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てらまち・ねっと



 参議院選挙は、今日が最後の運動の日。
 しかし、あまりみんなの興味を呼ばないらしい。
 位置づけとして「選挙結果が政権交代にはつながらない参院選」ということからすれば仕方ないかもしれない。

 しかも、相撲の賭博問題やサッカーのワールドカップが連日報道される中で、目先が変わる。
 加えて、消費税増税の提起で「菅新首相」への人気も、どれだけ議席が獲得できるかへの今日も大幅減。

 そんな意外な流れとなって、大転換のあまり期待できない今回の選挙の総括の報道を記録しておこう。
 「党首 ○キロ 走る」というような報道も出ていることだし。

 こちらは、今日は、午後、愛知県の刈谷市で会議があるので、午前中に岐阜市内で用事を済ませて、JRで刈谷へ向かう。

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●参院選:11日投開票 W杯や角界賭博で関心薄く
       毎日新聞 2010年7月9日 
 参院選の投開票日が11日に迫り、投票率にも注目が集まる。今回は、サッカー・ワールドカップ(W杯)や野球賭博問題で角界が大揺れとなった時期と重なり、メディアでもこの二つが大きく取り上げられ、参院選に関する放送時間は短くなった。国政選挙のたびに利用者が増えてきた期日前投票も伸び悩んでおり、前回07年の参院選(58.64%)を下回る可能性を指摘する専門家もいる。

 総務省によると、公示後10日間の期日前投票者数は、前回に比べ約2%増の約408万人。最初の3日間は前回比約15%増だったが、その勢いはなくなっており、関東では栃木県を除く全都県で前回を下回っている。総務省の担当者は「04年の制度導入以降、国政選挙ごとに利用者が増えてきたのに」と気をもむ。

 選挙プランナーの三浦博史さんは「タレント候補や有名議員を除いては、街頭演説の人出は低調な傾向」と指摘。原因を「民主、自民両党が消費税増税をうたって争点がはっきりせず、W杯や大相撲問題に押されて報道も少ない」と分析する。

 若者の投票率向上を呼びかける学生団体「ivote(アイ・ヴォート)」の副代表、武内謙さん(22)も「学生は選挙よりW杯」と話す。就職状況の厳しさもあって政治への関心は低くないが、「昨年の衆院選に比べると反応が鈍い」という。

 投票率はどうなるのか。三浦さんは「前回並みか、下がる可能性もある」と予想。一方、松本正生・埼玉大教授(政治意識論)は「最近は『みんなが参加するイベントには加わっておきたい』という多数派志向があり、投票率は前回並みか、多少上がるのではないか」と見ている。

 当日の天候も投票率の動向を左右するとみられる。一般的に投票率が高くなる天候は、終日曇りや午前中に雨が降って外出を控えた後に雨が上がるパターンと言われる。気象庁は11日の天気について、北日本では曇りや晴れ、東日本から西日本では曇りや雨の地域が多いと予想している。【福永方人】

 ◇テレビ放送時間も少ない傾向
 参院選の報道が少ないことは、テレビの放送時間の調査結果にも表れている。

 テレビ番組調査会社「エム・データ」(東京都港区)によると、参院選公示日(6月24日)から今月8日までの15日間にNHKと在京の民放5局の番組(いずれも地上波)で取り上げられたテーマごとの時間は、サッカー・ワールドカップ(W杯)=166時間29分▽参院選=73時間5分▽大相撲の野球賭博問題=73時間5分。

 W杯の日本対デンマーク戦(6月25日)、日本対パラグアイ戦(同29~30日)の前後や、大相撲の名古屋場所開催決定(同28日)、番付発表(7月5日)などの日は、参院選の放送時間が短くなった。

 昨年の衆院選の公示日から投開票日3日前(10日間)は86時間48分で、選挙結果が政権交代にはつながらない参院選ということもあってか、放送時間が短い状況が続いている。【福永方人】

●トップは谷垣氏、首相は3位=9党首で地球3周分-遊説距離・参院選
        時事 2010/07/10-05:47
 参院選は10日、選挙戦最終日を迎えた。6月24日の公示から17日間、主要9党の党首は全国各地を飛び回った。9党首の移動距離の合計は、10日夜の「最後のお願い」も含めると約12万8200キロに達し、地球3周分に相当する。トップは自民党の谷垣禎一総裁で約1万8900キロ。菅直人首相は1万6200キロで3番目だった。 

