発泡山軽便鉄道 雑記帳

鉄道模型(主に猫屋線)をいじりながら、風景・鉄道写真などを中心に気ままにアップしている、とりとめないブログです。

レール工作(試作編)

2023年04月14日 | レイアウト

数年前まで、線路を敷いて走らせるだけのお座敷(卓上)レイアウト(Nゲージ)中心にやってきた身にとって、ジオラマ的レイアウトづくりは初めて。

参考書的なものも、色々取り揃えたが、Nゲージのレイアウトの際あまり気にしなかったことの一つに、レール塗装がある。

HOナローで使うとき、このレールの輝きが、意外に気になることに気が付いた。

ものの本によると、Nゲージのレイアウトでさえ、この輝きが気になるらしく、塗装して輝きをなくすのが常道らしい。

確かに現実の鉄道では、レールが輝いているのは、車輪と接する上面のみであり、側面は茶色系になっている。

貧弱な線路の軽便では、その傾向はさらに強かったと思う。

と言うことで、レール塗装をすることに。

いきなりやってダメにする前に、余剰レールで試作品を作ることに。

ものの本によると、レールにマスキングなどはせず、いきなり塗装し微修正をしたのちに最後にサンドペーパーでレール上面の塗装を落とすように、とあったが、私はレール上面をマスキングしてやってみた。

レール上面だけなら1ミリ幅のマスキングテープで十分だが、大事を取って左右側面部にもマスキングしたいなら2ミリ幅。3ミリ幅になると広すぎる。

マスキングした状態で塗装コーナーでスプレー塗装。

この塗装コーナーには、

7年は使っていないTAMIYAスプレーがたくさん、、、。

KATOの旧レールの茶色道床よりさらに濃い。しかしスプレーで一括塗装しただけあって、今まで黒で塗られていた枕木が、周りと同化してしまった。ただ枕木の輪郭が残るのみ。

この段階で、マスキングテープは剥がした。ただこれは、最後にしてもよかったかもしれない。

そこで猫屋線付属の展示レールと枕木幅を比べると、KATOレールの枕木1本半から2本が、猫屋線レールの枕木幅ぐらいになることが分かった。

さすがにKATOレールの枕木幅を1本半に伸ばすことは無理なので、枕木1本飛ばしにすることに。

ここで登場は、ガンダムマーカー。ダークグレイで1本飛ばし塗装をすると、ちょっといい感じ。

一番下の直線レールには、2本連続の枕木塗装もあるが、これはちょっとした気の迷い。

ここまでできると、最後の(?)仕上げ。

レールとレールの間にバラスト的なものをまく作業。

ここで久しぶりに失敗したのが、バラストを固着させるために、ボンド水を垂らす前に水を垂らすのだが、その際霧吹きを使わずに、スポイドで垂らしてしまったこと。

結果、たらされた水は「水玉」となり、バラストには簡単に浸透してくれない。

霧吹きで、3本まとめて噴霧。

ただ霧吹きで吹くときも注意が必要で、直接レール面に向けて噴射する場合は、30センチぐらいは離す必要があるか。

その後20分ぐらいあけて、ボンド水溶液をスポイドで垂らす。水分を含んだバラストには、「ボンド玉」になるようなこともなく、す~っと浸透していく。

ただこの時も、使ったボンドが古すぎて、十分水に溶けずボンド玉状態になってバラストに落下。

スプレー塗装とは違い、すぐには乾燥しないので、一晩おくことに。

 

一晩おいて出来上がった状態。

これからサンドペーパーをかける。

ものの本には「#400ぐらいでいい」とあったので、ホームセンターで探してきた。ただ手ごろな大きさが、このセットだったので、これにした。

バラストの敷き具合は、黒に塗った部分が分かる程度なのでちょうどよいと思う反面、一部盛り上がっているところも気になる。

最後はこの3本を組んでの走行試験。

最大の懸念が、レール塗装を両端までやっていたため、「ちゃんと通電するか?」と言う疑問があった。

「レール塗装しなはれ」と言う「ものの本」も、その対象はフレキシブルレールがほとんど。ユニトラックやトミックスレールについては言及されていない。

だから「塗装は完璧だが、通電しなかった」となれば、何のために塗装したのか本末転倒になる。

通電試験実施。結果は問題なし。

ただバラストの敷き方には問題があった。

左側のバラストがちょっと盛り上がっている部分、レール内側だが、レールにピタッとついているため、車輪がバラストの上を通る形になっているみたいで、車体の動きが変。

これはバラストの敷き方もあるが、水をまいた後のならし方にも一因があったような気が。

結局やすり掛けでバラシと高さをならし、修正完了。

機関車(2軸動力)でもキハ(4軸動力)でも、問題なく走れるようになった。

レールは1本1本やっていくのではなく、何本かつなげた状態でやっていくほうが良いと思われ、まずはこの小山の部分からレール工事をやっていこうと思う。

当然この付近の地べたも茶色系に塗装しなくてはいけないんだが、さすがに室内でのスプレー塗装は気が引けるので、ここはべた塗り塗装か。

千里の道も半歩から、、、亀の歩みでやっていこう。

最後に、試作レール、雑草をはやしてみた。

本番のレールでは、この側面部は、塗装状態だけだから、ここまではしないけど。

でも雑草らしきものをはやすだけで、感じがよくなる。廃車置き場に、、、は考えないでおこう。

しばらくはレール工作にかかりきりになるか、、、な?

 

 



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