毎日、1000件以上のアクセス、4000件以上の閲覧がある情報発信ブログ。花や有機農業・野菜作り、市民運動、行政訴訟など
てらまち・ねっと
上野千鶴子プロデュース
寺町みどり・寺町知正 共著
2014年10月刊 WAVE出版
『最新版 市民派議員に
なるための本』
-あなたが動けば社会が変わる-
↑ クリックで拡大 ↑
◆
注文案内
◆ ★
刊行記念シンポ
★
●
目次の全部の紹介
●
2005年2月ブログ開始
それから 毎日更新
ランキング
人気ブログランキングへ
↑クリックありがとう↑
メール・アドレス変更
2022年1月10日~
(新) ↓
tera-t@ktroad.com
ブログの作成・編集
最新のエントリー
◆ゆずちゃんからのプレゼント「だいすき」
◆のべ10回の緩和放射線治療が終わった。痛みがほとんどなくなった。
◆昨日も今日も名大病院で放射線治療だった。
◆午後は懸案の書類づくりなどの仕事をした。
◆2週連続の放射線治療。土日はお休み。
◆ダブルレインボーは幸運の虹。何か良いことが起きる前兆
◆緩和放射線治療は今日から右頸部。
◆緩和放射線治療5日目(最終日)。大粒のシャインマスカットが届いていた。
◆緩和放射線治療4日目◆司法試験合格おめでとう!
◆緩和放射線治療三日目。吐気止めが処方された。
ブログの作成・編集
最新のコメント
mintdaisuki/
◆のべ10回の緩和放射線治療が終わった。痛みがほとんどなくなった。
●てらまち/
◆訪問診療、在宅医療に/もし家に帰って、ケアする医師やその他の専門家が決まっていないという空白期間中に何か起きたら大変なことに/ともかく当事者になって進めていく段階に一気に来た
さゆりん/
◆訪問診療、在宅医療に/もし家に帰って、ケアする医師やその他の専門家が決まっていないという空白期間中に何か起きたら大変なことに/ともかく当事者になって進めていく段階に一気に来た
●てらまち/
◆ソフトボールほどに育ったメロンの実/ミニトマトやキュウリ、いんげんは食べ始めている。
mintdaisuki/
◆ソフトボールほどに育ったメロンの実/ミニトマトやキュウリ、いんげんは食べ始めている。
●てらまち/
◆昨日の午後に抗がん剤を点滴。そのあとは「左肩から腕に突然襲ってくる激痛」は全く無い。素人考えでは、がん細胞がビックリして縮小し、神経を圧迫しなくなったから/入院4日目
●てらまち/
◆今日は「抗がん剤カバジタキセル」の投与/なんの不快感も、吐き気も、疲労感もありません/入院3日目。
●てらまち/
◆日本緩和医療学会/がんの患者さんの多くは医療用麻薬の使用を恐れている /麻薬中毒のイメージから敬遠され、痛みを我慢して過す方も少なくない
mintdaisuki/
◆昨日の午後に抗がん剤を点滴。そのあとは「左肩から腕に突然襲ってくる激痛」は全く無い。素人考えでは、がん細胞がビックリして縮小し、神経を圧迫しなくなったから/入院4日目
mintdaisuki/
◆今日は「抗がん剤カバジタキセル」の投与/なんの不快感も、吐き気も、疲労感もありません/入院3日目。
ブログの作成・編集
このブログの記事の分類
カテゴリー
●ツイッター
(775)
●行政訴訟や裁判、判決など
(221)
●市民運動などいろいろ
(163)
●インターネットの様々な問題
(88)
●日本と世界の政治や経済から
(98)
●マイナンバー・個人情報・AI社会
(91)
●政権交代
(895)
●カジノ・依存症・クレ・サラ・多重債務
(41)
●政務活動費の不正、ポスター、ビラなどの選挙公営問題
(137)
●行政・役所・議会・議員の現状や改革
(338)
●ふむふむ・テレビの興味深い特集
(33)
●ふるさと納税
(11)
●格差・労働・派遣・ワークシェアリング
(96)
●偽装・捏造・隠蔽はいずれバレる
(209)
●ふむふむ・気になる新聞記事など
(302)
●男女の平等、共同参加、ジェンダー
