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てらまち・ねっと



 先日、ノーベル平和賞の受賞が決まったマララさん。そのスピーチの全文がネットに出ている。感激的な演説。いま私は政治家になりたい、という。
 ★《私は、自分の権利のために立ち上がりました。・・(略)・・一つは、声を上げずに殺されること。もう一つは、声を上げて殺されること。私は後者を選びました。・・(略)・・私は学びたかった。私は学び、将来の夢をかなえたかった。私にも普通の子供のように夢がありました。当時私は医者になりたかったのですが、いま私は政治家になりたいのです。それも、良い政治家に。》(読売)

 受賞決定に合わせて、昨年の「国連演説」の全文も出ていた。
 ★《過激派が昔も今も恐れているのは、本とペンです。教育の力は彼らにとって脅威なのです。》(東京)

 そんなことで、ブログには、次の報道を記録した。
 ●ノーベル平和賞、マララさんのスピーチ 全文/読売 10月12日
 ●マララさん、今後も襲撃対象…タリバンが声明/読売 10月12日
 ●ペンと本こそ最強の武器 マララさん国連演説 (2013.7.12)全文/東京 2014年10月11日
 ●【マララさんにノーベル平和賞】人身売買、拉致、襲撃 抑圧続く女子教育の現実/共同通信 10/12

 ところで、昨日は、本の巻末資料の関係のデータをインターネットにアップすべく作業していた。基礎データが出来上がった昼、突然、家中の電気が切れた・・・そのあと、パソコンは立ちあがり、ネットワークも機能したが、唯一、データが保存してあるファイルサーバーにアクセスできなくなってしまった。
 サーバーは、外付けのハードディスクの高度系とでもいい、うちのシステムの容量は「2TB(テラバイト)」「4TB」「1TB」の3つで、「データ保存」と「3段階の自動バックアップ」関係を作っている。でも、パソコンがそのサーバーを認識できなくなったのだから、仕事はいわば「ゼロ」。
 本の巻末資料をインターネットにアップもできない。そこで、仕方なく、パソコンとサーバーの関係性を復活させる作業。
 素人だから、変な操作はできないので、じっくりとやっていった。
 ・・やっと、夕方6時過ぎに復活した。ホッとした。

 ・・ということで、「注文していた本が宅配便で届きました」というお知らせも来る中、1日遅れで、今日、データをアップする(つもり)。
 出来上がったら、そのアドレスを掲載し、どんな姿の「巻末資料のネット版」か紹介しよう。

 だから、まず、ブログをアップして、ノルディックウォークする。4日前の朝は5.6度と今年一番の寒さだったけど、今朝は13.6度。

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●ノーベル平和賞、マララさんのスピーチ全文
         読売 2014年10月12日 23時22分
 今年のノーベル平和賞受賞決定を受け、パキスタン人のマララ・ユスフザイさん(17)が日本時間の11日、現在の自宅がある英中部バーミンガムの図書館で、英語で受賞決定スピーチを行った。全訳は次の通り。

     ◇
 ノーベル平和賞の受賞者に選ばれて光栄です。この貴い賞をいただけて光栄です。初のパキスタン人、初の若い女性、初の若者としてこの賞の受賞者となれたことを誇りに思います。

 インドのカイラシュ・サティアルティさんと受賞することは本当に幸せです。子供の権利のため、児童労働に反対する彼の素晴らしい活動は私の刺激となります。多くの人々が子供の権利のために働き、私は孤独ではないことを幸せに思います。彼は本当に賞にふさわしい人で、彼とともに受賞できることは名誉です。

 私たち2人のノーベル賞受賞者は、1人がパキスタン、1人がインド出身です。1人がヒンズー教を信じ、もう1人はイスラム教をあつく信仰しています。これは、パキスタンとインド、異なる宗教の人々に愛のメッセージとして届きます。私たちは互いに支え合っています。

 肌の色、言語、信仰する宗教は問題ではありません。互いに人間として尊重し、尊敬し合うべきです。私たちは子供の権利、女性の権利、あらゆる人権のために闘うべきです。
・・・・・・・・(略)・・・

