年末の12月27日、福井地裁で、福井県のカラ出張の損害の返還を求める住民訴訟で、前知事に1億円の返還命令が出た。
画期的な判決。
12月に提訴した岐阜の裏金返還訴訟にも、大いに示唆に富む。
岐阜県の裏金の返還訴訟のデータなどへのリンク
とりあえず、現地の新聞をデータにした。記事があれば追加する。
他県の公務員の人たちは、しっかり新聞を読んで欲しい。
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● 前知事に1億余の返還命令 福井県カラ出張差し戻し審 県民福井 2006.12.28
福井県職員のカラ出張をめぐり「市民オンブズマン福井」が栗田幸雄前知事に対し、不正支出した旅費を県に返還するよう求めた訴訟の差し戻し審判決で、福井地裁(小林克美裁判長)は27日、前知事の指揮監督義務違反を認め、約1億980万円を県へ返還するよう命じた。
市民団体側は当初、約17億円の返還を要求。最高裁は2004年12月、訴訟の前提となる住民監査請求をした1年前の1997年8月17日以降の支出に限り、請求を適法と判断し、審理を差し戻した。
判決は、97年4月から同12月までの支出約2億2000万円のうち、最高裁が指摘した8月17日以降の日数で日割り計算し、返還すべき金額を算定した。
(共同)(2006年12月27日 13時56分)
中日 206.12.28
福井 206.12.28
● 福井県のカラ出張問題:前知事に1億円返還を命令--地裁判決 毎日 2006.12.28
福井県のカラ出張問題で、市民オンブズマン福井のメンバー5人が栗田幸雄前知事を相手取り、約17億円の返還を求めた住民訴訟の差し戻し審判決が27日、福井地裁であった。小林克美裁判長は、同差し戻し審での審理対象額を約2億2000万円と認定、原告側の主張を認め、栗田前知事に1億983万円の支払いを命じた。
判決などによると、県は94年4月~97年末に判明した約22億円の架空出張費のうち、飲食などに使われた4億7000万円を職員に返還させたが、残り17億円は「公務遂行上の経費に充てた」と返還を求めなかった。
98年8月、オンブズが未返還分約17億円について住民監査請求し、県は「個々の支出の詳細や金額を特定していない」と棄却。オンブズは同年10月、福井地裁に提訴した。
1、2審とも住民監査請求手続きの正当性が争点となり、訴えは却下・棄却された。しかし、最高裁は04年12月、「記載内容などを総合して、特定の支出であることを認識できればよい」と、2審判決を破棄。その上で、監査請求日の1年前の97年8月17日以降のカラ出張について、地裁で実質審理を開始するよう命じていた。【松井聡】毎日新聞 2006年12月27日 大阪夕刊
朝日 読売 経済 2006.12.28
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