(126)
●選挙や議会に関した運動
(237)
●全国の知事や市長、議会の選挙
(274)
●山県市での新しい風ニュース、一般質問など
(205)
●官公庁の裏金事件や公務員不祥事
(218)
●高齢者のこと
(4)
●花粉症、アレルギー、睡眠時無呼吸・シーパップ
(9)
●新型コロナ
(120)
●健康・病気・福祉・介護・リハビリ
(103)
「初めて発症した『帯状疱疹』」の記
(9)
●前立腺がん告知2020年2月 腫瘍マーカー2392 骨転移91 ステージ4相当
(142)
●癌ゲノム医療 がん遺伝子パネル検査 BRCA遺伝子変異 分子標的薬 個別化医療
(42)
●放射線。ゾーフィゴ・塩化ラジウム PSMA治療・ルテチウム・アクチニウム
(49)
●がん・激痛緩和には医療麻薬が効く
(4)
●放射線治療。痛み除去、リンパ節や骨への転移
(11)
●災害
(114)
●ごみ問題・プラスチック/フェロシルトの不法投棄・石原産業
(224)
●原発・高レベル放射性廃棄物地層処分問題
(290)
●再生エネ・太陽光発電
(15)
●花、草、木 (他所)
(205)
●花、草、木 (自家)
(404)
●野菜・米・有機農業・自然卵養鶏
(324)
●「ヤマイモ」のパイプ栽培⇒「自然薯」の波板栽培⇒「短形自然薯」の高畝栽培
(91)
●フルーツの自家栽培
(26)
●旅・温泉・宿・おいしいもの
(120)
●薪ストーブライフ
(86)
●暮らしや料理など
(340)
●日本ミツバチとの暮らし
(130)
●いきいきセカンドステージ
(33)
●モグラとの奮闘・捕獲状況
(10)
●ブログの作成方法、PCや I T のこと
(153)
●自治会・町内会、PTA、消防団
(13)
●認定NPO人「高木市民科学基金」助成選考委員
(9)
●市民オンブズ全国大会・2020
(30)
ブログの作成・編集
つながるブログ
Bookmark
★ 寺町畑
有機無農薬栽培の野菜・米・自然卵
★市民運動のHP
岐阜県民ネット
★みどり一期一会
パートナーのブログ
★みどりweb
パートナーの運動
★ P-WAN
市民と政治をつなぐ
★市民オンブズマン 事務局日誌
内田さん
★市民オンブズマン つくばみらい
『老人』のボケ防止だそう
★さちの夢空間
さちこさん
★田舎暮らし・優しい風
田舎人さん
★週末は「イングリッシュガーデン?」
プンさん
★苔玉ごろごろ、だから苔想
るなさん
★今日のメニュー
jugonさん
★おいしい野菜をつくろう
りんごのほっぺさん
★アルママの気まぐれ日記
アルママさん
★たのしく、たのしく
Yoshiさん
★卯月の手鏡
卯月さん
★友々素敵
鈴木至彦さん
ーーーーーーーー
◆自治体政治の現場◆ --------
★北海道芽室町 正村きみこ
「つぶやきをかたちに」
★愛知県日進市 島村きよみ
活動日記
★大阪府吹田市 いけぶち佐知子
「未来にまっすぐ」
★富山県富山市 上野ほたる
「未来にかがやきを!」
★福井県敦賀市 今大地晴美
ちょっとTeaTime
★愛知県愛西市 吉川みつ子
環境子育てまちづくり
★長野県安曇野市 小林じゅん子
いつも市民派! ずっと無党派!
★三重県松阪市 海住恒幸
海住 Report
★愛知県東浦町 神谷明彦
つれづれログ
★愛知県大府市 鷹羽登久子
非正規雇用ワーカーがある日突然政治家に
★愛知県瀬戸市 臼井 淳
市民の立場から政治を変えよう。
★まみのちょっと一言
小川まみさん
★愛知県武豊町 車いす議員
小寺きし子さん
★寺町ともまさHP
地域での活動
★三重県よろずや
よろずやさん
無党派・市民派 自治体議員と市民のネットワーク
略称 「自治ネット」 で流通
★農のいろは塾
はたけ番@緑ネットさん
★東西南北・閑閑話
kankanwaさん
★タカマサのきまぐれ時評
タカマサさん
★ほぼにちブログ
magさん
★西神田ちんぐゎら日誌
★凡人の旅打ち記録!
