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てらまち・ねっと



 隣国の韓国で、大停電が起きた。
 2日前のこと。
 日本には直接の影響がないので実感がないかもしれない。

 ともかく、突然、電気が止まり、約4時間復旧しなかったという。
 「計画停電」でなく、なんの「予告」もない突然の停電。

 ”IT産業”もしかりで、突然の停電の影響は計り知れなかったらしい。
 個人としても、データが消えた・・瞬間の恐怖はわかる。
 それが、社会全体としての現象だから、いかに影響が大か・・

 大規模停電は、これからの日本でも「想定内」として対処していく必要があるし、それ自体は望ましいこと、
 いずれにしても、 ”海の向こうのこと”では済まない事態だから、
 起きたことや分析、評論などを記録しておく。
 
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●韓国各地で大規模停電 残暑で消費増え供給止める
       朝日 2011年9月15日20時36分
 韓国の各地で15日午後、大規模停電が発生した。エレベーター内に閉じこめられたり、信号機が消えたりと、混乱が広がった。残暑で電力消費が増え、供給が一時停止された地域が相次いだ。

 知識経済省などによると、全国的に最高気温が30~34度まで上昇して電力消費量が約6700万キロワットまで急増。予備の供給力が通常の400万キロワットを下回って供給停止にいたったという。

 事前通告がなかったため消防や電力会社に問い合わせが殺到。携帯電話が一時つながりづらくなるなど影響が広がった。(ソウル=中野晃)

●大規模停電、間一髪で全国規模停電免れる 電力受給モニタリングに失敗
       東亜日報 SEPTEMBER 17, 2011 03:03
前代未聞の大規模停電は、政府がコントロールタワーなしに右往左往してもたらした人災だった。
全国で何と162万ヵ所が停電するなど、大きな社会的混乱が招かれたにも関わらず、政府は予備電力量を時間帯別に食い違って発表するなど、基本的な情報さえ国民に公開しなかった。また、韓国電力取引所は「電力遮断を主務省庁の知識経済部(知経部)に報告した」と言ったが、知経部は「報告してもらえなかった」とし、お互いに責任回避に汲々としていた。具体的な予備電力量の公開も拒否した。

韓国電力取引所が実際供給可能な電力量を野放図に管理したため、史上類を見ない停電事態が招かれたという主張も提起された。電力取引所が知経部に報告する供給可能な電力量より実際使用可能な電力量が少なくて、電力受給モニタリングに失敗したということだ。


民主党所属の国会知識経済委員会の金栄煥(キム・ヨンファン)委員長は16日の国政監査で、「電力取引所が使用可能な全体電力の中で、117万キロワット(kW)は事実上使用できない量だ」とし、「前日午後3時頃に実際使用可能な電力は31万キロワットに過ぎず、間一髪のところで全国的な大規模停電事態を免れた」と指摘した。

同日、廉明天(ヨム・ミョンチョン)電力取引所理事長は、「昨日の停電は、モニタリングを間違えたのではなく、天気のパターンが変わったことを受け、技術的判断をして先制対応した。マニュアル上からも違反したとは言い難い」と釈明した。

●<大規模 停電事態>救助要請が殺到、電子システムもまひ(1)
         2011年09月16日15時32分 [ⓒ 中央日報/中央日報日本語版] comment9mixihatena0 .
15日午後、大規模な停電が発生し、全国各地で被害が続出した。 住宅街と商店街、公共施設、野球場などで電力の供給が中断し、交通信号が消えて混乱はさらに深刻になった。 この日の停電でエレベーターなどが止まり、全国消防署には1900件を超える救助要請が入った。

この日停電になったところは全国162万世帯にのぼった。 地域別には首都圏46万世帯、江原(カンウォン)・忠清(チュンチョン)地域22万世帯、湖南(ホナム)地域34万世帯、嶺南(ヨンナム)地域60万世帯など。 停電で大学の願書受付日程に支障が生じたことで、この日に願書受付を締め切る予定だったカトリック大、国民大、東亜大、釜山大、仁川大など35大学は16日まで願書を受けることにした。

ソウル松坡区芳イ洞(ソンパグ・パンイドン)の20階建てビルは、午後5時50分に一斉に電力供給が中断された。 電気はすぐに復旧したが、コンピューターが作動せず、職員は退勤することになった。 7階に勤務する会社員イさん(27、女性)も非常電力で動くエレベーターに10人と一緒に乗った。 しかし4階を過ぎたところで突然停止し、イさんらはエレベーターの中に閉じ込められた。 非常電話はもちろん携帯電話もつながらず、エレベーターの中で全員が恐怖を感じた。 イさんは「30分後にエレベーターの中にいた男性が力を合わせてエレベーターのドアを開け、3階と4階の間に止まったエレベーターから出た」と説明した。