 首相は選挙期間中、22都府県を駆け抜けた。先月24日夜から同28日まで、カナダでの主要国首脳会議(サミット)出席のため日本を離れたが、遊説を再開した同30日には、ヘリコプターやチャーター機を乗り継ぎ、青森、秋田、山形の東北3県で支持を訴えた。自民党と接戦を繰り広げる「1人区」を重点的に回り、特に青森、山形、福井、熊本4県には2度足を運んだ。10日夜は激戦区の千葉で遊説を締めくくる予定だ。

 谷垣氏は30都道府県を移動。最重点区に位置付ける山梨で遊説をスタートさせ、29ある「1人区」のうち18選挙区を訪れた。1人区での勝利が与党を過半数割れに追い込む近道との判断からだ。

 谷垣氏に次ぐ2位は、社民党の福島瑞穂党首の1万6900キロ。沖縄には2度入るなど、16都道府県を走り回った。

 公明党の山口那津男代表は公認候補を擁立した東京、埼玉、大阪を重点的に遊説。国民新党の亀井静香代表は、比例票の掘り起こしを狙い、都市部を中心に駆け回った。共産党の志位和夫委員長や、みんなの党の渡辺喜美代表、新党改革の舛添要一代表、たちあがれ日本の平沼赳夫代表も全国各地でマイクを握った。

●9党首合わせ地球2周半 参院選遊説の移動距離
        2010/07/10 06:14 【共同通信】
 6月24日の参院選公示以降、与野党の各党首は全国各地を遊説し熱弁を振るった。10日までの17日間に9党首が移動した距離を、各党の公表資料などを基に集計すると、10日午後に予定している分を含めて計10万8千キロ余り。地球を2周半(1周約4万キロ)回った計算になる。

 菅直人首相(民主党代表)はヘリコプターやプライベートジェット機も駆使し、東北から九州まで22都府県を訪れ、移動距離は1万2千キロ。公示翌日から4日間、カナダ訪問で日本を離れていたことや、北海道と沖縄に入らなかったこともあり、都道府県数、距離とも自民党の谷垣禎一総裁らに及ばなかった。

 谷垣氏は北海道から鹿児島まで30都道府県、1万5900キロを回った。一つの県で5会場を回るなど、きめ細かい遊説を展開し、接戦が続く埼玉や千葉などは2度訪問した。都道府県数は9党首中トップ、距離は社民党の福島瑞穂党首に次ぐ2位だった。

 福島氏の移動距離は1万6900キロ。節目の公示日と選挙戦最終日を含む3度にわたる沖縄訪問で移動距離が伸びた。米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題で、県内移設の政府方針に反対し鳩山由紀夫前首相に罷免された経緯から、沖縄での大量得票を期待しているとみられる。

 公明党の山口那津男代表は公認候補を擁立した東京、埼玉、大阪の3選挙区を中心に14都道府県を回り、移動距離は9500キロ。首都圏を中心に小まめに遊説した共産党の志位和夫委員長は1万900キロ。国民新党の亀井静香代表は1万2700キロで、9党首の中で最高齢の73歳ながら距離で3位に付けた。

 参院選に初挑戦した3新党の中で最多の44人の公認候補を擁立したみんなの党の渡辺喜美代表は、有力候補がいる東海道沿線の選挙区を重点的にてこ入れし1万600キロ。たちあがれ日本の平沼赳夫代表は北海道、東北、四国などに足を伸ばし、移動距離は1万1500キロに及んだ。

●与野党党首、最後の訴え 各地で議席上積み目指す
        2010/07/10 05:59 【共同通信】
 参院選の選挙戦最終日の10日、民主党代表の菅直人首相ら与野党の党首は、接戦を展開する全国の重点区でそれぞれ議席上積みを目指し、11日の投票日に向け、最後の訴えを繰り広げる。

 昨年の政権交代後、初の審判を受ける菅首相は福井、東京、神奈川、千葉の1都3県を駆け巡り、目標の与党過半数確保へラストスパートをかける。対する自民党の谷垣禎一総裁は与党を過半数割れに追い込もうと、激戦の山梨、埼玉両県や東京都で政権批判を展開。