プロなみ
自己紹介
岐阜県山県市。無党派・市民派として、いろんな市民運動にかかわっています。
〒501-2112
岐阜県山県市
西深瀬208
2009年3月にメールのアドレスを変更
(新) ↓
tera@ccy.ne.jp
Search
このブログ内で
ウェブ全て
ブログの作成・編集
CALENDAR
2010年2月
日
月
火
水
木
金
土
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
前月
翌月
今までの投稿
2022年09月
2022年08月
2022年07月
2022年06月
2022年05月
2022年04月
2022年03月
2022年02月
2022年01月
2021年12月
2021年11月
2021年10月
2021年09月
2021年08月
2021年07月
2021年06月
2021年05月
2021年04月
2021年03月
2021年02月
2021年01月
2020年12月
2020年11月
2020年10月
2020年09月
2020年08月
2020年07月
2020年06月
2020年05月
2020年04月
2020年03月
2020年02月
2020年01月
2019年12月
2019年11月
2019年10月
2019年09月
2019年08月
2019年07月
2019年06月
2019年05月
2019年04月
2019年03月
2019年02月
2019年01月
2018年12月
2018年11月
2018年10月
2018年09月
2018年08月
2018年07月
2018年06月
2018年05月
2018年04月
2018年03月
2018年02月
2018年01月
2017年12月
2017年11月
2017年10月
2017年09月
2017年08月
2017年07月
2017年06月
2017年05月
2017年04月
2017年03月
2017年02月
2017年01月
2016年12月
2016年11月
2016年10月
2016年09月
2016年08月
2016年07月
2016年06月
2016年05月
2016年04月
2016年03月
2016年02月
2016年01月
2015年12月
2015年11月
2015年10月
2015年09月
2015年08月
2015年07月
2015年06月
2015年05月
2015年04月
2015年03月
2015年02月
2015年01月
2014年12月
2014年11月
2014年10月
2014年09月
2014年08月
2014年07月
2014年06月
2014年05月
2014年04月
2014年03月
2014年02月
2014年01月
2013年12月
2013年11月
2013年10月
2013年09月
2013年08月
2013年07月
2013年06月
2013年05月
2013年04月
2013年03月
2013年02月
2013年01月
2012年12月
2012年11月
2012年10月
2012年09月
2012年08月
2012年07月
2012年06月
2012年05月
2012年04月
2012年03月
2012年02月
2012年01月
2011年12月
2011年11月
2011年10月
2011年09月
2011年08月
2011年07月
2011年06月
2011年05月
2011年04月
2011年03月
2011年02月
2011年01月
2010年12月
2010年11月
2010年10月
2010年09月
2010年08月
2010年07月
2010年06月
2010年05月
2010年04月
2010年03月
2010年02月
2010年01月
2009年12月
2009年11月
2009年10月
2009年09月
2009年08月
2009年07月
2009年06月
2009年05月
2009年04月
2009年03月
2009年02月
2009年01月
2008年12月
2008年11月
2008年10月
2008年09月
2008年08月
2008年07月
2008年06月
2008年05月
2008年04月
2008年03月
2008年02月
2008年01月
2007年12月
2007年11月
2007年10月
2007年09月
2007年08月
2007年07月
2007年06月
2007年05月
2007年04月
2007年03月
2007年02月
2007年01月
2006年12月
2006年11月
2006年10月
2006年09月
2006年08月
2006年07月
2006年06月
2006年05月
2006年04月
2006年03月
2006年02月
2006年01月
2005年12月
2005年11月
2005年10月
2005年09月
2005年08月
2005年07月
2005年06月
2005年05月
2005年04月
2005年03月
2005年02月
ブログの作成・編集
URLをメールで送信する
(for PC & MOBILE)
gooおすすめリンク
日経平均株価
NYダウ
おすすめブログ
【集まれ!ラーメンブロガー】あなたのブログを紹介しませんか?
