毎日、1000件以上のアクセス、4000件以上の閲覧がある情報発信ブログ。花や有機農業・野菜作り、市民運動、行政訴訟など
てらまち・ねっと



 3月27日のブログで、「今回の知事の注目選挙は、後日見てみるとして、今日は、若者のこと。選挙権の年齢を18歳に下げは来年夏とされ・・」とした。
   ⇒  ◆昨日は知事選の告示/統一地方選の前半がスタート/投票は12日

 (追記 4月11日エントリー ⇒ ◆統一地方選 前半/明日は投票日/北海道知事選と札幌市長選/大分知事選・市長選/議員選

 ということで、注目選挙を概観してみた。
 簡潔にまとめているのは次。日刊ゲンダイ(3月30日)
 ★《「佐賀の乱」の再来も? 道知事選の“情勢変化”に焦る自民党》
 《統一地方選の注目は、自民党が知事選で負けた「佐賀の乱」の再来があるかどうかだ。
 目下の情勢では北海道、大分知事選が接戦だが、面白くなってきたのが北海道である。》

 とはいえ、その後の情勢分析も必要なので、【大分と北海道の知事選】についての情報を比較、そのあと、【選挙の中盤情勢】を比較しておく。

【大分県知事選】
 ●現職と市長…激突、大分知事選/産経 3.6
 ●統一地方選:大分知事選 支援団体分裂し混戦/毎日 4月05日

【北海道知事選】
 ●「佐賀の乱」の再来も? 道知事選の“情勢変化”に焦る自民党/日刊ゲンダイ 3月30日
 ●道知事選の関心派は微増87% 「社会保障」「泊再稼働」に注目/北海道 4/06

【選挙の中盤情勢】
 ●大分知事選は広瀬氏先行 本社情勢分析/読売 4月05日
 ●北海道知事選、競り合う 統一地方選・朝日新聞情勢調査/朝日 4月5日
 ●高橋氏の優位続く 佐藤氏が追う展開 道知事選の終盤情勢/北海道 04/06
 ●受け皿なく自公系支持 アベノミクスには不満/日経 4/6

人気ブログランキング = 今、1位
人気ブログランキング参加中。気に入っていただけたら ↓1日1回クリックを↓
 ★携帯でも クリック可にしました →→ 携帯でまずここをクリックし、次に出てくる「リンク先に移動」をクリックして頂くだけで「10点」 ←←
 ★パソコンは こちらをクリックしてください →→←←このワン・クリックだけで10点

◆大分県知事選
現職と市長…激突、大分知事選
        産経 2015.3.6
 統一地方選で実施される大分県知事選(3月26日告示、4月12日投開票)の前哨戦が激しさを増している。4選を狙う広瀬勝貞知事(72)が最有力と見られていたが、告示まで2カ月余りの1月20日、大分市長の釘宮磐氏(67)=今月2日に辞職=が出馬表明したことで状況が一変した。自民党県連は広瀬氏の全面支援を決め、釘宮氏については出身母体の民主党国会議員らが協力。事実上「自民vs民主」の構図となっている。(津田大資)
                  ◇
 「悲願だった『打倒釘宮』の戦場が知事選になっただけ。ケリをつけるときがきた」

 自民党大分県連の幹部は、こう意気込む。

 県議出身の釘宮氏は、平成4年の参院選に自民党から出馬し、当選した。その後離党し、新生党、新進党、民主党などと渡り歩く。衆院議員に転身した後の平成15年、大分市長選に無所属で出馬し、自民党推薦候補らを破り、初当選した。

 釘宮氏は市長当選後、「市民党」を強調するようになったが、自民党にとっては、煮え湯を飲まされ続けた相手だ。自民党は23年の大分市長選でも、釘宮氏に敗れた。

 これに対し、現職知事の広瀬氏は、大分県日田市出身。経済産業省事務次官まで登り詰め、平成15年の知事選に、「一村一品」運動で知られる平松守彦知事の後継指名を受けて出馬した。現衆院議員の吉良州司氏との大接戦となったが、自民、公明などの推薦を受けて初当選した。

