●質問事項 「土地活用プロジェクト」について 答弁者 企画財政課長
市の情報公開条例は「請求を受けてから14日以内に公開する」としているところ、先の9月議会の一般質問では、市は平均で「請求から9.7日で公開」(過去3年実績)との答弁だった。
私は、この12月議会の一般質問の原案の作成のために11月10日に幾つかの案件に関して市長に情報公開請求した。しかし、19日目の今日でも公開されていない文書がある。文書の一部は、業務担当課から情報公開担当課にわたる時点ですでに「14日間」を越えていたらしい。基礎データを見ないままこの質問を作った今回の一般質問の通告には、納得しがたい思いを持っている。
本論だが、本年、急きょ設置された「土地の有効活用調査プロジェクト」について質問する。
1. プロジェクトの設置の理由や目的はどのようで、時期はいつか。
2. プロジェクトの設置要綱だけでなく構成員、会議日程、会議内容なども公開されていない。検討内容も大部分の職員に知らされていないと見受ける。
市の将来を左右する、もしくは、大きく影響する主要事業であろうに、あまりに非公開体質ではないか。非公開姿勢に関する見解を問う。
ところで、請求者に関連文書を公開しないまま、情報公開請求から17日目の11月26日の議会全員協議会で、具体的に、同プロジェクトで検討中とされる「バス」と「企業」と題して説明があった。その件について問う。
まず、バスターミナルについて。
3. 本年6月13日に随意契約として起案された「トランジットセンター(交通結節点)」に関して、本年6月30日付9月30日までの委託契約「山県市トランジットセンター整備予備調査業務」は、9月30日付で変更契約され、来年3月27日までと延長された。
他方で、先の11月26日の議員への説明では、「バスターミナル」構想が示された。
それぞれの経過や関係性、計画の概要と進捗状況、達成目標年次はどのようか。
4. 財源と支出想定概算額はどのようか。
5. 事業に関して、メリット、デメリット、実現の支障となるハードルは何か。
6. 事後アセスメントではなく事前アセスメントの重要性が言われ、初期からの市民参加が求められ、実施する自治体も増加していく中で、山県市は、市民意見の反映についてはどのようなスケジュールで考えているのか。
次に、岐阜女子大学と石田町の団地の間の洞、いわゆる「高富・武士ヶ洞」についての工業団地的な計画について。
7. 現に立地が予定、検討されている民間企業の概要と経緯、現状、今後の見込み。
8. 開発に要する許認可手続等の主たる種別と必要見込期間。
用地の取得や整備にかかる費用の予想と期間。
9. 区域内の鉄塔の民間事業への支障への市の見解、および遺跡との競合関係や開発にかかって生ずる遺跡に対する措置の予想と期間。
10. 同所へのアクセスに関して、公道の整備の計画の概要、整備開始および完了時期、予算要求の開始時期と額はどのようか。
事業費の支出想定概算額と財源とはどのようか。
11. 事業に関して、メリット、デメリット、実現の支障となるハードルは何か。
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