@goo_blog
【お知らせ】
ブログを読むだけ。毎月の訪問日数に応じてポイント進呈
【集まれ!ラーメンブロガー】あなたのブログを紹介しませんか?
訪問者数に応じてdポイント最大1,000pt当たる!
dポイントが当たる!無料『毎日くじ』
◆民主党の「個所付け」伝達の問題 / 自民党時代と同じかそれ以上に巧妙
●政権交代
/
2010-02-10
「箇所付け」というのが話題になっている。
一般の人にはなじみの少ない言葉かもしれないけど、要は
予算を使う事業に関して、どこで、どれくらいの金額で実行するか、その「内訳、明細」。
いろんな事業の総まとめが全部の予算として提案され、国会で予算が通る、そのことで予算が決定する。
そのとき、個別・具体的な内訳の想定・予定なしには予算の総額は決まらない。
そういう関係にある。
市町の議会では、当然、個別の内訳も議論する。それなしには全体が見えないから。
ところが、国会は、個別のデータは示さず、議論しないようだ。
「国会(の会期中)に出せ」と野党が要求しているとおり。
その個別の具体的な場所と額を、民主党が党利党略で、一部の関係者に公式というしかない「非公式」な流れで伝えた問題。
自民党時代は、もっと非公式に、内々に伝わっていたという。
野党にはその情報は漏らされなかった。
政権交代し、立場が逆転して、しかも民主党が全国一斉にやったので、自民党の反発も強い。
同じ穴のムジナの少し「たち」の悪いだけ・・・
あるいは、改革を言っていた民主党も、その立場に就くと「ある種の利得に使う」そこは同じではないか。
いや、むしろ、功名かつ開き直っているとの印象。
ということで、「箇所付け」を宣伝していた代議士のそのデータから、イメージをつかもう。
●自民党時代の久間代議士の例、
● おなじく、福井県の代議士の例、
自治体は、・・・高知県の例、
もっともわかりやすい出色の記事は、産経新聞の2月7日の記事だったので、消えないうちに記録したい。
人気ブログランキング→→
←←ワン・クリック10点
9位あたり
長崎県第二選挙区支部内の箇所付け予算書
拝啓
時下、ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
皆様には平素格別のご高配を頂き厚く御礼申し上げます。
かねてより御要望の平成18年度予算が内示されましたのでお送りいたします。
今後とも、地域発展を念頭におき予算獲得には全力を傾けてまいります。
よろしくご支援の程、お願い申し上げます。
平成18年3月吉日
〒100-8982 東京都千代田区永田町2-1-2第二衆議院会館708号室
自民党総務会長 久間章生
福井二区選出の衆議院議員 山本拓 のホームページ"
平成20年度箇所付け予算――福井県2区内
投稿日: 2008/10/17(金) カテゴリー: 福井県活性化の為に
今年度補正予算が10月16日、原案通り成立しました。
まずは、福井県の2区内に関する箇所付け予算(国土交通省、林野庁関係)の状況、および補正予算の概要について、ここにご報告申し上げます。
補正予算のすみやかな執行を図ると同時に、地方の実態経済に対応し今後も必要な対策を講じて参る所存です。
平成20年度箇所付け予算
国土交通省関係
<道路>・・・・・
高知県 / 平成21年度公共工事箇所付け一覧を公表します。
● 2月6日(土) 県内でも分かれる受け止め
信濃毎日 2010.2.6
民主党が、2010年度予算案の道路事業などの個別予算額(個所付け)を、予算成立前に党の都道府県連を通じて地元自治体などに伝えた手法が波紋を呼んでいる。
県内でも同党の衆院議員らが、首長らにいち早く予算額の見込みを「内示」。参院選もにらみ、与党の力を組織的にアピールする狙いといえるが、党内からは「政権党のおごりと思われかねない」と危ぶむ声も出ている。
党本部が都道府県連幹部を集め、「個所付け」情報を伝えたのは1月29日。
県連関係者によると、県内分は道路関連が19カ所、河川関連が18カ所、公園が1カ所で、金額には一定の幅があった。党本部側は「政治主導」として、国交省の地方整備局に伝わる前に、関係首長らに情報を伝達するよう促したという。早いところはその日のうちに、議員らから首長や市町村担当者に伝えられた。
