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てらまち・ねっと



 先の21日(土)のブログに掲載したとおり、私の「新しい風ニュース263号」は今朝の新聞折り込みで全戸配布。
 ここの市議会議員は来年4月が任期で選挙が予定されているところ、 市の自治会連合会が「市議会は解散し、今度の4月の市長選挙と同時に選挙すること」「議員定数」を減らすこと」との要望書を正式に出してきた。
 この市自治会連合会の政治的行為の問題点は、2週間前のニュース262号で整理した。
  ( 2月7日付 ◆とんでもない話/市自治会連合会が「議会は3月に自主解散を」「定数削減を」と要望・準備中

 正式に「要望書」が出てきたから、今回のニュースは、まず、そのことの報告をした。
      ( 2月21日付  ◆新しい風ニュース/自治会連合会から「解散」「定数減」の要望書が/次号は監査請求しよう、の特集に )

 ペーパーのニュースでは紙面に限りがあるので、その「要望書」の内容の紹介はできなかった。だから、今日のブログでは、全文を掲載する。
 ニュース中でも書いたけれど、19日議長に出された文書は、20日の議員の会議で配布された。

 ともかく、要望書中の内容。文中には

 「4月に予定されております県議会議員、市長選挙に伴い現職市議会議員の立候補も予定されますが」とある。
 県議選に出ると表明している市議は確かにいる。しかし、市長選挙に出ると表明している市議は、私は聞いたことがない。
 何と先走った、もしくは、まるでツウのように、まさに、政治、政局の世界の話を展開している。
 これが、市自治会連合会の正式文書かと驚く。

 「来年予定されている市議会議員選挙を前倒しして市長選挙と同時に実施することで、経費の削減を求める声があります。」とあるが、そんな市民の声は聞いたことがなく、他の話からも、一部の人が言いふらしていることらしい。
 「(連合会役員の)自治会長が4月に議員選挙があるから、よろしく」といっていた、という市民の声は、ニュースの反響として入っている。

 「山県市自治会連合会の総意としてここに要望いたします。」と結ばれている。
 「総意」と書いてあるけれど、会議の内容を知る人の話では、「14人のうち2人は反対、一人は自治会に話していないから保留」、としたという。これが、議長のマスコミへの説明では「3人が保留した」となっている。
 ともかく、多数決の「総意」という表現は、一体何だろう。「多数決により」とすればともかく。
 しかも、「自治会」「自治会連合会」という自治組織である特殊性からすれば、「総意」という表現は、事実と異なること、はなはだしい。
 「団体」や「集合体」の私物化の典型。

 ニュース263号で、要望書配布を受けての議員の意見の一部は紙面で紹介した。これも、スペースの関係でごく一部の掲載なので、改めて要点はまとめたいと思っている。
 例えば、次の旨の意見もあった(私ではない)。「・・ということは、『総意』ではない。(市長選と議員選を同時にすれば約1000万円の削減になるというが)こういうことなら、自治会の補助金などは年間1000万円以上あるのだから、それを半分にすれば、もっと削減になる。」

 いずれにしても、今回のニュースで表明したように、
  ≪自治会や連合会は、他の団体以上に政治的圧力団体であることは許されない特質を持っている、連合会がその役割・目的を逸脱して「議会自主解散」「定数削減」などの政治的活動をするなら、市民の参加者を募って「補助金や報償費の返還、今後の支出の差し止め」の住民監査請求を行う≫。

 だから次号のニュースは「自治会連合会補助金など過去分の返還、今後の支出の差し止め」の住民監査請求の特集として、内容の説明や「請求人の署名用紙」などを刷り込むことになる。
 昨日、仕事をしながら、住民監査請求の請求項目の内容、提出日程などもイメージを済ませた。
 ここで書いてもいいけど、今のところ、ニュースの紙面にしようと思っている。

 ということで、今日のブログは、「要望書」それを報道する記事、そして「当該要望団体」への市の補助の目的を明確にし、自治会連合会が政治的活動をすることが「目的外」であること、つまり違法性を明らかにするため「市補助金要綱や「決算成果説明」などをつけておく。

 なお、当然ながら、20日の議員の会議の後に、連合会事務局の市総務課に情報公開請求しておいた。請求内容は下記ブログに。

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 ★ 印刷用PDF A4版1枚 576KB

            平成27年2月19日
山県市議会
議 長 杉 山 正 樹 様
                   山県市自治会連合会
                   会 長 ■ ■ ■ ■
   山県市議会の議会改革について(要望)

 議員各位におかれましては、平素から山県市政並びに市民の福
祉向上にご尽力いただき心より感謝申し上げますとともに、自治
会活動には日頃よりご指導・ご支援を賜り誠にありがどうござい
ます。
 さて、今日の社会経済状況にあって、国、地方ともに膨大な借
金を抱えるなか、地方自治において新たな課題や多様化、複雑化
する市民のニーズに的確に対応するためには、議会・行政・市民
がそれぞれの立場で意識改革を行うことが求められています。
 特に山県市におきましては、合併以来市債残高が多く「起債許
可団体」となっていることはご案内のとおりであります。 こうし
た厳しい財政状況のなかで、経費の削減あるいは節減が必要不可
欠であることは申し上げるまでもありません。このような状況に
あって4月に予定されております県議会議員、市長選挙に伴い現
職市議会議員の立候補も予定されますが、多くの市民の皆さんか
ら来年予定されている市議会議員選挙を前倒しして市長選挙と同
時に実施することで、経費の削減を求める声があります。
これは、山県市の将来にわたって大きな経費の削減となるととも
に、同時に選挙を実施することによって市政に対する市民の関心
も高まることが想定されますので、是非実施していただきたく要
望いたします。
一方議員定数については、22名から16名と削減され、さらに
は現在14名と議員自ら改革された努力に敬意を表するところで
ありますが、しかしながら市民の皆さんから定数削減の声も寄せ
られており、議会の適切な対応をここにお願いいたします。