 このほか公明党、共産党、国民新党、新党改革、社民党、たちあがれ日本、みんなの党の主要与野党幹部が全国各地に散り、10日夜まで有権者にそれぞれの主張を訴える。

●風はどこへ:’10参院選 どうなる投票率 期日前、公示後10日間は低調
 ◇ W杯・賭博問題に押され…

        毎日新聞 2010年7月10日 
 参院選の投開票日が11日に迫り、投票率にも注目が集まる。今回は、サッカー・ワールドカップ(W杯)や野球賭博問題で角界が大揺れとなった時期と重なり、メディアでもこの二つが大きく取り上げられ、参院選に関する放送時間は短くなった。国政選挙のたびに利用者が増えてきた期日前投票も伸び悩んでおり、前回07年の参院選(58・64%)を下回る可能性を指摘する専門家もいる。【福永方人】

 総務省によると、公示後10日間の期日前投票者数は、前回に比べ約2%増の約408万人。最初の3日間は前回比約15%増だったが、その勢いはなくなっており、関東では栃木県を除く全都県で前回を下回っている。総務省の担当者は「04年の制度導入以降、国政選挙ごとに利用者が増えてきたのに」と気をもむ。

 選挙プランナーの三浦博史さんは「タレント候補や有名議員を除いては、街頭演説の人出は低調な傾向」と指摘。原因を「民主、自民両党が消費税増税をうたって争点がはっきりせず、W杯や大相撲問題に押されて報道も少ない」と分析する。

 若者の投票率向上を呼びかける学生団体「ivote(アイ・ヴォート)」の副代表、武内謙さん(22)も「学生は選挙よりW杯」と話す。就職状況の厳しさもあって政治への関心は低くないが、「昨年の衆院選に比べると反応が鈍い」という。

 投票率はどうなるのか。三浦さんは「前回並みか、下がる可能性もある」と予想。一方、松本正生・埼玉大教授(政治意識論)は「最近は『みんなが参加するイベントには加わっておきたい』という多数派志向があり、投票率は前回並みか、多少上がるのではないか」と見ている。

 当日の天候も投票率の動向を左右するとみられる。一般的に投票率が高くなる天候は、終日曇りや午前中に雨が降って外出を控えた後に雨が上がるパターンと言われる。気象庁は11日の天気について、北日本では曇りや晴れ、東日本から西日本では曇りや雨の地域が多いと予想している。

 ◇TV放送時間も短め
 参院選の報道が少ないことは、テレビの放送時間の調査結果にも表れている。
 テレビ番組調査会社「エム・データ」(東京都港区)によると、参院選公示日(6月24日)から今月8日までの15日間にNHKと在京の民放5局の番組(いずれも地上波)で取り上げられたテーマごとの時間は、サッカーW杯=166時間29分▽参院選=73時間5分▽大相撲の野球賭博問題=73時間5分。

 W杯の日本対デンマーク戦(6月25日)、日本対パラグアイ戦(同29~30日)の前後や、大相撲の名古屋場所開催決定(同28日)、番付発表(7月5日)などの日は、参院選の放送時間が短くなった。

 昨年の衆院選の公示日から投開票日3日前(10日間)は86時間48分で、選挙結果が政権交代にはつながらない参院選ということもあってか、放送時間が短い状況が続いている。

●選挙:参院選 あす投票、過半数かけ激突 消費税、首相影響認める
  毎日新聞 2010年7月10日 
 <追跡>
 第22回参院選は11日投開票され、昨年9月に発足した民主党政権が初めて国民の審判を受ける。国民新党などとの連立与党で過半数を維持できる56議席に達するかが焦点。民主党にとっては毎日新聞が7、8日実施した全国世論調査で内閣支持率が43%に急落する厳しい情勢で、過半数割れを見越した与野党間で「連立組み替え」の駆け引きも始まる中、選挙戦最終日の10日を迎えた。(2、5面、社会面に関連記事、10面に候補者一覧)

 菅直人首相は9日、山形県天童市で記者団に「私が消費税に触れたことが、すぐに引き上げるのではないかという心配につながったのかもしれない」と語り、自らの発言が選挙情勢に影響を与えていることを認めた。街頭では「次の衆院選までは消費税は1円たりとも上げないと言ったつもりだった。残念ながら伝わりきらなかった」と演説するなど、消費税問題の釈明に追われる形になっている。