飯田市の牧野光朗市長は今月1日に記者会見し、同党の加藤学氏(衆院5区)から連絡を受けたとして、国直轄の三遠南信道の事業費配分を説明。概算要求を上回る配分があったことを歓迎し、伝達方法については「必要な予算を付けてくれるなら、やり方は政権が決めること」との受け止めを示した。
岡谷市には、国交省が概算要求段階で事業の凍結を検討した国道20号下諏訪岡谷バイパス(岡谷市-諏訪郡下諏訪町)に「1億円程度」を配分するとの連絡が党側からあった。今井竜五市長は、自民党政権下でも国交省の内示より前に自民党の議員から連絡を受けていた-として、「抵抗は別にない」とする。
一方、国営アルプスあづみの公園関連の予算配分を聞いた安曇野市の宮沢宗弘市長は、「その昔、地元の自民党議員が、予算成立前に後援会ニュースに個所付けを詳しく載せていて、食い入るように見たのを思い出した」としつつ、「筋論からすれば、国会軽視になるかもしれない」と違和感も口にした。
民主党本部が主導した今回の手法について、県連関係者の受け止めも分かれる。ある国会議員は「官僚ではなく政治家が地元の意向を酌んで予算を決める。官僚に先駆けて予算額の見通しを伝えるのはおかしくない」と強調する。
一方、別の議員は「予算審議前に、これ見よがしに個所付けを示すのは政権のおごりととらえられかねない」。自身も個所付けを自治体に伝えた一方で、党本部側には手法を見直すよう求めたという。
●公共工事:「個所付け」資料提出拒否 片山善博・慶応大教授の話
毎日新聞 2010年2月6日
◇姑息で低レベル--行政刷新会議議員で前鳥取県知事の片山善博慶応大教授の話
政府の対応は姑息(こそく)で情けないほど低レベルだ。
自民党の方がまだコソコソと節度を持ってやっていた。情報公開は万人に平等でなければならず、お気に入りの人だけに提供し、他の人に提供しないのは公開の精神にまったく反する。堂々と国会に出して個所付けの理由を答弁したらいい。国会に出せない資料を人に渡したなら秘密漏えいだ。
「こんなレベルの低いインサイダー政治をやめよう」というための政権交代だったのではないのか。「刷新」するはずが余計悪くなっている。前原誠司国土交通相の公開拒否の理由も詭弁(きべん)だ。新政権だから錯誤も間違いもあるが、それは直せばいい。強弁を張ってはいけない。
●今度のブーメランは「箇所付け」 民主と公共事業と選挙戦略
j-cast 2010/2/ 9 12:50
・・・・
既に出回っている「個所付け」表では、夏の参院選で民主党の苦戦が予想される地区に手厚く配分してあるという。
三反園訓(テレ朝コメンテーター)は「あまりに露骨で、やり過ぎと言う民主党議員もいる」と話す。
「なぜ選挙のために?」
番組コメンテーターの若一光司(作家)は、10年ほど前、鳩山由紀夫代表時代の民主党が、(個所付けは)省庁で決めるのではなく、国会の場で議論してコントロールすべきだと主張していたとし、「それがこういう状態になっている。このギャップは何なのか」と怒る。
ゲストの荻原博子(経済ジャーナリスト)も「私たちが民主党を選んだのは、集めた税金をムダに使わない、弱者の底上げをするという理念に共鳴したから。なぜ選挙のために使われるのか、怒りを覚える」と述べる。
文 アレマ | 似顔絵 池田マコト
●【政治部デスクの斜め書き】馬淵氏はどんな悪いことをしたのか (1/4ページ)
サンケイ 2010.2.7 18:00
前原誠司国交相 「本当は何が悪いのか」。それが分からなくなるニュースが時々ある。
公共事業の「個所付け」リストの流出事件は、その一つだ。
「流出事件」と書いた。それは、皆が「出てはいけないものが出た」と言っているからだが、そもそも「流出」が問題かどうかも疑問がある。
◇
主人公は、国土交通省の馬淵澄夫副大臣(民主党)だ。
事件のもう一つの主役は、
公共事業を、どこの自治体の、どの道路で実施するかというのを決める、「個所付け」といわれる行政行為だ。新聞では「個所付け」と表記するが、普通は「箇所付け」と書く。正式文書では「実施計画」と呼ばれる文書だ。