 以上2点につきまして、山県市自治会連合会の総意としてここ
に要望いたします。

●山県市議会に自主解散要望 市民「市長選と同日選に」
  ヤフー 岐阜 2015年02月20日
 山県市自治会連合会(大野朝義会長)は19日、来年4月に任期満了を迎える市議会(定数14)に対し経費削減のため定数を削減した上で自主解散し、ことし4月の統一地方選で実施される市長選と同じ日程で選挙を行うよう求める要望書を杉山正樹議長に提出した。市議会の対応が注目される。

 同市では2003年の合併時から、市長選の1年後に市議選が行われている。大野会長らは「1回の選挙で約1千万円の経費がかかるとされ、市長選と同時にして経費削減すべき。市民の関心も高まり投票率も上がる」と提出理由を説明した。

 各地区連合会長14人で採決し、地域での周知が不十分だとして態度を保留した3人以外は賛成し、提出を決めた。

 同市議会は市議2人が死亡し、現在欠員2。さらに4月12日投開票の県議選に市議1人が出馬表明しており、26日投開票の市長選と同日程で3人の市議補選が行われる予定。

 要望書を受け取った杉山議長は「議員や事務局と相談しながら対応したい」と話した。地方議会が自主解散の議決を可決するには、議員数の4分の3以上の出席、5分の4以上の同意が必要。

 県内では、土岐市議会が市連合自治会連絡協議会から自主解散を求める請願書が出されたことを受けて03年3月に解散し、統一選の市長選と同日程で市議選を行った例がある。

●岐阜/山県市議選「1年前倒しを」 自治会連合会が要望
    朝日 小渋晴子 2015年2月20日
議長に要望書を提出する自治会連合会の正副会長ら=山県市役所
 山県市自治会連合会(大野朝義会長)は19日、来春の市議選を1年前倒しして、統一地方選の今年4月の市長選と同時に実施するよう求める要望書を杉山正樹市議会議長に提出した。事実上、市議会に自主解散を求めるもので、定数削減も合わせて要望した。いずれも経費削減を理由としている。自主解散すれば全国的にも異例だが、議会側は20日に対応を協議する。

 要望書では、「市の厳しい財政状況の中で、市議選を市長選と同日に実施することで経費削減を求める多くの市民の声がある」と主張。「将来にわたる節減となり、市政への市民の関心も高まる」として同日選の実施を求めた。また「市民から定数削減の声も寄せられている」として対応を求めた。

 同市には156の自治会があり、14の地区ごとに連合会長がいる。この日、14人の地区連合会長が集まる自治会連合会の会議があった。正副会長3人によると、1月にメンバーから初めて提案があり、この日、多数決で決めた。11人が賛成し、3人は地元自治会に周知していないとして、態度を保留したという。

  ○山県市自治会連合会運営費補助金交付要綱 (平成15年4月3日 告示第135号)
 (趣旨)
第1条 この要綱は、市内で組織する自治会の円滑な運営に資するため、自治
 会及び地区自治会連合会に対する運営費の補助に関し、山県市補助金等交付
 規則(平成15年山県市規則第34号)に定めるもののほか、必要な事項を定
 めるものとする。
・・

●岐阜県自治連絡協議会のデータ 
★   岐阜県自治連絡協議会/山県市
1 自治会(住民自治組織)の組織について
(4)①上部組織 山県市自治会連合会・・・1
   ②中間組織 地区自治会連合会数・・14
   ③下部組織 単位自治会数・・・・156
・・


●平成23年度 市の決算の成果説明書
★    19ページ (25枚目)

自治振興費 ○自治会長等報償費 (予算現額 6,283千円)        
○自治会等活動補助金 (予算現額 9,398千円)

○自治会長等報償費 (予算現額 6,283千円) 【総務課】  市政の円滑な運営、住みよいまちづくりを目指すため、単位自治会長に 対して、防災防犯対策・社会福祉・青少年健全育成・人権問題の啓発等の 協力を依頼したほか、道路水路の維持管理、自治会内の行政要望等の聴取 ・調整、市広報紙・各種行政文書の配布や回覧等を依頼しました。また、各地区自治会連合会長には、所管する単位自治会との連絡調整、 単位自治会間での調整等を図っていただくとともに、広聴に協力いただき ました。

○自治会等活動補助金 (予算現額 9,398千円) 地域に根ざした課題の解決、安全・安心な社会づくりに、自治会の役割は欠かせません。特に、地方分権の進展とともに、地域住民が地域のことを知って愛着を持ち、住民の手によって主体的にまちづくりを進める重要性が再認識されています。こうした中で、住民自治を担う基盤的な組織であり、市民協働に欠かせない自治会の活動を支援しました。


●2月20日の情報公開請求
  市自治会連合会の2015年2月19日の会議及びその前回の会議に関して、作成・取得した次の文書。
 ○会議の招集通知
 ○当日の会議につき、次第、議題がわかる文書、資料などの一式。
 ○会議の参加者が分かる文書。
 ○会議の内容の記録(全文があれば全文、なければ要旨)と(音声記録)
 ○会議の議論の結果として、会議中もしくは会議後に作成された文書。
 ○事務局職員としての復命書の一式


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