石原産業のフェロシルトが最もたくさん投棄されていて、なかなか撤去完了のメドのない瀬戸市幡中町分。
現地封じ込め若しくは瀬戸市内の処分場に放り込もうとする石原産業、追認で行いきたい行政、対してそんなことはダメという地元。
故意に不法投棄しておいて、バレたらから撤去しなきゃ、でも遠くに持っていくのは大変だからお近くで処分させて・・・では、みんなやり切れない。やり得のようなもの。
年末に、いくつもの団体の連名で行政への要望書や石原産業への抗議文を出した。
ところで、中日新聞がフェロシルトの特集ページを作っていたるのに12月に気がついたので、紹介しておく。
中日新聞 フェロシルト 特集ページ
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● 瀬戸の処分場に搬出 石原産業、撤去計画を変更 12月20日 中日
愛知県瀬戸市幡中町に埋められた土壌埋め戻し材フェロシルトの撤去問題で、製造元の石原産業(大阪市)が地元自治会に、1月中旬から同市内の民間最終処分場に搬出する計画を伝えていたことが分かった。同処分場には9月から3カ月間、同市北丘地区からも土砂を含んだフェロシルト計約12万トンが搬入され、市民団体が「市外、県外で処分を」と反対している。
自治会役員らによると、今月14日に石原産業から説明があった。計画では当面、月約1000トンを同市余床町の処分場に搬出するという。自治会側は“市内処分”の是非については言及せず、「処分場が決まったのなら、搬出量を増やし早期撤去を」と申し入れたという。
従来の撤去計画からの変更に当たり、県廃棄物監視指導室は「石原産業から正式な変更の届けが出されるだろう」とし、同社の炭野泰男・常務経営企画管理本部長は「市内から市内への搬出に反発があるのは承知しているが、搬出先は管理型の処分場で問題はないと考えている」と話している。
同所の造成地には、東海3県で最大規模の約13万7000トンが埋められ、県が撤去命令を出したが、石原産業は取り消しを求めて係争中。完全撤去ではなく「現地封じ込め」を主張しており、当面の撤去もそれを想定した範囲内で進める。
(2006年12月20
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● 抗議文はこちら
2006年12月26日
石原産業株式会社
代表取締役社長 田村 藤夫 様
抗 議 文
<呼びかけ団体>「瀬戸市にこれ以上産廃はいらない」会
瀬戸市の問題を考える市民ネットワーク
<賛同団体> 紺屋田・印所の森を歩く会
鉱山開発から里山を守る会
海上の森を守る会
ダイオキシン・処分場問題愛知ネットワーク
核のごみキャンペーン・中部
平和・人権・環境を守る岐阜県市民の声
徳山ダム建設中止を求める会
とよはし市民会議
豊橋南部の環境を考える会
放射能のゴミはいらない!市民ネット・岐阜
市政改革とよた市民の会
くらし・しぜん・いのち 岐阜県民ネットワーク
水と緑を守る会・岡崎
日進東部丘陵を守ろう会
日進東部丘陵・水源の森トラストの会
こころの森基金
瀬戸市幡中地区に不法投棄した産業廃棄物フェロシルトを、
同市内余床町の処分場へ搬入する撤去計画を撤回するよう強く求めます。
私たちは、貴社により、瀬戸市に不法投棄された放射性物質や六価クロム、フッ素等の有害物質を含む産業廃棄物・フェロシルトの撤去を、再三に渡り求めてまいりました。しかし、瀬戸市幡中地区のフェロシルトについては、貴社は現地封じ込め案を提案し、愛知県の撤去命令を不服として提訴されるに及びました。そこで、私たちは、フェロシルトの瀬戸市内からの全量完全撤去及び、その際市内・県内でフェロシルトを処分させないよう、愛知県知事及び瀬戸市長が厳正な措置を実行することを求めて署名を添えて要請を続けてまいりました。署名は、総計6,672筆に及びました。撤去が進んでいない幡中地区デジタルタワー周辺の住民のみなさんが、口々に「現地での封じ込めはダメ。全量を撤去してほしい」とおっしゃる声や、フェロシルトが搬入されている同市余床町の下流の水野地域のみなさんから、放射性物質が大量に持ち込まれることによる水質への影響を心配する切実な声も、署名と共に愛知県、瀬戸市にお伝えしてまいりました。
しかし、残念ながら、瀬戸市北丘地区の不法投棄フェロシルトを、同じ瀬戸市内ですぐ近くにある余床町のクリーン開発処分場に搬入するという貴社の撤去計画を、愛知県と瀬戸市は容認し、クリーン開発へのフェロシルト搬入が進められ、既に121,579トンものフェロシルトが、クリーン開発処分場に搬入されてしまいました。
私たちは、住民の意向をないがしろにするそのような行為を認めることはできず、貴社に対し、2006年9月4日付けで、抗議文を提出しているところです。
