のまま純真で、恋愛経験もなく、外見だけ大人っぽく美しく変わったとでも思いたいのか?都合が良すぎる妄想だ。
それとも、「噂」というのが、単なる恋愛遍歴ではなく、もっと衝撃的な内容なのか。例えば、薬物中毒とか、反社会的勢力に関わりがあるとか。そこは根も葉もないことと否定したいが、普通の恋愛経験は多少積んで、それで魅力的な大人の女性になったと思いたいのか?それだって相当都合の良い妄想だろう。
そもそも彼は彼女のことをずっと好きだったという訳でもなく、彼女のことはほとんど知らないのに、どうしてそこまで噂を否定できるのだろう。疑問が尽きない。
まあ、でもこの曲はそういう歌詞の内容よりも、ダンスミュージックとして、サウンドを楽しむ曲なのだろう。私のような面倒くさい疑問は持たなくていいのだ。
そして、深読みするなら「ポニーテールとシュシュ」とか、「スカート翻して走っていた」(『スカートひらり』)とか、初期AKB48のモチーフを出すことで、AKB48自体も「変わったのよ」と言いたいのかもしれない。
確かに、初期メンバーは誰もいなくなり、メンバーもすっかり入れ替わった。「シンディー」って誰?というファンも多いだろう。もしかしたら現役メンバーでも知らない人もいるかもしれない。
だとしたら少し寂しい。