AKB48 チームBのファンより

鈴木紫帆里さんを中心にAKB48 チームB について語るサイトです。

『キスだって左利き』は、キスに慣れ過ぎている感じに違和感。(ときめき研究家)

2012-12-08 21:01:04 | ときめき研究家
SKE48単独での紅白歌合戦出場が決定した。常にAKB48の陰に隠れた存在であったSKE48にとっては、独立した1つのグループとして認知を得た結果であり、悲願成就だ。功労者である平田さんの卒業までには間に合わなかったが、彼女もきっと喜んでいるだろう。

その紅白歌合戦でおそらく歌うことになると思われるのが『キスだって左利き』だ。
アイドル史上では、麻丘めぐみ『わたしの彼は左きき』(1973)へのオマージュであることは明白である。
あまりに有名なその曲の冒頭は「小さく投げキッスする時も する時も」だから、40年近い年月を経て、投げキッスが本当のキスに発展したと言える。このように、アイドルポップを文化として継承して行こうという姿勢には共感する。

麻丘めぐみの名曲は、わかりやすいコンセプトで、ただひたすら彼が左利きであることを歌い募っているのだが、それがいつも彼を見ている少女の思いの強さを表現する手段となっている。
一方、『キスだって左利き』では、キスされた時、「左上からそっと唇重ねる」と冷静に彼の仕草を分析している。キスという行為に慣れている感じがして、清純さに欠ける。アイドルの歌として違和感を感じる。40年経てば若者の恋愛のあり方も変わり、早くからキスの経験があってもいいのだが、慣れ過ぎている感じが出てしまったのは残念だ。
以前、ピーナッツさんが『大人ジェリービーンズ』に関する記事で書かれていたように、「キス」を安易に使うことには私も抵抗がある。


テレビでのパフォーマンスでも、曲の最後に松井珠理奈と松井玲奈がキスをする(フリをする)。これも、キスを安易に使っているようでいただけない。『い・け・な・いルージュマジック』(1982年)の、忌野清志郎と坂本龍一という個性的な二人のミュージシャンのキスは、危険で背徳的な香りがした。それと比べるのも酷だが、W松井には必然性がないし、安易な「振り付け」という感じがする。

カップリング曲は、どれもいまひとつ印象に残らなかった。

ところで、SKE48が紅白歌合戦に単独出演するとなると、他の姉妹グループの立場が難しくなる。従来のようにAKB48と一緒に出演するのか、それとも今回はAKB48、SKE48の2グループのみ出演に留まるのか。NMB48やHKT48のファンは気になるところだろう。
東京ドームコンサートでも一緒に出演しているし、滅多にない機会なのだから、固いことは言わずに全員出演させればいいと思う。

以前絶賛する記事を書いた『この日のチャイムを忘れない』のDVD、63作品のMVは、その後も少しの時間を見つけて何回も見直している。第一印象が悪くてもじわじわと良さが分かってくる作品もある。
ナッキーさんも気に入って、このDVDに関する記事を長期連載中だ。
ギネス記録にも「最も多くのミュージックビデオが入ったアルバム」として認定されたようだ
あまり競合相手もないのだろうが、数だけではなく、中身も伴った素晴らしい作品だと改めて思う。

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1 コメント

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違和感の正体 (ピーナッツ)
2012-12-09 12:35:33
まず、「左利き」って、男性の武器だと思っている。
で、そんな彼に対して、"小さく投げキッス"が、限界だった『私の彼は 左きき』の世界感。
一方、『キスだって左利き』は、たとえ、それが、受け身的…とはいえ、やっぱ、それ、"テクニック"を感じてしまうところが、僕は、違和感の正体だと思うんだよなぁ~。"(キス)だって" って…。
ところで、最初の話…。"左利きに天才が多い"とかって、よく聞くけど、僕は、あれ、半分当たってて、半分違ってると思っている。つまり、左利きは、"ぶきっちょの証"だと。
ほら、よく、赤ちゃんのチョイ成長の時期って、スプーンを左手…グー握りで、食べ物とか、ムチャクチャにするでしょ? 女の子が、左利きに対して思う特別な感情の中には、母性的なものが、DNA…含まれていると思う。"もう、しょうがないなぁ~"…って。
「左利き」の男性は、モテる。
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