 でも受賞したことを知った時、学校にこのままいようと決めました。むしろ、学校の時間を最後まで過ごそうと、物理の授業、英語の授業に出席しました。いつも通りに過ごしました。先生や友達の反応はとてもうれしかったです。みんな私のことを誇りに思うと言ってくれました。私は学校、先生、友達の愛や支援に本当に感謝しています。みんなが私を勇気づけ、支援してくれます。私は本当に幸せです。ノーベル賞が試験に役立つわけではなく、それは私の努力次第なのですが、それでも、みんなに支えられていることが幸せなのです。

 私はこの賞を受賞しますが、これで終わりではありません。これは私が始めた活動の終わりではなく、まさに始まりなのです。私は全ての子供たちが学校に行くのを見たいです。いまだに5700万人もの子供たちが教育を受けられず、小学校にすら通えていません。私は全ての子供たちが学校に行き、教育を受けるのを見たいのです。

 なぜなら、私自身がスワート渓谷(パキスタン)にいた時に同じ境遇に苦しんでいたからです。ご存じの通り、スワートはタリバン(パキスタンの反政府武装勢力「パキスタン・タリバン運動」=TTP=)の支配下にあり、学校に行くことは誰にも許されていなかったのです私は、自分の権利のために立ち上がりました。そして声を上げると言いました。ほかの誰か(が何かをしてくれるの)を待ったのではないのです。

 私には二つの選択肢しかありませんでした。一つは、声を上げずに殺されること。もう一つは、声を上げて殺されること。

 私は後者を選びました。当時はテロがあり、女性は家の外に出ることが許されず、女子教育は完全に禁止され、人々は殺されていました。当時、私は学校に戻りたかったので声を上げる必要がありました。私も教育を受けられなかった女の子の一人でした。私は学びたかった。私は学び、将来の夢をかなえたかった。

 私にも普通の子供のように夢がありました。当時私は医者になりたかったのですが、いま私は政治家になりたいのです。それも、良い政治家に。


 私が学校に行けないと聞いた時、私は医者になれないだろ、私はなりたいものに決してなれないだろうと思いました。私の人生は13歳か14歳で結婚するだけで、学校にも行けず、なりたいものにもなれないと。だから、声を上げようと決めたのです。

 私は、私の経験を通じて、世界中の子供たちに権利のために立ち上がらなければならないと伝えたいのです。ほかのだれかを待つべきではないのです。彼らの声はより力強いのです。彼らは弱く見えるかもしれないけれど、誰も声を上げない時に声を上げれば、その声はとても大きく、誰もが耳を傾けざるを得なくなるのです。これは世界中の子供たちへの私からのメッセージです。権利のために立ち上がらなければならない。

 受賞の決まったノーベル平和賞についてですが、ノーベル賞委員会は私だけに与えたのではないと思っています。
・・・・(以下、略)・・・

●マララさん、今後も襲撃対象…タリバンが声明
        読売 2014年10月12日
 【イスラマバード=丸山修】パキスタンの武装勢力「パキスタン・タリバン運動」(TTP)の分派組織は10日、ツイッターで声明を出し、ノーベル平和賞受賞が決まったマララ・ユスフザイさん(17)を「イスラムの敵」と批判し、今後も襲撃の対象とする考えを示した。
 TTPは、マララさんを敵視し、2012年10月に襲撃した。声明では「異教徒から与えられた賞を誇ることに価値はない。マララは、我々が異教徒のプロパガンダに屈しないことを知るべきだ」と警告した。

●ペンと本こそ最強の武器 マララさん国連演説 全文/2013.7.12
        東京 2014年10月11日
・・・・・・・(略)・・・ (国連広報センターのホームページから引用)
◆すべてのテロリストの子どもに教育を
 最も慈悲深く寛大な神の名において
・・・・・・・・・・・・・(略)・・・

◆女性が自ら立ち上がり闘うことが大事
 親愛なる兄弟姉妹の皆さん、光の大切さがわかるのは、暗闇に閉ざされた時です。声の大切さがわかるのは、沈黙を強いられた時です。私たちは同じように、パキスタン北部スワトで銃を目にした時、ペンと本の大切さに気づいたのです。
 「ペンは剣よりも強し」ということわざは本当でした。過激派が昔も今も恐れているのは、本とペンです。教育の力は彼らにとって脅威なのです。彼らは女性も恐れています。女性の声が持つ力が恐怖なのです。
・・・・・・・・・・(略)・・・

