★2012年衆院選「1票の格差」午後に最高裁判断へ
テレ朝 2013(11/20 11:47)
去年の衆議院選挙での「1票の格差」の訴訟を巡っては、これまで各地の高等裁判所やその支部で厳しい判決が相次ぎました。「違憲だが有効」としたものが12件あっただけでなく、「違憲かつ選挙無効」まで踏み込んだ判決も2件ありました。これらを踏まえ、最高裁は20日午後、統一判断を示します。
去年の衆院選における1票の格差は、最大で2.43倍でした。これが憲法の法の下の平等に反するとして、2つの弁護士グループが訴訟を起こしています。これまでに、全国の高等裁判所やその支部では、選挙自体は有効であるものの「違憲」、さらには「違憲で選挙も無効」とする厳しい判決が相次ぎました。その後、小選挙区の定数で、「0増5減」に基づく区割り改定法が成立し、最大格差は2倍未満に縮小しました。こうした国会の取り組みを最高裁がどう評価するか。統一判断は午後3時に示されます。
★最高裁「違憲状態」と統一判断 “1票の格差”訴訟
テレ朝 (11/20 16:52)
去年12月の衆議院選挙を巡る「1票の格差」の裁判で、最高裁は、最大格差の2.43倍は憲法に違反する状態だが、選挙自体は有効とする「違憲状態」の判決を出しました。
衆院選の選挙制度を巡っては、去年、国会で、小選挙区の議員定数を「0増5減」などとする選挙制度改革法が成立しましたが、去年の衆院選には適用されず、格差は最大で2.43倍でした。これは憲法の法の下の平等に反するとして、2つの弁護士グループが訴訟を起こしていました。20日の判決で、最高裁大法廷は「0増5減」などの国会の取り組みを「一定の前進」と評価し、格差は最大でも2倍未満になっていることから、「違憲状態」とする統一判断を示しました。各県にあらかじめ1議席を割り当てる「1人別枠方式」については、「構造的な問題が最終的に解決されているとは言えない」としています。
|