ソウル九老区(クログ)の14階建てビルでも午後4時30分ごろ電気が一斉に消えた。 同社13階で勤務するソンさん(26、女性)は「九老区には情報技術(IT)会社が密集しているが、一斉にサーバーが消えたことで電送中だったファイルを失うなど、この一帯の事務所の業務がまひしたと聞いた」と伝えた。

●<大規模 停電事態>救助要請が殺到、電子システムもまひ(2)
        2011年09月16日15時32分 [ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
ソウル市内の路上では250カ所の信号が消え、警察官が手信号で交通整理した。 警察の関係者は「異例にも交通警察災難状況班が稼働した」と話した。 しばらく電力供給が安定せず、信号は晩遅くまで復元されなかった。 この日午後6時44分、ソウル木洞(モクドン)球場では、ネクセンが斗山(ドゥサン)に1-0とリードしていた1回裏の攻撃中、停電で照明が消え、試合がしばらく中断した。 国内プロ野球で停電のため試合が中断したのは5度目。

一部のネットユーザーは今回の停電事態について「1970年代に戻ったようだ」とコメントした。 ある市民は「蚕室は停電中。 70年代以降こんな無作為停電は初めて」をツイッターでコメントした。 別の市民も「予告のない停電とはあきれてしまう。 70年代でもないのに」と書き込んだ。 ネットユーザーの間では韓電を相手に損害賠償請求訴訟を起こそうという声も出ている。 ある市民は「親戚が韓電を訴えると話している。 韓電のため今日の商売は終わった」と書いた。

全国の一部の病院と公共機関も停電で混乱した。 忠清北道清州(チュンチョンブクド・チョンジュ)のハナ病院は午後4時15分から50分間ほど停電が発生し、診療に支障が生じた。 電算作業が中断し、手術も応急を除いて1時間ほど遅れることになった。 外来患者20人余りは診療が中断したことで家に帰った。 病院の関係者は「非常電力を供給して応急室と手術室は正常に運営した」と説明した。 城南市盆唐区(ソンナムシ・ブンダング)のA病院は午後1時48分に突然停電し、磁気共鳴映像撮影(MRI)装置と多重検出電算化断層撮影装置(MDCT)が故障した。

慶尚南道昌原(キョンサンナムド・チャンウォン)のスカイウェルビーイングビルも午後4時ごろ突然停電し、ビル内の塾や飲食店、銀行がしばらく営業できなかった。 インターネット電話が不通となり、エレベーターにも人が閉じ込められた。 大邱でも信号灯が消え、あちこちの交差点で車が渋滞した。

●「どんな間違いがあったのか話してみろ」韓国電力本社で怒り爆発 大停電で大統領
          産経 2011.9.16 22:51
 韓国の李明博大統領は16日、同国各地で15日に大規模な停電が発生したことを受けて韓国電力本社を訪れ「(今回の対応は)途上国の水準だ」と怒りを爆発させ、同社首脳らを厳しく叱責した。

 大統領は、電力供給停止が事前広報もほとんどなしに実施されたことについて「責任を十分に果たしたと言えるのか」と批判。同社首脳らに「どんな間違いがあったのか話してみろ」と命じ、関係者の弁明を聞いた。一連のやりとりは代表取材の記者団に公開された。

 韓国電力などは、夏の電力需要のピークを過ぎたと判断して、整備・点検のため一部の原発や火力発電所の運転を停止しており、国民の間からは電力需要の見通しの甘さに批判が出ている。

 同日付の韓国紙、中央日報は、日本では東日本大震災や東京電力福島第1原発事故で計画停電が行われたのに「大きな混乱がなかった」と指摘。(共同)

●韓国、突然の電力供給止め…全国的に4時間停電
          (2011年9月15日21時08分 読売新聞)【ソウル=宇恵一郎、中川孝之】ソウルをはじめ韓国各地で15日午後3時半頃から大規模な停電が発生、交差点の信号が消えたり、エレベーターに人が閉じこめられたりするなど混乱が広がった。

 韓国電力公社によると、午後8時前に完全復旧するまで、全国の事業所と家庭162万か所が影響を受けた。残暑による冷房利用増などで電力需要が供給能力の限界に迫り、急きょ、予告なしに電力供給が止められたためだ。

