6月11日に放送されたNHK『小泉今日子40周年スペシャル』を見た。
スタジオライブで歌った曲は以下の9曲。
『あなたに会えてよかった』
『渚のはいから人魚』
『艶姿ナミダ娘』
『夜明けのMEW』
『怪盗ルビイ』
『潮騒のメモリー』
『優しい雨』
『My Sweet Home』
『木枯らしに抱かれて』
75分の番組でフルコーラスを9曲とは充実していた。加えて、当時のVTR映像も10曲以上ワンコーラスたっぷり見せてくれたし、楽曲重視の構成で良かった。
これに加えて、本人のトークと、縁のある3人(黒柳徹子、同期デビューの本木雅弘、親友のYOU)の短いコメントが挿入されていたが、あくまで楽曲中心の番組だった。
スタジオライブの伴奏は小編成のバンド生演奏だったが、オリジナルの編曲に近く、キーも当時のままだったと思う。そして小泉の歌唱も、びっくりするくらい変わっておらず、嬉しくなった。妙にタメを作ったりはせず、音符どおりに丁寧に歌っていたのも好感が持てた。誤解を恐れずに言えば、40年間全く上手になっておらず、少し音程も怪しく、地声で、押し出すように歌う「小泉ぶし」と言うべき独特の個性を維持していた。
楽曲自体も、今回改めて聴いて、魅力を再認識した。
『怪盗ルビイ』は和田誠作詞、大瀧詠一作曲で、最近鬼籍に入ったお二人の佳作。これでもかと韻を踏んだ歌詞と優雅なメロディーが見事に融和している。
本木雅弘も好きだという『夜明けのMEW』は、こんなにも切ない別れの曲だったのかと再発見。
ドラマのヒットから時間が経って久々に聴いた『潮騒のメモリー』は、遊び心満載のパロディーソングでもある。『ジョニーへの伝言』『小麦色のマーメイド』などからの引用多数。
今年、久しぶりにホールでのコンサートも開催したという。その時の映像も少しだけ放送されたが、観客はほとんどが私と同年代のシニア世代だった。トーク部分で、小泉本人が「私の歌を聴いて同じ時代に青春を過ごした人たちへの責任として、ずっと歌い続けていたい」というようなことを話していた。自分の好きなことを好きなようにやってきた彼女らしくない発言と感じたが、そう思うようになったのも彼女自身の本心なのだろう。
50周年コンサートがあるとしたら、その時はぜひ行ってみたい。
スタジオライブで歌った曲は以下の9曲。
『あなたに会えてよかった』
『渚のはいから人魚』
『艶姿ナミダ娘』
『夜明けのMEW』
『怪盗ルビイ』
『潮騒のメモリー』
『優しい雨』
『My Sweet Home』
『木枯らしに抱かれて』
75分の番組でフルコーラスを9曲とは充実していた。加えて、当時のVTR映像も10曲以上ワンコーラスたっぷり見せてくれたし、楽曲重視の構成で良かった。
これに加えて、本人のトークと、縁のある3人(黒柳徹子、同期デビューの本木雅弘、親友のYOU)の短いコメントが挿入されていたが、あくまで楽曲中心の番組だった。
スタジオライブの伴奏は小編成のバンド生演奏だったが、オリジナルの編曲に近く、キーも当時のままだったと思う。そして小泉の歌唱も、びっくりするくらい変わっておらず、嬉しくなった。妙にタメを作ったりはせず、音符どおりに丁寧に歌っていたのも好感が持てた。誤解を恐れずに言えば、40年間全く上手になっておらず、少し音程も怪しく、地声で、押し出すように歌う「小泉ぶし」と言うべき独特の個性を維持していた。
楽曲自体も、今回改めて聴いて、魅力を再認識した。
『怪盗ルビイ』は和田誠作詞、大瀧詠一作曲で、最近鬼籍に入ったお二人の佳作。これでもかと韻を踏んだ歌詞と優雅なメロディーが見事に融和している。
本木雅弘も好きだという『夜明けのMEW』は、こんなにも切ない別れの曲だったのかと再発見。
ドラマのヒットから時間が経って久々に聴いた『潮騒のメモリー』は、遊び心満載のパロディーソングでもある。『ジョニーへの伝言』『小麦色のマーメイド』などからの引用多数。
今年、久しぶりにホールでのコンサートも開催したという。その時の映像も少しだけ放送されたが、観客はほとんどが私と同年代のシニア世代だった。トーク部分で、小泉本人が「私の歌を聴いて同じ時代に青春を過ごした人たちへの責任として、ずっと歌い続けていたい」というようなことを話していた。自分の好きなことを好きなようにやってきた彼女らしくない発言と感じたが、そう思うようになったのも彼女自身の本心なのだろう。
50周年コンサートがあるとしたら、その時はぜひ行ってみたい。