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てらまち・ねっと



 私の出している「新しい風ニュース」の「259号」はあさって、12月29日月曜日の新聞各紙の朝刊の折込で市内全戸に配布。インターネットには 今日27日に掲載。

 実は、今日のニュースには、内緒にしていた話を書いた。それは、来春の市長選のこと。
 3年半前の市長選に出て、次点だったこともあってか、今年の春ごろからマスコミからは時々、「来年は、市長選ですね」などとカマをかけられるし、夏ごろからは、各社の記者からしょっちゅう聞かれる。とぼけるわけだし、この秋以降は「ノーコメント」とだけ答えていた。
 もちろん、市民の皆さんからも時々きかれた。議員たちからは、昨年あたりから、もっと頻繁。

 そんなことで、今回のニュースに考えをまとめた。
 今朝、読んでみたら、誤字が二つあった。印刷物はもうどうしようもないけれど、ネット版は修正することをここで記しておく。それは、どちらも裏面右側(4ページ目)で、一つは上段最後の「若人」とあるのは「若い人」、二つ目は最後の「初めて」は「始めて」。

 印刷上がり画像は次のよう。(写真をクリックすると拡大)
 

 ともかく、「なら、あと、どうするの ?? 」ときかれるのは確実。だから、そこは少し触れておいた・・基本は赤で見出しをつけたとおり、「もちろん これからも」。
 たぶん、次号でも、もう少し触れることになるのだろう。

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「新しい風ニュース254号」 印刷用PDF版 A4版4ページ 429KB

 以前のニュースを ブログ で見るには カテゴリー をさかのぼる  ⇒ 山県市での新しい風ニュース、一般質問

 ニュースだけまとめたWebページは ⇒ 新しい風ニュースのページ/寺町ともまさのネットワーク
 (なお、現在、改修・改装中なので最近の号が未掲載/時間がなくて実質、保留中)

新しい風ニュース NO 259
やまがたの環境とくらしを考える会 (通巻297)
岐阜県山県市西深瀬208 ℡・FAX 0581-22-4989

なんでも相談 どの政党とも無関係の 寺町ともまさ 2014年12月27日
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 12月議会は17日に閉会しました。今回のニュースは、議会の議論のことの補足、そして15日に市長からの来春の市長選へ意欲が表明されましたので、市長選関係のこと(含む、私の考え)などをまとめます。

         東海環状自動車道の計画に関して
 15日の一般質問で、他の議員から東海環状道に関する質問がされました。市長の答弁を前提にした新聞報道が誤解を生みやすいものとなっていました。「土地のトラストで、用地の10%が未取得状態」的な趣旨。市民や行政関係者からも、「こんな内容では・・」と、疑問の声も。正確な現状を確認し整理しておきます(右表)。
 経済や社会の分析にはいろいろな意見がありますが、私は次のように考えます。
     
東海環状道・西回りルートの「計画案」が公表され、説明会が開かれたのは1994年(H6年)。「ルート案に納得できない」というインターに直近する団地の人、隣接する人、疑問視する人らが、インターの予定地内の土地のトラスト(多人数で土地を共有すること)を始めました。

トラストの撤回表明の経過について
 トラストは、インターに隣接する団地の人たちの不安や納得できないとの思いが出発点です。道路の計画が発表されて何年かは国や県との話し合いがありましたが、その後は凍結状態。以後、ずっと、トラストをどうするかは、一番迷惑をこうむるインターに隣接する団地の人たち判断ということで経過しました。
 国などは2008年(H20年)、団地近接部の工法を土盛から擁壁に変えることで道路用地を住宅から数十m遠ざける案を提示。2009年(H21年)、団地・自治会から「トラストを撤回する前提で国と話し合う」との方向が出されました。
 そして、国県市との話し合いが1年以上続けられ、2010年(H22年)10月に、合意書ができ、トラストの撤回表明がされました。インターに隣接する団地・自治会の皆さんの「道路計画」に対する考え方の結果です。

岐阜市内の「御望山」の団地周辺でも
 この西回りルートには、岐阜市内の「御望山」の団地周辺の問題があり、国が県、市、市民、学者らによる検討委員会を2000年(H12年)に設置し議論、2009年(H21年)に周辺ルートの修正などの「計画変更案」を出しました。

振り返れば、この2009年(H21年)ごろが、両方の問題の決着。この決着に至ったのは、事業者である国の政策的な転換があったから、とみています。

事業用地の取得状況=トラストの土地の権利移転
 トラストは未契約全体「37件」のうちの「1件」であり、全体の約0.3%。
対象3筆のうち残りは1筆約3百㎡。県の担当から、トラストの土地の権利移転は26年度末までにお願いしたい、と伝えられています。
 
 他の「件」は、それぞれの個別の事情・理由で交渉継続のようです。さらに、ある地域の昔からの「一村総持」という約7千㎡の土地は、今では子孫が極めて多数で、先の長い準備手続きがされているようです。

「バブル」崩壊、その後の「失われた20年」=用地費、土地買収費
 1980年代後半の「バブル」といわれた時代は株価が暴騰し、土地価格も暴騰。ところが、1990年代初頭に「バブル」が崩壊。経済の下り始めの1994年ごろの道路計画の説明です。バブルの時の土地の地価は高く公共事業のネックに。バブル崩壊後は用地費は下がりましたが、公共事業の財源自体が減ってしまいました。 
 その後、「失われた20年」という時代が続きます。バブル崩壊とその影響は国の大きな政策や経済の動きの結果で、個別の地域の事情ではありません。
※「公示地価県内10年連続下落」(2002年・H14年3月26日岐阜新聞)
※「工業地を除く用途において22年連続で下落・・下落幅は前年より縮小している。」(2014年・H26年/地価公示結果(岐阜県分)/岐阜県庁)