 広瀬氏はその後、オール与党態勢を築き、危なげなく再選、3選を決めた。実力派知事として九州地方知事会長も務めている。

 ◆トップ間の確執
 同じ平成15年に初当選した広瀬氏と釘宮氏の間には、以前からすきま風が吹いていた。

 「(広瀬氏の手法は)県が主導するトップダウン。市町村が従うだけの関係を続けていては、人口減少などの課題に対応できない」

 1月20日に大分市内で開いた出馬表明の記者会見で釘宮氏は、広瀬県政を痛烈に批判した。

 広瀬氏はこれまで、企業誘致や、温泉を生かした観光PRなどを推進してきた。ただ、周囲から「県と市町村が上下関係にある」と不満も出る。この不満を最も強く抱いていたのが、県都・大分市のトップである釘宮氏というわけだ。

 両者の不仲から、釘宮氏が知事選に出馬するのではないかという観測は大分県の政界で常に流れていた。今回、大分市長選をめぐる対応が、両者の不仲を決定的にした。

 自民党は昨秋、経済産業省出身で元中小企業庁次長だった佐藤樹一郎氏(57)を、推薦候補として市長選に擁立することを決めた。広瀬氏は、佐藤氏について「敬愛すべき(経産省の)後輩で、信用できる人」と持ち上げたのだ。

 この発言に、当然ながら釘宮氏は強く反発する。後援会幹部は「仕掛けてきたのは広瀬氏の方だ。草の根選挙を展開すれば負けない」とライバル心を燃やす。

 釘宮陣営は今年2月、後継者として、元大分大教授の椋野(むくの)美智子氏(58)を市長選に擁立することを決めた。市長選が知事選の代理戦争となった。

 さらに、昨年12月の衆院選が釘宮氏の背を押した。

 釘宮氏は、後援会組織を挙げて、大分1区で民主、吉良氏の全面支援に乗り出した。吉良氏は15年の知事選で広瀬氏に迫った張本人だ。衆院選では、吉良氏が約6千票差をつけて、自民の穴見陽一氏を破った(穴見氏は比例復活)。九州・山口8県で、選挙区で民主候補が勝ったのは、大分1区と佐賀1区だけだ。

 釘宮陣営は、この勝利に自信を深め、1月の出馬表明につながったという。

 これに対し、広瀬氏の後援会幹部は「出馬はもうないと思っていたので驚きだった。チャレンジャーがここまで(出馬表明を)後出しするのは、いかがなものか」と語った。

 ◆分裂する連合
 政党をみると、自民党県連は広瀬氏全面支援を決めた。自民市議の1人は「釘宮氏は県議や衆参両議員も経験しており、後援会組織は選挙のプロ集団だ。自民色を出し過ぎると、無党派層獲得に逆効果になりかねず、難しい選挙になる」と危機感を募らせる。

 民主党県連は態度を明確にしていないが、「釘宮氏は縁が深い。個人レベルでできる限りの支援をしていくことになる」(県連幹部)という。釘宮氏は民主党衆院議員時代の支援者を、十数年ぶりに訪問するなどし、支持拡大を図る。

 頭を悩ませるのは、知事選と市長選で、それぞれ2人を支援してきた連合大分や社民党だ。

 連合大分は議論を重ねても結論は出ず、傘下労組ごとの対応となり、分裂を余儀なくされた。

 社民党県連もこれまでのところ結論は出ていない。ただ、元首相の村山富市氏は個人的に広瀬氏支援を明言している。かつて社会党王国と呼ばれた大分だけに、社民支持層の動向も注目される。

 知事選には2人のほかに、共産の党県常任委員、山下魁氏(38)と造園技能士の箕迫(みいさこ)高明氏(65)も出馬を表明している。

                  ◇
【大分知事選立候補予定者】
広瀬 勝貞 72 知事     無現
釘宮 磐  67 前大分市長  無新
山下 魁  38 党県常任委員 共新
箕迫 高明 65 造園技能士  無新

【大分市長選立候補予定者】
佐藤 樹一郎 57元中小企業庁次長 無新【自】
椋野 美智子 58 元大分大教授  無新

●統一地方選:大分知事選 支援団体分裂し混戦
        毎日新聞 2015年04月05日
 約40年にわたり知事は保守系、県都市長は非自民系が死守してきた大分の県知事選は、自民や公明が県レベルで推薦する現職の広瀬勝貞氏に、民主が実質支援する前大分市長の釘宮磐氏らが挑む因縁の対決となった。自民や民主は19日告示の大分市長選と連動し、悲願のダブル勝利を狙う。だが、これまで双方を支援してきた政党や団体が内部で分裂するなど選挙戦は混戦模様だ。【和田浩幸、西嶋正法、佐野格】

