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てらまち・ねっと



 ここ山県市議会は11月27日に開会。翌28日が一般質問の通告期限。今日は、その通告3問のうちの一問をブログに掲載しよう。
 ネットでは、通告文に併せて、関連情報も載せておく。
 今日載せる分は、ずっと以前から市が所有する工業団地に進出する企業に昨年用地を売却したが、その後、地中から産業廃棄物が出てきた問題。現場の写真なども一部を載せておく。その処理は容易で安価とみる人もいるが、今の時代の規制はそれほど寛容ではない。しかも、「公共」の話。

 衆議院の突然の解散で忙しくなる人もいれば、そうでない人もいるらしい。投票日は12月14日。対して、もともと予定されていたここの一般質問は15日(月)。
 なお、今日は、各議員から提出された一般質問に関しての議会運営委員会がある。
(1日追記。 今日の議会運営委員会で、今回は人数が多いことから、順番が最後の私は、16日(火)になった。時間は10時半過ぎから
 (2問目は 2日 ⇒ ◆12月議会の一般質問の通告の2問目/「土地活用プロジェクト」について/企業誘致とバスターミナル

 ところで、議会の一般質問とは「獲得目標」の設定が不可欠。その目標にたどり着くべく、どのように「組み立てるか」が大事。
 そのあたりのことは、議員塾の講座でもやっている内容を、精選し、整理しなおして、先日出版した本に書いた。
 実際の、一般質問の原則や情報公開の関連部分の目次を抜粋しておくと以下。

 (上野千鶴子・序文より)
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(6部 50章 233節)
第3部 議会ではたらく  10章51節
第25章 発言してこそ議員
  25-1議会は「言論の府」
 25-2発言にはどんなルールがあるのか
  25-3議会では知らないことをきかない
 25-4発言はなかったことにできない 
 25-5ヤジや侮辱にどう対応するか
 25-6懲罰動議・発言取消要求の出し方、出されたときは・・・ 
   ●資料25-6 処分要求書、発言取消要求書

第26章 議案とはなにか
 26-1議案審議のながれを知ろう
 26-2予算審議は政策の事前評価 
 26-3決算審査は政策の事後評価
 26-4条例とはなにか/条例案審議のなにが問題か
 26-5請願・陳情の出し方・受け方         

第27章 議案審議のじっさい/議案審議をスキルアップする
 27-1予算審議・決算審査の事前調査のコツ
 27-2質疑とはなにか/質疑と一般質問のちがい
 27-3効果的な質疑の手法
 27-4議案審議は討論でしめくくる        
 27-5表決のとき                               

第28章 一般質問の組み立て方/一般質問をスキルアップする
 28-1一般質問とはなにか
 28-2一般質問にはどんなルールがあるのか
 28-3一般質問には獲得目標が不可欠
 28-4論理的説得力を身につけよう
 28-5「一般質問の組み立て方」のフォーマットを大公開
   ●資料28-4 一般質問~テーマえらびからホンバンまで
   ●資料28-5「一般質問の組み立て方」フォーマット


第4部 政策実現への道  11章56節
第36章予算書・決算書の見方、使い方
 36-1予算書・決算書の読み方、問題点のみつけ方        
 36-2一般会計と普通会計、公開責任
 36-3予算編成過程は情報公開制度を活用する
 36-4決算審査は公文書や資料を精査する
 36-5「直営」「委託」「補助」のちがい              
 36-6公の施設の管理/指定管理者制度              

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(印刷用。全文)⇒◆市有工業用地売却後の産廃について 印刷用PDF 2ページ 153KB
 以下、通告文 ↓
●質問事項 答弁者 市長
質問事項  市有工業用地売却後の産廃について

 山県市は、伊自良・恋洞工業団地の市有地に進出(移転)する企業(以下、本件企業)に用地を売却した。その土地の関連工事中に、地中から産業廃棄物が出てきた。その後の調査で、掘れば掘るほどたくさんの産廃、大きな産廃が出てきた。

