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多田愛佳に卒業ソングは必要か?(ときめき研究家)

2017-03-23 20:43:11 | ときめき研究家
3月23日の朝日新聞に、立教大学文学部教授有本真紀氏のコラム「卒業ソング 感動を強制していないか」というコラムが載っていて、興味深かった。
毎年卒業ソングが発表されるが、「過去は輝き、今は別れの時、未来は青空という時制の3要素」を織り込み、涙を誘う卒業式と結びついている。そこには感動的な卒業式への同調圧力があるのではないか、という問題提起だった。その中で、斉藤由貴『卒業』の歌詞(松本隆作詞)が引用されている。「卒業式で泣かないと冷たい人と言われそう」。泣くのが自然だという不文律は1980年代からあったのだ。それを良しとせず、クールに思いを歌った『卒業』は後世に残る名曲となった。

AKBグループも毎年春に卒業ソングをシングル曲として発表していた時期があった。
『桜の花びらたち』『十年桜』『桜の栞』『桜の木になろう』『GIVE ME FIVE!』『So long!』『前しか向かねえ』と続いて収束した。(その後、HKT48『桜、みんなで食べた』が発表された。)卒業ソングの連発に触発されて、このブログに卒業ソングについての記事を書いたこともある。

一方で、グループから卒業する特定メンバーへの当て書きの「卒業ソング」が大量に作成、発表されるようになった。有力メンバーが次々に卒業するという時期を迎えたからでもあるだろう。
このブログ内を「卒業ソング」で検索して、私の記事で「卒業ソング」と認定した楽曲を拾っていく。
上西恵『途中下車』
橋本奈々未『ないものねだり』
島崎遥香『Better』
柴田亜弥『サヨナラが美しくて』
渡辺美優紀『今だから』『夢の名残り』
深川麻衣『強がる蕾』
穴井千尋『夢ひとつ』
宮澤佐江『旅の途中』
高橋みなみ『背中言葉』
松井玲奈『2588日』
川栄李奈『君の第2章』
佐藤実絵子、中西優香、古川愛李『桜覚えていてくれ』
山田菜々『友達』
大島優子『今日までのメロディー』
板野友美『最後のドア』
篠田麻里子『涙のせいじゃない』
前田敦子『夢の河』

いつも書いているが、特定メンバーの「卒業ソング」は、そのメンバーが気持ちよく歌え、そのメンバーのファンがしみじみとした気持ちになれればそれでいいのだと思う。普遍的な感動や、後々も歌い継がれることを期待して作られた楽曲ではないと考えるからだ。
しかし、そんな中でも長く歌い継がれている普遍的な名曲も混在している。『思い出のほとんど』『前のめり』『サヨナラの意味』は、元々は前田敦子、松井玲奈、橋本奈々未の卒業ソングという意味合いを持った楽曲だろうが、普遍性があり、その本来目的を果たした後も、長く歌い継がれる可能性を持った楽曲だと思う。

ところで、4月10日にHKT48を卒業する多田愛佳には卒業ソングは与えられなかったようだ。
まあ、それもいいだろう。似たような卒業ソングで過去の卒業メンバーに同調しなくても構わない。
4月1日のさいたまスーパーアリーナでの最後のコンサートでは、駆け付けてくれるに違いない渡辺麻友、柏木由紀をバックに最後の『天使のしっぽ』を披露してほしい。あるいは『天使のしっぽ』のバックは指原と田名部に任せて、柏木とは『てもでもの涙』を、渡辺とは『姉妹どんぶり』を(もちろん渡辺が姉、多田が妹パートで)、デュエットしてほしい。
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