そして、今度は、瀬戸市幡中地区のフェロシルトを、北丘地区のときと同じクリーン開発処分場に搬入する計画であることが、報道されました(2006年12月20日付け中日新聞)。報道によれば、幡中地区の自治会に、今月14日、貴社の担当者から、大型ダンプカーにより、月約千トンを、余床町の処分場に搬出する計画であるとの説明があったとのことです。
貴社により、不正かつ不法に生成、不法投棄された産業廃棄物・フェロシルトが、投棄場所と同じ地域で処理されることは、産廃排出者、不法投棄者のやり得を許すことであり、私たちは、決して認めることはできません。同じ瀬戸市内産廃処分場での処理は単なる付け替えに過ぎず、将来に渡って健全な生活環境に負担を与えるおそれがあります。処理費用を少しでも安くしようとする安直な計画ではないかとの疑念も抱かせます。なぜ、不正、不法な産廃投棄のツケを、不法投棄の被害を受けた瀬戸市民が負わなければならないのか到底納得できません。
貴社は「市内から市内への搬出に反発があるのは承知している(上記報道より)」にもかかわらず、同一市内での搬出処分を計画するのは住民無視そのものです。自社のみの利益を考え、自らの製造・排出責任を放棄したものとして強く抗議するものです。
既に、瀬戸市には産廃施設が50ヶ所以上もあり、不法投棄も含めて膨大な量の産廃が持ち込まれ、健全な生活環境が脅かされています。
私たちは、幡中地区のフェロシルトを同市内余床町のクリーン開発処分場へ搬入する撤去計画を認めることはできず、直ちに撤回するよう強く求めます。
(連絡先)「瀬戸市にこれ以上産廃はいらない」会
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● 要望書はこちら
2006年12月26日
愛知県知事 神田 真秋 様
瀬戸市長 増岡 錦也 様
要 望 書
<呼びかけ団体>「瀬戸市にこれ以上産廃はいらない」会
瀬戸市の問題を考える市民ネットワーク
<賛同団体> 上記に同じにつき略
要望事項
瀬戸市幡中地区に不法投棄した産業廃棄物フェロシルトを、同市内余床町の処分場へ搬入するという石原産業のフェロシルト撤去変更計画書を受理しないでください。
私たちは、石原産業により、瀬戸市に不法投棄された放射性物質や六価クロム、フッ素等の有害物質を含む産業廃棄物・フェロシルトの全量完全撤去及び、その際市内・県内でフェロシルトを処分させないよう、愛知県知事及び瀬戸市長が厳正な措置を実行することを求めて署名を添えて要請を続けてまいりました。署名は、総計6,672筆に及びました。
しかし、残念ながら、瀬戸市北丘地区の不法投棄フェロシルトを、同じ瀬戸市内ですぐ近くにある余床町のクリーン開発処分場に搬入するという石原産業の撤去計画を、愛知県と瀬戸市は容認し、既に121,579トンものフェロシルトが、クリーン開発処分場に搬入されてしまいました。
撤去が進んでいない幡中地区デジタルタワー周辺の住民のみなさんが、口々に「現地での封じ込めはダメ。全量を撤去してほしい」とおっしゃる声や、フェロシルトが搬入されている同市余床町の下流の水野地域のみなさんから、放射性物質が大量に持ち込まれることによる水質への影響を心配する切実な声も、署名と共に愛知県、瀬戸市にお伝えしてまいりました。
そんなところに、今度は、瀬戸市幡中地区のフェロシルトを、北丘地区のときと同じクリーン開発処分場に搬入する計画であることが、報道されました(2006年12月20日付け中日新聞)。報道によれば、幡中地区の自治会に、今月14日、石原産業の担当者から、大型ダンプカーにより、月約千トンを、余床町の処分場に搬出する計画であるとの説明があったとのことです。
石原産業により、不正かつ不法に生成、不法投棄された産業廃棄物・フェロシルトが、投棄場所と同じ地域で処理されることは、産廃排出者、不法投棄者のやり得を許すことであり、私たちは、決して認めることはできません。同じ瀬戸市内産廃処分場での処理は単なる付け替えに過ぎず、将来に渡って健全な生活環境に負担を与えるおそれがあります。処理費用を少しでも安くしようとする安直な計画ではないかとの疑念も抱かせます。なぜ、不正、不法な産廃投棄のツケを、不法投棄の被害を受けた瀬戸市民が負わなければならないのか到底納得できません。
既に、瀬戸市には産廃施設が50ヶ所以上もあり、不法投棄も含めて膨大な量の産廃が持ち込まれ、健全な生活環境が脅かされています。
石原産業の上記フェロシルト撤去変更計画書を受理しないよう強く要請いたします。
(連絡先)「瀬戸市にこれ以上産廃はいらない」会
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