もともとこの土地の一部には、廃棄物が埋まっていることの懸念はあった。そこで、経緯や状況を整理するために問う。

1. 当該土地が工業団地となった経緯はどのようか。

2. 当該団地のために市が投入した経費の名目と額、総額はどのようか。
当該事業者が入居・操業できるようにするために市が投入した(今後の投入予定だった分も含めて)経費の名目と額、総額はどのようか。

3. 本件企業との用地売買の契約の時期と額、そして契約書における産業廃棄物が出てくるなど不測の事態のあった場合の責任関係の明記はどのようか。

4. 2011年(H23年)11月の地質調査におけるボーリングの結果では、「0.9mで15㎝のコンクリート殻混入」とされている。
どんなに遅くても、この時点では、廃棄物の存在は認識できたはずではないか。

5. 土地売買契約後の2013年(H25年)8月に行った試掘調査では、「5㎝から
15㎝のコンクリート殻多数混入」とか「木屑・針金・金属片・コンクリート殻15㎝混入」などとされているが、その調査の理由、概要、内容物や量、そして評価はどのようか。

6. 本年2014年(H26年)9月の上水道工事中にも廃棄物が出てきた。その経緯や状況、内容物や量、そして評価はどのようか。
 
7. その後、先の10月に行った試掘では、「50㎝以下のコンクリート片多数」とか「2mで地盤改良、4mで50㎝厚のセメント、その下に40㎝から1.1mのパイル片」などとされているが、その調査の概要、内容物や量、評価はどのようか。

8. 予定外、予算外の支出に関して、2013年(H25年)8月の試掘調査、先の
10月に行った試掘調査の経費は、それぞれどのようか。

9. 建物等の建築予定地に埋められている廃棄物があった場合、「その処理は容易で安価」とみる人もいるが、今の時代の規制はそれほど寛容ではない(例・「『地中から発見された産業廃棄物に関する売主の瑕疵担保責任について』金沢河川国道事務所」※)。
しかも、この質問の案件は、「公共」であり「自治体」そのものの事業である。
建物の建築予定地部分と駐車場等の非建築部分について、それぞれの処理の基本原則・処理方法はどのようか。

10. 当該土地の過去の経緯から、産廃が埋まっていることを懸念する人は相当数いた。
行政職員が知らないわけはない。どう釈明するのか。

11. いずれにしても、市有地である以上、現時点で、法的な責任は「行政内で完結する」という認識で良いか。

12. この地中の産廃処理をどうしていくのか。
その対処の時期、要する期間、経費の見込み、負担者はどのようか。
                                   以上

※ 「地中から発見された産業廃棄物に関する売主の瑕疵担保責任について」
   金沢河川国道事務所 用地第二課 朝井 環 
   「地中から発見された産業廃棄物に関する売主の瑕疵担保責任について」


● 山県市-恋洞企業立地用地進入道路改良調査設計を10月内に
   建通 2011/10/7 中部版 2面掲載記事より
 【山県】山県市は、「恋洞企業立地用地進入道路改良調査設計」を10月中に発注する。
 企業立地促進に向けた工業用地としている大森地内の市有地約9700平方㍍までの取り付け道路を整備するための調査設計。

● 山県市-恋洞企業誘致用地の測量設計などをユニオンで
   建通 2011/10/21 中部版 2面掲載記事より
 【山県】山県市は、工業用地として整備を計画している「恋洞企業誘致用地」の測量設計と進入路調査測量設計の各業務をユニオン(岐阜市)に委託した。期間は2012年3月まで。

平 成 25年 6 月 10日 開 会、平成25年第2回 山県市議会定例会会議録  8ページ 
  商工費の設計委託料879万8,000円と工事請負費796万4,000円は、恋洞地内の市所有地
  に係る詳細設計委託料と上水道管等の工事請負費で、歳入として621万円の国庫補助金も
  計上しております。


11月26日の議会への説明資料及び27日に情報公開された資料から









(人物は市職員)

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