この文書は、通常なら、新年度予算が成立した4月に決定される。
だが、それが、来年度予算の審議は始まったばかりのこの時期に、政府(国土交通省)から民主党に提示され、そして、それが民主党の各地方県連にわたり、そして、外部に、一部では自治体側に流出した、
というので自民党などが騒ぎ、官邸以下、鳩山政権の首脳たちが一斉に謝罪する騒動になった。
自民党議員の秘書が、その行政行為の持つ意味を説明してくれる。
「一秒でも早く、箇所付けの紙、いや紙がなければ、付いたか付かなかったかを知らないといけない」
公共工事は大枠で○億円と書いてあり、その分の予算が確保されているが、それが事業計画に落ちてきて、具体的に○○道路○億円と書かれると、地元の道路工事が実施されるという仕組みだ。
予算が成立した後、各省庁では、総額の中から事業ごとに優先順位を付けていく。
うちの道路に予算は付いたのか? 地元自治体は、その情報に血眼になるので、議員たちは省庁からその情報を仕入れて、「情報があります」と電話で自治体にささやく。すると「先生は頼りになる」となる。
この情報をほしがっていたのは、自治体だけではない。切実なのは、ゼネコンなど建設業者だ。事業が決まれば、見積もりだって早く作れるし、入札準備や根回しも、場合によっては「話し合い」の準備すらできる。
だから、議員秘書は、何かが決まれば、関係するゼネコンの担当者にも電話で教えた。
大物国会議員なら、逆に省庁幹部が直接電話した。「先生、地元のあれ、付けておきました」。
しばらくすると、その役人が退職して選挙に立候補したりした。「○○君、何とか、あれ付けてよ」と、地元関係者を前に役所の局長に、これみよがしに電話する大物議員もいた。
自治体だって、黙ってみていたわけではなかった。何度も通っているうちに、課長や課長補佐クラスが「まだ言わないでくださいね、予算付きましたから」と答えてくれることもあった。
自治体の首長の中には、局長級に知り合いがいると、内々に「大丈夫ですよ」とお墨付きをもらった人もいた。
予算がとれるかどうか分からず、自身の自治体の予算が作れないと、あたふたする市役所の部下を「まあ、落ち着いて」などとやっていた。
当時の野党はほとんど情報がとれなかった。自民党でも力のない議員には役人もサービスしない。政府に刃向かうと、予算は付かなかったし、教えてもらうこともなかったという典型だ。
まさに「箇所付け情報」は、政権与党の力の源泉だった。
◇
従来の仕組みは、あるフィクションを前提にしていた。「4月に予算案が成立するまでは、箇所付けは存在しない」というフィクションだ。
実際、予算は個別事業が積み上げられているので、公共工事予算は漠然と数字だけがあるわけはなく、具体的な事業が書類の中で積み上げられている。「この予算額なら、ここまで工事できそう」という具体名も出ている。
前出の課長補佐は電話で言った。「でもこれが事前に漏れたら、予算付かなくなりますからね」。前出の首長も「4月まで新聞には書いちゃだめ」と言った。大物国会議員の秘書も「あの予算は付いたでしょう。でも、正式決定は春だから」と言っていた。
まあ、大体分かっているでしょうけど、そこはそこ、大人なんだから、知らない振りして、わくわくしながら、箇所付けを待って、箇所付けが出そうになったら、その紙をちょっとでも早く届けてね。まあ、一応確認したいじゃないですか。
もちろん、土壇場で削られたり、誰かの横やりで予算を持っていかれて、「来年は必ず」とか「補正で盛り込むから」などのやりとりをしていたこともあった。
全体が決まるのはやはり4月。だから、確かに最終確定という意味では、4月まで流動的な面があり、それまで箇所付けは存在しない。
だが、大体は決まっていたものだ。有力者はだいたい知りたいものは知っていた。
馬淵副大臣の今回の流出はいただけないが、自民党の「財政法違反」という攻撃も鼻白む思いがするのはそのためだ。馬淵氏の上司である前原誠司国土交通相が「外に出たのは想定外であり、極めて遺憾だ」と言ったのは、正直な感想だとも思う。外に出たらダメなのだ。
