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てらまち・ねっと



 ふたりで書いて昨年10月に出版した『最新版 市民派議員になるための本』、パートナーが昨年、『女性情報』という雑誌から依頼されて本の紹介文を書いた。
 その掲載文と、併せて、本の目次なども紹介。
 
 ところで、今朝はマイナス3.6度。防寒をしっかりして、ノルディックウォークに出かけてきた。
 川沿いの堤防の右岸、左岸を一回りするウォーキングだけれど、今日は、最後の上流方面の空気がピーンと冷たかったので、そこはショートカットした。
 ともかく、朝の景色はとてもきれいだった。

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『女性情報』2014年11月号 BOOKS



『女性情報』2014年11月号 BOOKS 
from Author『最新版 市民派議員になるための本』
        --あなたが動けば社会が変わる-- 
寺町みどり・寺町ともまさ著/上野千鶴子プロデュース/出版社:WAVE出版  
社会を変え 市民の政治を実現するために   
                            寺町みどり
                          
 『市民派議員になるための本―立候補から再選まで』から一二年。一〇月に『最新版 市民派議員になるための本―あなたが動けば社会が変わる』を刊行しました。プロデュースは上野千鶴子さんです。
初 版に書いた内容は一〇年から一五年は使えると予測しましたが、一二年経っても有効な手法ばかりです。それは、今もなお地方政治や議会が病んでいるということを意味します。
議会は十分に機能しておらず、セクハラや政務活動費の問題など不祥事が続出しているのが現状です。
 安倍政権が発足して、弱者切り捨ての政治があからさまにすすんでいます。その影響は地方にも及んでいて、地方自治のあり方がより重要になっています。このまま現状を受け入れるのか、自分たちの望む社会や政治を実現するのかを決めるのは、市民一人ひとり。市民はみずからの運命をみずから決める権利を持っています。政治は市民がより良く生きるための手段。わたしたちは人間らしく暮らすために、現状を変え、みずからのニーズを自治体の政策によって満たすことができます。
 政治や議会を変えるための最良の処方箋は、「議員を変える」こと。
自治体の議会にこそ、女性の視点、マイノリティの当事者の視点を持ち、市民のために働く無党派・市民派議員が必要です。

 前著は、初めて選挙にのぞむ市民派女性向けのラディカルな実用書。最新版の本書は、初版を精選して最新情報を増補し、全体で3割増のスキルアップ版。社会を変え市民の政治を実現するために、現場で使い倒してもらうための本です。
 共著者の寺町知正さんとは三〇年以上、共にさまざまな市民運動にかかわってきました。国や県・市に対して、法や制度を熟知して直接民主主義の手法を駆使する市民運動を展開し、市民型選挙のノウハウも共有してきました。情報公開、監査請求、住民訴訟などのスキルは、当事者として行政訴訟をたくさん手がけた知正さんが加わったことで、より実践的になりました。
 本書は上野千鶴子さんのインパクトのある「市民派議員になるための序文」から始まる全六部、五〇章、三五五ページという大部です。本書の特徴は、議員になって政策実現する手法と、市民として政治を変える手法の両方を書いたことです。「第一部 市民の政治」には直接民主主義の制度と可能性、「第六部 市民のたたかい方」には、市民でもだれでも使える直接民主主義の具体的な手法を書き込み、初版の内容とノウハウをバージョンアップしています。
 市民型選挙の手法や、市民派議員が法やルールを身につけて、政策実現していく実践的な手法はもちろん、数の力に対抗するために論理的に相手を説得し、現場でたたかうスキルも詳細かつ具体的に書き込みました。 

 わたしたちは年四~五回の連続講座「市民派議員塾」を毎年開催し、受講者に議員の働き方やさまざまな「手法」の使い方を伝えています。統一地方選の前年には「選挙講座」を開き、政策のつくり方や「勝てる選挙」のノウハウを伝授。本書には、最新情報をさらに深めて整理した要点を書きました。
 ネット選挙解禁後、初めての選挙に臨む候補者ができること・できないこと。ウェブサイト、ブログやツイッターなどの使い分け、具体的なメッセージの出し方などネット選挙を使いこなす手法。当選するための8つの要素で構成したレーダーチャートなど、非公開の講座用に作ったオリジナル資料は初公開です。

 最新版は無党派・市民派だけでなく、政党や男性も視野に入れています。どんなによい法や制度をつくっても、それを使う人が旧態依然とした考えを変えず、趣旨や目的をねじ曲げて運用したら、市民の政治の道のりは遠いという現実があるからです。既得権を持つ人たちが本書を目にして、地方自治の現状や議会活動の足元を見つめ直す一助になれば、と思います。
 本書を読んで、一人でも多くの人が当選して、市民派議員として働き、思いを共有する人と人とが連帯して、現状を変えることを願っています。
           
プロフィール:
寺町みどり(てらまちみどり)
 1952年岐阜県生まれ。ジェンダー、環境などの市民運動にかかわる。「女性を議会に 無党派・市民派ネットワーク」事務局。著書に『市民派議員になるため本-立候補から再選まで』(学陽書房)。『市民派政治を実現するための本-わたしのことはわたしが決める』(コモンズ)共編著。
 (『女性情報』2014年11月号 P14,15) 