 オフィスや高層マンションが密集するソウル中心部の麻浦(マポ)区では、午後6時半頃、片側2車線の道路の信号は消え、乗用車がのろのろと進んでいた。

 飲食店の店主の男性(53)は「10分ほど前に突然電気が消えた。停電は7年ぶりだ。料理もできず、商売にならない」とまくし立てた。

 ソウル市消防災害本部によると、ビルのエレベーターに閉じこめられたという救助要請は93件に上った。

 金融監督院などによると、金融機関417か所で、現金自動預け払い機(ATM)が動かなくなったり、決済できなくなったりした。

 全国の電力供給を調整している韓国電力取引所によると、同日午後3時に、供給能力と需要の差を示す「計画余剰電力」が安定供給基準の400万キロ・ワットを下回ったため、大口需要家に自主節電を呼びかけるなどした。しかし余剰電力が回復しなかったため、予告なしに全国規模で供給停止に踏み切った。

●韓国:大停電、162万世帯影響 残暑対応、予測甘く
           毎日新聞 2011年9月17日 
 【ソウル西脇真一】韓国で15日夕、全国各地で大規模停電が同時発生し、信号が消えたり、金融機関のATM(現金自動受払機)が使用不能になったりするなど、大混乱に陥った。厳しい残暑で電力使用量が急増したことから、予告なしに急きょ地域別の停電が実施されたのが原因。停電は一時162万世帯に及び、エレベーター内に閉じこめられた人は全国で約3000人に上った。高まる非難に対し、政府は「電力需給の急変を予測できなかった」と陳謝する騒ぎとなった。

 ソウルで15日午後4時の気温が平年より5度以上高い31・3度を記録するなど、韓国は猛烈な残暑に。同日午後2時ごろから電力使用量が計画を320万キロワット上回り、予備電力が安全水準の400万キロワットを切った。

 電力の需給を担う電力取引所は、午後3時から30分ごとの全国的な地域別の停電を予告なしに実施、午後8時前まで続いた。韓国で同時多発的な大規模停電は初めてだった。

 韓国は夏季の電力需給について警戒期間(6月27日~9月9日)が終了。電力取引所は、整備に入る発電所が多く、発電量が減少する時期に気温の高い日が続いたことを理由に挙げている。

 しかし、予測の甘さは否めない。また、通常なら予備電力が100万キロワットを下回った場合に停電を実施することになっているが、実際には多少の余裕もあったことから、「(停電は)過剰対応だった」との指摘も出ている。さらに、予告なく停電に突入したことにも批判が集まっている。

 停電で影響を受けた企業の間には、損害賠償を求め集団訴訟を起こす動きもある。崔重卿(チェジュンギョン)知識経済相は16日、「電力需給システムと整備計画の点検や、問題の所在を把握するなどして再発防止に努めたい」と述べた。

●韓国で各都市で停電 一部で交通マヒも
     産経 2011.9.15 19:47
【ソウル=加藤達也】韓国の全国各地で15日午後3時ごろ、大規模な停電が相次ぎ発生した。聯合ニュースによると、首都ソウルや釜山、光州などの大都市、ソウル近郊の京畿道や仁川、全羅北道をはじめとする地方都市など約162万戸に影響が出た。

 停電でエレベーター内に人が閉じこめられる被害もあり、東北部の江原道では10万世帯への電力供給がストップ。各地で信号機が消えたほか、金融機関の現金自動預払機が停止するなどの支障が出た。

 停電は午後8時ごろまでに復旧した。事故やけが人は報告されていない。

 韓国知識経済省と韓国電力によると、停電の原因は想定外の残暑。この日の電力需要を6400万キロワットと想定していたが、気温が上がり需要は6726万キロワットに急上昇した。余裕電力が5%を下回ったため、全面停電を避ける措置として、地域ごとに循環する計画停電を実施したという。

 この日ソウルの最高気温は29度だったが、南東部の大邱では34度を超すなど、平年より5度以上高い残暑に見舞われた。

●<大規模 停電事態>「電気先進国」誇った韓国で屈辱の“ブラックアウト”(1)
     2011年09月16日10時22分 [ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
 残暑で電力の使用が急増し、予備電力が不足した15日、韓電が予告なしに「輪番停電」を実施し、全国で停電が発生した。午後7時8分、大田市(テジョンシ)クァンジョ洞の団地が停電で真っ暗になっている。電気がついている手前の建物はクボン高校。[大田=キム・ソンテ(フリーランサー)]
油断が結局、大混乱を招いた。‘電気先進国’を自負していた韓国に後進的な‘停電大乱’が発生した。供給に問題がなく、安くて品質の高い電気を生産しているという誇りも傷ついた。