これまでは、個別案件が漏れたら、その予算は罰として召し上げという強制力があったらしい。それぞれ、事前には秘密を守ってきたものだが、少し大きな事業は、予算編成段階で「ゴーサイン」が出ていたし、中くらいの事業は、予算編成の中で、省庁から「○○プラン」などといって発表されたりもしてきた。モデル事業だって、「多分おたくにやってもらいます」と担当省庁から自治体に電話があった。
◇
ということは、この問題はやはり「流出事件」となるのか。
自身のブログに「これはフライングだ」と書いた他党の国会議員もいたが、公表してはいけないものを、間違えて早く外に出してしまった罪を馬淵氏が犯してしまったということなのだろうか。
私はそうは思わない。私は馬淵氏の罪は、フライングにはないと思う。むしろ、このことが表沙汰(さた)になった後の鳩山政権の処理の仕方にある。
鳩山由紀夫首相は、かなり以前から、こんな主張をしていた。
「箇所付けを国会で決定する公共事業コントロール法案を何度も国会に出してきた。個々の事業に対して、必要なものかどうか、地元住民のためになるかどうかなど、国会議員の責任によって議論し、決定していくことができるのです」
鳩山氏は、公共事業は「中央官庁が主導して、必要のないものを次々を実施している」と主張。箇所付けを国会で議論しようと言っていた。
実は政権交代後にも、馬淵副大臣は、地方自治体の首長との会合(10月)で、こうした「イズム」を説明していた。
「前政権では、3月末の予算成立と同時に事業評価が発表され、箇所付けが決定され、事業実施計画が認められ、執行決済が同日に行われていた状況でした。この状況がおかしいと判断した民主党は、国会で、しっかりと箇所付けについても議論していく仕組みにしていきます」
「(平成21)年内に、箇所付けを決定し、国会で議論していくことになるでしょう」
「(地元選出)議員にもできるだけ早い段階でお伝えできるようやっていきます」
そう言っていた。
◇
民主党は箇所付けそのものの見直しを掲げて、「箇所付け第1案」を早急に作り、地方と国会に提示して、議論させ、国主導で膨らんできた公共事業を削減しようとしてきたはずなのだ。
ならば、馬淵副大臣が地方に配布したのは「予定通りです。これは現在の途中経過です。これから、この是非を国会で議論してください」と説明して終わりにしてはいけなかったのか。
地方に出すと同時に、国会議員に配布してしまえばよかったのではないか。
なぜ、馬淵氏は先に民主党県連に紙をまいたのか。
前原国交相は「外に出ることは想定外」などと言わずに、「さあ、これで、この事業が本当に必要かどうか、地方で国会で議論してください」と言えなかったのだろうか。
平野博文官房長官は、なぜこれほどまでに低姿勢で謝ってしまったのだろうか。馬淵氏がすべて悪かったのだろうか。
◇
ここからは邪推である。
昨年秋までは、民主党は本当に公共事業改革を国会などの「平場」で、議論しようとしてきた。馬淵氏の10月の発言もそれを裏付けている。
だが12月。「地方の要求を聞け」「それも党本部を窓口にして聞け」という最高幹部の号令が出た。
そして、箇所付けは、平場で議論するものではなく、自民党政権と同じように、非公式にまとめる素材に戻ってしまった。
そして、当然、最高幹部の意向を忖度(そんたく)すれば、作り上げた箇所付けの原案は、まず党側に示すべきものとなった。
そう考えた馬淵氏は、それを党に渡した。
最高幹部の意向をさらに忖度した党側の責任者も、当然のように、地方県連に資料を配布した。そしてその資料は漏れた…。
今回の事件の真実はこの当たりにあるのではないか。
だとすれば、これはフライング事件でも、流出事件でもない。
民主党が掲げてきた公共事業の見直し作業が、ある最高幹部の号令で、骨抜きになり、すっかり自民党時代の遺物に戻ってしまい、それが変な形で表に出たという「事件」なのではないか。
馬淵氏が世間にさらしたのは、民主党の公共事業改革が変質する「1シーン」だったようだ。(金子聡)
コメント (
0
)
|
Trackback ( )