 告示日の3月26日、大分市内の大分城址(じょうし)公園で、広瀬氏の出陣式に、白く豊かな眉毛が特徴の人物が姿を見せた。地元出身で、社民党名誉党首の村山富市元首相(91)だ。

 「子や孫のために大分県がどうなるかを心配している。何としても広瀬さんを勝たせる以外にない」。あいさつに立った村山氏は約1200人(主催者発表)を前に力説した。

 広瀬氏と、釘宮氏は2003年に知事と市長に初当選、ともに3期12年を務めた。広瀬氏は経済産業事務次官などを歴任。釘宮氏は民主党衆院議員からくら替えした。

 社民は釘宮氏を過去3回の市長選で勝手連的に支援した一方、11年の知事選では広瀬氏を推薦。だが、2人が戦う今回の知事選は支持団体や支部によって態度が分かれ、「どちらかに決めるとハレーションが起きる」(社民県連幹部)として、自主投票にした。

 村山氏は個人的に広瀬氏支援を続けた形になる。その真意を聞こうと3月29日に自宅を訪ねると、村山氏は記者を応接間に通した。

 「どげな運動しよるか気になる」。村山氏は前日夜に広瀬氏の後援会事務所に電話を入れて遊説の状況などを確認したといい、「応援するからには勝たないかん」と、柔和な表情を引き締めた。保守系候補を支援している点については、「地方が疲弊している時に政党色で決めるのはつまらん」と語った。

 県市のトップとして広瀬氏と釘宮氏の関係は良好とは言えず、これまで意見がすれ違うことも度々あった。

 「中央が応援するトップダウンの知事ではなく、市町村主体のボトムアップの県政が必要だ」。3月28日夜、大分市内の小学校体育館で行われた演説会で、釘宮氏は集まった約200人の支援者らに訴えた。昨年7月以降にあった滋賀、沖縄、佐賀の3県知事選で自民推薦候補が敗れたことを引き合いに出し、「地方のことは地方が決めるべきだ」と声を張り上げた。

◆北海道知事選
 ●「佐賀の乱」の再来も? 道知事選の“情勢変化”に焦る自民党
      日刊ゲンダイ 2015年3月30日
 統一地方選の注目は、自民党が知事選で負けた「佐賀の乱」の再来があるかどうかだ。

 目下の情勢では北海道、大分知事選が接戦だが、面白くなってきたのが北海道である。

 現職で4選を目指す高橋はるみ知事(61)に挑むのは、北海道の“みのもんた”こと、フリーキャスターの佐藤のりゆき氏(65)。佐藤には民主党北海道と市民ネットワーク北海道が支持、共産党道委員会、新党大地、維新の党道総支部、社民党道連が支援しているが、こうした野党連合のパワーに加えて、佐藤の演説がうまいのだ。

「政策討論会で、高橋知事は私(の主張)に『それは夢ですね』と言いました。私は大変憤りました。夢は実現しなくてはならないのです。夢は実現をしたら、また次の夢が生まれるのです。心の中では『あなた(高橋知事)は、私たちに夢を与えてこなかった』と思って、そういう言葉にしました。『12年間、夢も希望も明るさもなくなった』――地方に行って畑に立つ人、漁業で船に乗る人が私にそうつぶやいていました」

●道知事選の関心派は微増87% 「社会保障」「泊再稼働」に注目
      北海道 04/06
 北海道新聞社の全道世論調査で、道知事選に「大いに関心がある」と「関心がある」と答えた人を合わせた「関心派」は87%で、前回調査(3月20~22日)より2ポイント増えた。2011年の前回選挙前の同時期に実施した調査と比べて10ポイント上回り、07年選挙の同時期調査と同じポイントだった。有権者の関心は依然高いことがうかがえる。

 現職の高橋はるみ氏(61)と新人の佐藤のりゆき氏(65)による40年ぶりの一騎打ちとなり、両氏とも知名度が高いことに加え、社会保障政策や北海道電力泊原発(後志管内泊村)の再稼働の是非などの政策課題に有権者の注目が高まっているためとみられる。