女性の社会活動家たちはかつて、女性の権利のために立ち上がるよう男性に求めていました。しかし今度は、私たちが自ら立ち上がる番です。男性に女性の権利の代弁をやめるよう求めているのではありません。女性が独立し、自力で闘うことが大事だと言っているのです。

◆全世界で無償の義務教育与えて
 親愛なる兄弟姉妹の皆さん、今こそ声を上げる時です。ですから、私たちはきょう、世界の指導者たちに、その戦略的な政策を平和と繁栄のために支えるよう呼びかけます。
 私たちは世界の指導者たちに、どのような和平協定も女性と子どもの権利を守るものとせねばならないと訴えます。女性の権利に反する取り決めを受け入れることはできないからです。
・・・・・・・・(略)・・・

ですから、本とペンを手に取り、全世界の無学、貧困、テロに立ち向かいましょう。それこそ私たちにとって最も強力な武器だからです。
 一人の子ども、一人の教師、一冊の本、そして一本のペンが、世界を変えられるのです。教育以外に解決策はありません。教育こそ最優先です。

●【マララさんにノーベル平和賞】人身売買、拉致、襲撃 抑圧続く女子教育の現実
         (共同通信)2014/10/12
 過激派の脅威増大で女子教育の問題を抱える国々
 パキスタンのマララ・ユスフザイさん(17)へのノーベル平和賞授与が決まった背景には、世界で抑圧が続く女子教育を取り巻く厳しい状況がある。各地のイスラム過激派の脅威は増大し、人身売買や拉致、襲撃事件が横行。「教育こそが唯一の解決策」と訴える少女の思いは、現実を変えるのか。子どもや女性の権利向上のための闘いは、これからが正念場だ。

 ▽“奴隷”扱い  「少女たちよ。学校を去り、結婚しなさい」。イスラム過激派ボコ・ハラムの指導者アブバカル・シェカウ容疑者はビデオ映像で、4月にナイジェリア北東部の学校から200人以上の女子生徒を拉致したことを認め、こう警告した。

 ボコ・ハラムの組織名は地元の言葉で「西洋の教育は罪」。その象徴である欧米式の学校を襲撃し、これまで多数の生徒や教員を殺害した。シャリア(イスラム法)の導入を要求し、女性は家事や子育てをするべきだと主張、女子教育を真っ向から否定している。

 内戦中のシリアや、イラクの過激派「イスラム国」の支配下に置かれた少女たちも過酷な環境にある。女性は全身を隠す衣装「ニカブ」の着用を強要され、学校では音楽や体育の授業は禁止。イスラム教の戒律を厳格に適用する教育しか認められていない。

 イスラム国が8月、イラク北部の村を制圧した際には、クルド民族少数派ヤジド派の少女を含む約300人を「戦利品」として拉致し、1人千ドル(約11万円)での人身売買も実施。異教徒の女性を奴隷として扱う実態が明らかになった。

 ▽受賞効果  これに対し、2001年のタリバン政権崩壊後の国家再建で、教育環境が大きく改善されたのはアフガニスタンだ。国連児童基金(ユニセフ)などによると、100万人未満だった就学児童数は11年には800万人以上に増加した。

 しかし、女性を厳しく抑圧したタリバンの保守的な思想は今も残り、女子校に有毒ガスがまかれたり、教師が襲撃されたりする事件がたびたび起きている。  マララさんの故郷、パキスタン北西部にも保守的な文化は根強く残る。農村部では、子どもを労働力と見なしたり、10代前半で娘を嫁がせたりする家庭が多く、教育の必要性が十分認識されていない。

 マララさんを12年に銃撃したイスラム武装勢力「パキスタンのタリバン運動」の恐怖を依然として口にする住民も少なくない。同国の紛争監視組織によると、マララさんが育ったカイバル・パクトゥンクワ州では、過激派に爆破されるなどして破壊された学校はここ数年で800以上に上っている。

 一方で明るい兆しもある。地元ジャーナリストのメブーブ・アリさんは「内気だった(マララさんの出身地)スワトの少女たちは今では自信にあふれ、将来を自由に議論している」と指摘。今後の“ノーベル賞効果”にも期待を込め「マララさんの努力が彼女たちの権利意識を向上させた」と強調した。(イスラマバード、ナイロビ、カイロ共同)


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