青瓦台(チョンワデ、大統領府)は09年末、アラブ首長国連邦(UAE)原発を受注した直後、中東産油国に韓国型原発を輸出する、‘産電国の夢’を実現することになったと評価した。しかし15日の停電は政府のこうした声を空念仏にした。

この日午後3時。電力需要が6728万キロワットを示し、ピークとなった。この日の最大電力需要と予想された6400万キロワットを320万キロワット以上も超過したのだ。供給能力(7071万キロワット)の予備電力は343万キロワットで、安定維持水準の400万キロワットを大きく割った。

結局、韓国電力(韓電)は非常マニュアルに基づき地域別の輪番停電に入った。需要が供給を超過して全国的な同時停電が発生するのを防ぐため、地域別に電力の供給を強制遮断する措置だ。

この日の電力需給状況が危機を迎えたのは午後に入ってからだ。残暑のため電力需要が急増し、電力予備率が急激に落ち始めると、韓電は「自律節電」で95万キロワットを減らした。続いて「直接負荷制御」も実施された。韓電が契約した消費者の電力供給を直接統制する方法だ。これを通して89万キロワットをさらに減らした。しかしその後も予備電力が400万キロワットを回復できず、地域別の輪番停電に入った。

廉明天(ヨム・ミョンチョン)電力取引所理事長は「午後に入って異常高温が始まり、昼以降、急激に電力の需要が増加した」とし「輪番停電は30分単位で被害が一番少ないところから順に進行するようマニュアルで定められていて、それに基づいて機械的に実施された」と述べた。

●<大規模 停電事態>「電気先進国」誇った韓国で屈辱の“ブラックアウト”(2)
     2011年09月16日10時22分  [ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
輪番停電は主に住宅街から始まる。大規模な病院施設や産業施設の場合、停電による被害が大きくなるため、相対的に衝撃が少ない地域から実施されるようマニュアルを組んでいる。エレベーターが設置された高層ビルもできる限り避ける。また、一つの地域に被害が集中しないように地域を細かく分けて施行される。輪番停電が実施されると、午後4時35分ごろ、予備電力がかろうじて411万キロワット水準に上がった。

この日の最大電力需要6728万キロワットは先月31日に記録した夏のピーク(7219万キロワット)に比べるとかなり少ない。国内の発電能力で需要を処理できないほどではなかったということだ。問題は供給だった。夏季にフル稼働した発電所が冬季に備えて順に整備に入り、供給能力が大きく減った。発電機は1年に20-30日間は整備を受ける。主に電力需要が少ない春と秋に集中的に行う。この日現在、全国23カ所の発電所が稼働を中断した状態だ。これは発電用量では834万キロワット規模で、全国全体容量の11%に該当する。

知識経済部の都京煥(ド・ギョンファン)エネルギー産業政策官は「このように突然予測値を大きく離脱することは予想できなかった」と述べた。知経部は今年、夏季の非常需給期間(6月27日-9月9日)を昨年より1週間増やして運営したが、残暑はその後も続いた。秋夕(チュソク、中秋)連休後に残暑が続くという気象予報があったが、電力需給計画には反映されなかった。政府の判断が甘かった点はあちこちで見られる。8日には、需給管理を徹底的に実施して発電所の故障を減らし、今年の夏を大きな電力難なく乗り越えたという内容の報道資料を出していた。

今後も安心できる状況ではない。政府は16日には整備中の一部の発電所を緊急稼働することにした。廉明天理事長は「異常高温が続くと予想されているため、整備中の発電機の一部を順に稼働させ、430万キロワットの揚水発電も稼働する予定」と述べた。

◇最大電力=1時間の平均電力が最大である時の電力需要値をいう。普通、夏季の最大電力需要は冷房機器の稼働が多い午後3時前後、冬季は午後9時前後となる。



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12:47 from web
発言が問われて辞任した鉢呂経済産業相の後任枝野氏。菅内閣のとき官房長官として原発事故の発表を行っていた。とぼけた答弁。今回は、分かり発言⇒◆「福島第2原発 廃炉は不可避」/「福島第一、無保険の恐れ」/9原発で安全対策など報告書に記載ミス⇒http://t.co/KxX8T2KR
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