 関心派の内訳は「大いに関心がある」32%、「ある程度関心がある」55%。年代別では関心派が20~30代で81%、40代は80%、50代は90%、60代は91%、70歳以上は95%となり、年代が高いほど関心も高くなる傾向となっている。

 道知事選の最大の争点を単数回答で尋ねたところ、「医療、介護、福祉など社会保障政策」が前回調査よりも3ポイント増え最多の28%となった。前回調査で最多だった「泊原発の再稼働の是非」は1ポイント減って26%で、依然として争点として注目を集めている。

◆選挙の中盤情勢
●大分知事選は広瀬氏先行 本社情勢分析
        読売 2015年04月05日
 読売新聞社は、統一地方選前半戦の10道県知事選と5政令市長選について、世論調査や総支局などの取材に基づき、情勢を分析した。その結果、10知事選すべてで現職が堅調な戦いを展開。このうち与野党対決型となった北海道、大分県の2知事選では、いずれも与党系候補が先行し民主党系候補が追いかけている。政令市長選のうち札幌市長選では、民主系候補が自民党系候補をややリードしている。ただ、各陣営は3日告示された道府県議選とも連携した選挙戦を進めており、情勢には流動的な面がある。

 統一地方選の前半戦では知事選、政令市長選のほか、41道府県議選、17政令市議選が行われており、いずれも12日に投開票される。知事選では北海道、大分の2道県知事選、政令市長選では札幌市長選が、それぞれ自民、民主両党による事実上の対決構図となった。

 大分県知事選では、4選を目指す現職の広瀬勝貞氏がリードする展開。前大分市長の釘宮磐氏が追い、共産党県常任委員の山下魁氏と元大分大准教授の池崎八生氏、造園業の箕迫高明氏が続く。自民、公明両党の県組織から推薦を受ける広瀬氏は、両党に加え、民主、社民両党支持層にも食い込む。元民主党衆院議員で、同党の県選出国会議員の支援を受ける釘宮氏は民主、社民両党を中心に支持を広げる。

●北海道知事選、競り合う 統一地方選・朝日新聞情勢調査
         朝日 2015年4月5日
 朝日新聞社は4、5日、統一地方選前半戦(12日投開票)のうち、北海道、奈良、福岡、大分の4知事選と札幌、広島の2政令指定市長選の電話調査を実施し、取材で得た情報と合わせて情勢を探った。自民、民主の2大政党が対決する構図の北海道知事選は、自民道連と公明が推す現職の高橋はるみ氏と、民主などの支援を受けるフリーキャスターの佐藤のりゆき氏が競り合っている。

2015統一地方選
 同じく与野党が対決する大分県知事選は、自民が支援し公明が推薦する現職の広瀬勝貞氏が優勢で、元民主衆院議員で前大分市長の釘宮磐氏が追う。共産公認の山下魁(かい)氏や元大分大准教授の池崎八生氏、造園業の箕迫(みいさこ)高明氏は苦しい。同様の構図になった札幌市長選は、民主などが推薦する元副市長の秋元克広氏が一歩リードし、自民が推薦する元総務省職員の本間奈々氏が懸命に追っている。

 投票態度を明らかにした人では、北海道知事選は高橋氏が自民支持層の8割強を固めた。民主、維新、共産、社民、新党大地の支援を受ける佐藤氏は民主支持層の7割を固め、無党派層の支持でもやや優位に立つ。

 札幌市長選では、民主、維新が推薦、社民、新党大地が支持する秋元氏が民主支持層の7割強を固め、自民支持層にも浸透。本間氏は自民支持層の支持が5割程度にとどまっている。共産公認の春木智江氏と元衆院議員秘書の飯田佳宏氏、アパート経営の須田真功氏は苦戦している。

 ただ、有権者の3~6割ほどが投票態度を明らかにしておらず、今後、情勢が変わる可能性もある。

 朝日新聞社が実施した統一地方選の情勢調査によると、自民、民主の2大政党が相乗りした選挙ではいずれも、現職候補がリードする情勢になっている。

 奈良県知事選は、自民、民主、公明、新党改革が推す現職の荒井正吾氏がやや有利で、前生駒市長の山下真氏が追う。共産公認の谷川和広氏とITコンサルタント業の岩崎孝彦氏は厳しい。