それでは、以下は、WAVE出版ホームページの本の紹介と目次。

  最新版 市民派議員になるための本
あなたが動けば社会が変わる
寺町みどり 、 寺町知正 著 上野千鶴子 プロデュース
WAVE出版  2014年10月刊行 定価 本体 2,900円+税 A5判 並製 360ページ
 
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上野千鶴子 プロデュース
2015年4月の全国統一地方選挙に向け、全立候補者必読! 立候補から選挙運動、当選まで……。議員活動の完璧なノウハウが満載。

「地方から日本を変える! 本書はそのための最良の闘うツールになるはずである」(上野千鶴子・序文より)

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「この本を読んで議員になりました」
全国各地からお礼の言葉が届いた、12年前の初版に、ネット選挙など、最新情報を加えて大幅改訂! これ以上ないほど、手の内をさらした決定版!
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〈本書の4大特徴〉
1 全国の自治体の選挙のために、ネット選挙解禁もふまえて、旧版をさらにスキルアップ。
2 請願、直接請求、情報公開、住民監査請求、住民訴訟など、地方から変えるために、市民でもだれでも使える直接民主主義の手法を充実。
3 市民派議員をふやすために、新規候補者だけでなく、再選をめざす現職議員にも役立つ内容。
4 市民型選挙、議会活動の手法やノウハウ、いままで非公開のスキルも一挙公開。旧版から最新版までに蓄積した現場で使える実践的な資料や、書き込み式のフォーマットも充実。

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【寺町みどり(てらまちみどり)】
「女性を政策決定の場に」の活動など、さまざまな市民運動をしながらブログなどで情報発信。著書に『市民派議員になるため本』(学陽書房)。『市民派政治を実現するための本』(コモンズ)共編著。

【寺町知正(てらまちともまさ)】
1953年岐阜県生まれ。大学卒業後、有機農業開始。多方面の市民運動にかかわる。「くらし・しぜん・いのち 岐阜県民ネットワーク」代表。山県市議会議員(旧高富町を含め約15年)。行政訴訟は多数。

【上野千鶴子(うえのちづこ)】
1948年富山県生まれ。社会学者。東京大学名誉教授。認定NPO法人ウィメンズアクションネットワーク(WAN)理事長。『差異の政治学』(岩波書店)、『おひとりさまの老後』(法研)、『ケアの社会学』(太田出版)など著書多数。
◎もくじ■第1部 市民の政治■
 第1章 自治とはなにか
 第2章 直接民主主義の可能性
 第3章 無党派・市民派議員

■第2部 勝てる選挙■
 第4章 市民型選挙とは
 第5章 市民型選挙をたのしもう
 第6章 立候補をどう決めるか
 第7章 家族との関係
 第8章 これまでの仲間や地域とどうかかわるか
 第9章 選挙をささえる仲間をどうつくるか
 第10章 カネがなくても選挙はできるか
 第11章 公選法をどう使いたおすか
 第12章 政策・公約をどうつくるか
 第13章 リーフレット・ニュースのつくり方のじっさい
 第14章 メッセージをどう届けるか
 第15章 告示日までになにを準備するのか
 第16章 インターネットは市民派のためにある
 第17章 いよいよ選挙ホンバン
 第18章 候補者としてメッセージを伝える
 第19章 もしも落選したら
 第20章 当選するための8つの要素

■第3部 議会ではたらく■
 第21章 議員とはなにか
 第22章 議会とはなにか/議会の基本ルール
 第23章 議会運営の基本
 第24章 議会のウチとソト
 第25章 発言してこそ議員
 第26章 議案とはなにか
 第27章 議案審議のじっさい/議案審議をスキルアップする
 第28章 一般質問の組み立て方/一般質問をスキルアップする
 第29章 議会制度を変えよう
 第30章 法やルールを使えばひとりでもたたかえる

■第4部 政策実現への道■
 第31章 政策とはなにか
 第32章 政策をつくる
 第33章 政策を変える
 第34章 政策を実現するあの手この手
 第35章 政策評価の手法
 第36章 予算書・決算書の見方、使い方
 第37章 行政とどうつきあうか
 第38章 情報公開制度を使いたおす
 第39章 ナットクできない行政処分は異議申立て、不服申立て、取消訴訟へ
 第40章 違法・不正は監査請求、住民訴訟へ
 第41章 裁判の使い方

■第5部 市民派議員のはたらき方■
 第42章 しがらみのない自由な立場で仕事をする
 第43章 おカネとどうつきあうか
 第44章 公金は適法・適正に使うべき
 第45章 市民になにをどう伝えるか
 第46章 市民派議員はだれとどう手をつなぐか
 第47章 選挙は進化する

■第6章 市民のたたかい方■
 第48章 首長や行政に不満があるとき
 第49章 議会や議員をかえる
 第50章 市民と議員が共にたたかうために 

あとがき


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