 参院の定数は242で、3年ごとに半数の121議席が改選される。全国に12ある改選数2の選挙区(2人区)は民主、自民が1議席ずつ分け合う「すみ分け」傾向が今回も続く情勢で、主戦場は29ある1人区。沖縄を除く28選挙区で民主、自民両党の公認・推薦候補が激突する。

 消費税発言への反発は都市部より地方で強まっており、山形など1人区の民主党候補は影響に神経をとがらせる。菅首相は同日、青森にも入り、八戸市で「政権交代を10カ月で逆戻りさせるのか、もっと前に進めるのか」と訴えた。選挙戦終盤は「安定か、混乱か」の選択を呼びかける演説が目立っている。

 連立与党の非改選議席は66。今回、菅首相は改選議席の54以上を目標に掲げるが、1人区で自民党に負け越すようだと、その達成も難しい。国民新党は1議席の獲得も微妙な情勢。民主党内では小沢一郎前幹事長らが首相の消費税発言を公然と批判しており、目標を割り込めば首相や党執行部の責任論が出ることも予想される。

 民主党の枝野幸男幹事長は9日、高知市で記者団に「憲法では首相を選ぶのは衆院。300を超える方に指名をいただいた基本は変わらない」と述べ、参院選の結果にかかわらず首相は続投すべきだとの考えを強調した。

 自民党の谷垣禎一総裁は9日、千葉市で記者団に「ちょっと油断すると一遍に押し返されてしまう」と述べ、党内の緩みを警戒。街頭演説では「菅さんは自民党との差をなくして争点をつぶすために消費税を提起した。こういう手練手管の姿勢では日本をリードする政治は生まれない」と民主党批判を強めた。

 公明党や新党改革、たちあがれ日本も消費税引き上げは否定していないが、みんなの党や共産、社民両党に加え与党の国民新党も消費増税反対を訴え、民主党批判票の取り込みを図っている。【野原大輔、山田夢留】

●【参院選】あす投開票 過半数割れでも首相続投 枝野氏らの進退焦点に
          産経 2010.7.10 00:44
 昨年9月の政権交代後初の国政選挙となる第22回参院選は11日に投票が行われ、即日開票される。連立政権の実績が問われるが、菅直人首相の消費税率引き上げ発言を受け、内閣支持率は下落傾向にあり、首相が勝敗ラインに掲げた民主党「54議席以上」獲得は困難となり、与党過半数割れの公算が大きくなった。民主党の枝野幸男幹事長は、参院選の行方にかかわらず首相の続投を明言したが、枝野氏をはじめ党執行部の責任問題が浮上することは間違いない。

 「憲法では首相を選ぶのは衆院となっている。衆院で300人を超える方に首相指名をしていただいた。その基本は変わらない」
 枝野氏は9日、遊説先の高知市で記者団に対し、参院で与党過半数割れとなっても首相が続投するとの考えを表明した。

 首相は参院選公示日の6月24日、「すぐあきらめてしまう考えはまったくない」と述べ、目標議席を獲得できなくても続投する意向を表明。9日には遊説先の山形県天童市で記者団に「責任ある政治を継続すること以上は考えていない。まさに人事を尽くしきる」と述べた。

 その上で首相は「私が消費税に触れたことがすぐに(税率を)引き上げるのではないかとの心配につながったかもしれない」と述べ、自らの消費税をめぐる発言が参院選に影響したとの認識を示した。

 仙谷由人官房長官は9日の記者会見で「予測記事についてあれこれ言うよりも安定した政権を作るために国民に信頼を与えていただきたい」と述べた。

 しかし、与党過半数割れで衆参ねじれとなれば、国会運営が困難になることから、党執行部の責任論が浮上するのは必至となる。
 民主党関係者によると、枝野氏は民主党が50議席を割り込む事態を想定し、「大きく負けたら(幹事長を)辞めないといけなくなるかもしれない」と周囲に漏らしたという。選挙実務を担う幹事長らが投開票直後に辞任することで首相の責任論を回避することも検討しているとみられる。

 一方、みんなの党の渡辺喜美代表は9日夕、都内ので街頭演説で「3年前に自民党政権が参院選でボロ負けした時に民主党は『参院だって選挙で負けたら首相は退陣しろ』と言った。選挙で負けたら首相が責任取って辞めるのは当たり前じゃないか」と述べた。
     