 福岡県知事選は、自民、民主、維新、公明、社民、福岡県農政連が推す現職の小川洋氏が優位に立ち、共産が支持する弁護士の後藤富和氏は苦しい。

 政令指定市長選でも、広島市長選は自民、民主、公明が推す現職の松井一実氏が、サッカーJ1「サンフレッチェ広島」元社長の小谷野薫氏、共産推薦の河辺尊文氏、元飲食店経営の橋本征俊氏、駐車場経営の荒木実氏を引き離している。

 いずれも有権者の4割ほどが投票態度を明らかにしておらず、今後、情勢が変わる可能性もある。

 知事選では自民、民主の相乗りが相次ぐ。神奈川は現職黒岩祐治氏=自民、民主、公明、日本を元気にする会推薦、以下同=と岡本一氏=共産=が、福井は共産の金元幸枝氏と自民、民主、公明各県組織推薦の現職西川一誠氏が戦う。

 徳島は自民県連や民主系、公明の県議会会派が推薦の現職飯泉嘉門氏と共産の古田美知代氏が、鳥取は岩永尚之氏=共産=と現職平井伸治氏=自民、民主、公明=が対決する構図だ。政令指定市長選の相模原市でも現職加山俊夫氏=自民、民主、公明=と共産の中野渡旬氏が争う。

 一方、民主が不戦敗となった岡田克也代表のおひざ元・三重では、藤井新一氏=共産=と現職鈴木英敬氏=自民、公明、新政みえ=が対決。島根は共産の萬代弘美氏と現職溝口善兵衛氏=自民、公明=の戦いになった。静岡市は現職田辺信宏氏=自民、公明、新党改革=と松浦敏夫氏=共産=、高田都子氏が、浜松市は現職鈴木康友氏と嶋田博氏=共産=が戦う。

     ◇
 〈調査方法〉 各選挙の有権者を対象に「朝日RDD」方式で電話調査をした。有効回答と回答率は次の通り。北海道1043人、55%▽奈良県1119人、61%▽福岡県1011人、50%▽大分県1134人、65%▽札幌市1017人、56%▽広島市1176人、69%

●高橋氏の優位続く 佐藤氏が追う展開 道知事選の終盤情勢
          北海道 04/06
 12日投開票の道知事選に向け、北海道新聞社は3~5日に行った全道世論調査の結果に独自の取材を加味し、終盤情勢を探った。自民党道連、公明党道本部が推薦し4選を目指す現職の高橋はるみ氏(61)が引き続き優位な戦いを進め、民主党北海道などによる事実上の野党共闘で挑む新人のフリーキャスター佐藤のりゆき氏(65)が追っている。投票先を決めていない人は24%で、情勢には流動的な要素が残る。

 高橋氏は自民党支持層の8割近く、公明党支持層の9割以上を固めた。無党派層でも4割台半ばと、支持を伸ばしている。

 女性の6割近くの支持を集め、男性の支持も5割を超えた。20~50代の各年代で過半数をおさえ、60~70代でも5割をうかがう。

 職業別では、自営業(個人事業主)の7割弱をはじめ、民間企業従事者、主婦、無職の各層から5割以上の支持を得ている。

 地域別の支持率は道東で6割台後半、道北で6割弱。道央でも大票田の札幌市、同市を除く石狩・後志・空知管内でそれぞれ5割以上をまとめている。

 佐藤氏は民主党支持層の7割台後半を固め、共産党支持層の5割強の支持を得ている。無党派層からの支持は4割で、高橋氏に先行されている。女性の支持が3割台半ばで、男性は4割。20~50代で支持が4割を下回った一方、60~70代では4割強の支持を得ている。

●受け皿なく自公系支持 アベノミクスには不満
      日経 5/4/6 2:01 日本経済新聞
 知事選の電話調査をした北海道と奈良、大分両県では、安倍政権の経済政策「アベノミクス」や地方創生などの政策効果に期待できないとの声が目立った。それでも投票先は自民、公明両党が推す現職を選ぶ有権者が多い。昨年の衆院選と同様、政権への不満の受け皿が乏しい選挙戦を浮き彫りにしている。

 与野党が対決する北海道で、地方創生で北海道が活性化するかどうか尋ねたところ「活性化すると思わない」が71%に達した。・・・・


コメント ( 0 ) | Trackback ( )