国や県に財政的な余裕がない=「事業の財源」
 1994年(H6年)の説明会では、用地費も含めて東海環状道路の事業の経費は国が全部出す、と多くの人が受け止めていました。しかし、事業が動き始めると、「実は、県が1/3のお金を出すことを前提に、残りの2/3を国が出す」ということが分かりまし。つまり、国にお金があり、県にもお金がなければこの事業は進みません。バブルが崩壊し、国にも余裕がなくなり、岐阜県も梶原知事時代のハコモノづくりなどの費用(借金)の返済も始まり財政困窮になっていく頃の計画のスタートです。岐阜県の財政状態が幾分よくなったのは、最近のことです。
 道路計画はもちろん公共事業全体について、経済や社会の大きな流れの中で位置づけて評価し、展望する必要があります。

12月議会の一般質問(15日)で現市長の次期の市長選挙(来年2015年4月19日告示)への実質的な表明がありました。

      前回(2011年4月)の市長選のこと
2011年4月の市長選の結果は、「林 5973票」 「寺町 4670票」 「山崎 3722票」でした。
・・・まず、その2011年4月ごろにいただいたご意見の一部を紹介します。
     (新しい風ニュース245号(2011年12月27日)から抜粋・再掲)
「○十才です」、という(高齢の)方からの電話。かくしゃくとしたお声。
「3回、演説をききました。感激しました。今までは、政治に失望して棄権をしていました。でも、今回は、今、投票に行ってきました。あなたのような人にやってもらいたい。 子どもたちのためにも。」

≪残念ですが結果を受け入れます。 
田舎の市政レベルでは、地域同情票がかなりの比重を占めていますね。公約対決で言ったら寺町さんの圧勝だったでしょう。但し、新しい風(公約)を吹かせていただいたおかげで、他候補も少しはそれらしい公約を掲げましたね。当選候補に、どれだけの力があるのかは分かりませんが、市長と市議が組んで挑んだわけだから・・・
 掲げた公約の早期実現ができなきゃおかしい。

4月の終わりごろ、30代くらいの女性から真顔(まがお)で質問されました。 
   (その人)  「『新しい風ニュース』どうするんですか?」
  (私)  しばらく返答に窮して 「どうしましょうねぇ」 (汗) ・・・
   (その人)  「絶対続けください! 期待してますから」
 おしかりではなく、とりあえず「ホッ」としました。

   
     今度(2015年4月)の市長選のこと
 その後、「次(の市長選)」に関していろいろとご意見をいただきます。
この原稿を書いている日も、電話で、市のことの質問をいただいた匿名の方から、「やっぱり、てらまちさんにやってもらわないと」と、ご意見をいただきました。

 以前から、「どうするの?」「出て!」「出るんやろ」とか、声をかけられたときは、私からは否定も肯定もしませんでした。それぞれの人の「思惑」や「期待」があるようなので、時に、深く話してくる人にも、同じように対応をしました。常に「私自身は、『出る』とは言わない」、「お話に付き合うことで、それぞれの想像に任せる」という基本線をとおしました。・・だからでしょうか、「出るに違いない」と考える人もそれなりにいたようです。

その理由は、ただ一つ
「市の政治や役所に、緊張感、切迫感を持ってほしいから」
 
       市のトップは 若い人に

 私自身は、「次は若い人に期待しよう」と決めていました。
 思えば、私が初めて、高富町長選に出たのは37歳の時。ゴルフ場がたくさん計画されていて、しかも、議員や市幹部の汚職問題が発覚、5人の逮捕者が出た年でした。私は、「ゴルフ場に頼らないまちづくり」と「不正のないまち」などをめざしました。当時は、「若いもんに町政などできん」とも言われたようです。
 でも、今の時代は、20代の町長もいるし、30代の市長も珍しくありません。これからの時代を作っていくために、市のトップは若い人がいいと考えています。

市政を変えようという意欲のある人はいませんか
 私は、この3年半の市長の運営を見て、市政についての明るい展望がわいてこない、求心力がない、市の注目度を高めることができない・・・と実感しています。それらを達成するには、しがらみのない、新しい、しかも、若い人が立つことが最善だと考えています。

もちろん これからも
 このような考えでいたので、今年1月から、パートナーと一緒に『最新版 市民派議員になるため本~あなたが動けば社会が変わる』(寺町みどり・寺町知正 共著 上野千鶴子プロデュース WAVE出版)を書くことができました。376ページ(6部50章233節)と大部でしたが10月に出版にこぎつけました。
 
 もちろん今後も、公人である議員として、市政の点検や提案をさらに進め、“なんでも賛成”ではなく、議論を深めることができる市議会づくりを目指していきます。
 この「新しい風ニュース」でも、いろいろなことをお伝えしていきます。

     次のニュース は 1月12日(月) の 予定
 次の260号は1月12日に新聞折込、インターネットのブログには10日掲載。
名古屋で 第5回「市民派議員になるための選挙講座」を開催
 1月10日、11日は、名古屋で、「勝てる選挙~市民派議員になるための選挙講座2014」の第5回目を開催します。中部のほか、北海道や関西の方も参加されています。企画と講師は、パートナーと私です。
 この種の議員や市民向けの講座を始めて、約20年。各地で、それぞれの信念で、たくさんの議員が活躍しておられます。


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