ミツバチ / ウィキペディア から
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ミツバチの天敵としてアジアだけに生息するオオスズメバチがいるが、アジアで進化したトウヨウミツバチはオオスズメバチへの対抗手段を獲得した。巣の中に侵入したスズメバチを大勢のミツバチが取り囲み蜂球(ほうきゅう)とよばれる塊をつくり、蜂球の中で約20分間の間に48℃前後の熱を発生させる。取り囲まれたスズメバチは上限致死温度が44~46℃であるために耐えられずに死んでしまうが、ミツバチは上限致死温度が48~50℃であるため死ぬことはない。
またセイヨウミツバチは上限致死温度がトウヨウミツバチよりも低く、蜂球を作ることができないためにスズメバチへの対抗手段を持っていないと思われていたが、大群でスズメバチの腹の周りを圧迫して呼吸を不可能にして約1時間かけてスズメバチを窒息死させるという対抗手段を持っていることがわかった。これをasphyxia-balling(窒息スクラム)と呼ぶ[4][5]。
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