◇ 参院選には改選121議席(選挙区73議席、比例代表48席)に対し、計437人(選挙区251人、比例代表186人)が立候補、平成19年の前回参院選(377人)を大きく上回る。
 終盤情勢では12ある2人区で自民、民主が議席を分け合い、29の1人区でも拮抗。都市部などでみんなの党が支持を伸ばしている。

●参院選結果関係なく首相続投 枝野氏、過半数割れでも
       2010/07/09 13:31 【共同通信】
 民主党の枝野幸男幹事長は9日、与党の過半数維持が厳しくなっている参院選(11日投開票)の結果にかかわらず、菅直人首相が続投するとの認識を明らかにした。

 遊説先の高知市で記者団が参院選敗北時の首相の責任について質問したのに対し「日本の憲法では首相を(最終的に)選ぶのは衆院となっている。衆院で300人を超える方に首相指名をしていただいている。その基本は変わらない」と述べた。首相らが目標とする民主党の改選54議席以上の獲得や与党で過半数が確保できなかった場合でも、憲法に基づき衆院での首相指名が優先されるとの考えを示したものだ。

 首相自身は参院選が公示された6月24日、54議席以上を獲得できなくても「すぐ(政権を)あきらめてしまう考えはまったくない」と、辞任しない考えを表明している。

 ただ、与党が過半数割れに追い込まれれば国会運営が困難になることから、民主党内で責任論が浮上する可能性も指摘されている。
 これに関連し仙谷由人官房長官は9日の記者会見で、「54議席」の勝敗ラインについて「変わっていない」と表明。到達しなかった場合の責任については「ここからが踏ん張り所と言うしかない」と強調。

●参院選で走る、新小沢ガールズ 後ろ盾失い戸惑いも
        東京 2010年6月28日
 民主党の小沢一郎前幹事長の肝いりで擁立された新人女性候補たち。参院選直前の幹事長辞任で後ろ盾を失い戸惑いを隠せない関係者もいる一方、直々に指南を受けた「小沢流」選挙活動で走り回る候補も。昨年の衆院選に続き、参院にも「小沢ガールズ」が誕生するのか。

 「パンツとズック靴だぞ」。青森選挙区(改選数1)の新人波多野里奈氏(37)は公示日の24日、小沢氏の指導に従い、白のジャケットにパンツ、スニーカー姿でJR青森駅前に立ち「青森県が元気になるよう頑張る。若さと実行力を信じてください」と第一声を上げた。

 引退する田名部匡省元農相(75)の後継に名乗りを上げた県議4人を押しのけて擁立された。「新小沢ガールズ」と言われることに、本人は「あまり意識していない」。

 25日には小沢氏が青森入り。農村部を回り、最大の支持団体である連合青森を急きょ訪問。わずか数分間の滞在だったが「お互いに頑張りましょう」とハッパを掛けた。(共同)

●選管委員長の自宅にデカデカ、「民主」ポスター
       2010年7月9日12時59分 読売新聞
 札幌市選挙管理委員会の富田新一委員長(70)(札幌市南区)の自宅敷地に、参院選で民主党への投票を呼びかけるポスターが張られ、市民から市選管事務局に苦情が寄せられたことが8日、わかった。

 公職選挙法に抵触しないが、富田委員長は同日、「妻がやったことだが、誤解を招く行為だった」として妻に事情を説明。妻がポスターを撤去した。

 富田委員長は元民主党市議で、自宅敷地には参院選の公示前から「民主党広報板」が設置され、「選挙の公平性を疑う」との苦情が数件あったという。公示後には菅首相の写真と「投票は民主党」と書かれた2枚のポスターが張られ、どちらにも「比例区は民主党」と記載されていた。

 政治や選挙に関して公正さが求められる選管委員は、公職選挙法で選挙運動が禁止されている。市選管事務局によると、今回のポスターは民主党が政治活動用として総務省に届け出たもので、自宅に張っただけでは選挙運動にはあたらないという。

 とはいえ、市選管事務局では「法的に問題がなくても、市民に誤解を与える行為は慎んでほしい」と、複数回にわたって富田委員長に見直しを申し入れていた。

 富田委員長は8日、読売新聞の取材に、「民主党にポスターの掲示を承諾したのは妻で、自分は中立な立場で関係ない」と述べた。
 富田委員長は1999年5月まで市議を連続5期20年務め、副議長も歴任。同市選管委員は委員長を含め、代々、市議OBから選ばれている。

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