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てらまち・ねっと



 12月も残り10日ほど。世にならって「今年の振り返り」をしてみる。今日は、今年の参院選のこと。幾つかの観点でブログに記録しておく。

 自民が勝った、と言われているけど、評価は分かれる。それは後半で見るとして、その自民党が選挙結果の分析を8月にまとめたので、記録しておいた。
 ★産経 2015年8月22日★≪「19歳」なぜ投票率低い?“謎解き”した自民、不在者投票の手続き簡素化へ  19歳大学生、投票率アップ狙え 自民検討 供託金値下げ「参加」も促す≫
     
 ふむふむ。
 ともかく、国政選挙では、情勢調査の報道が選挙の流れを変えることはよくある。電話調査は固定電話にかけるから、結果は当然、在宅率の高い高齢者の声になる、固定電話を持たないわい世代の意見はカウントに入ってこない・・・など問題点が以前から指摘されている。
 そこで、事実の確認。
 ★スーモジャーナル -2016年5月30日★≪ 固定電話、3人に1人は設置していない!? そのワケは/数年前まではあたりまえのようにどの家にもあった固定電話。でも最近では、約3割もの家庭で使われていない。固定電話の設置率は、年代が下がるにつれて低下。賃貸の人は設置率が5割をきる。≫

 メディアや政党も反省して改善を試みているらしい。、
 ★j-cast 2016/4/11★≪「携帯」無視の世論調査は時代遅れ? 「18歳選挙権」でメディアが対応迫られる≫
 ★西日本 2016/06/07★≪世論調査対象ケータイにも 若者の動向把握へ加速 居住地特定など課題≫
       
 選挙の世論操作は許されないこと。ところが、権力の側の自民党はし放題。
 次の指摘があった。
 ★Yahoo!ニュース 渡辺輝人 |弁護士(京都弁護士会所属) 2016年7月10日 ★≪自民党の選挙当日の新聞広告は選挙犯罪ではないのか≫
     
 そして、個人の意見だけど、興味深い観点なので、抜粋し離隔したのは次。
 ★竹村英明の「あきらめない!」2016年07月11日 ★≪本当に自民党は大勝したのか?なんだか変なマスコミ報道。≫
       -
 詳しくはリンク先をどうぞ。
 なお、今朝の気温は6度。雨は9時過ぎから降りそうな雲予測。その意味では安心して早朝ノルディックウォークへ。

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●「19歳」なぜ投票率低い?“謎解き”した自民、不在者投票の手続き簡素化へ  19歳大学生、投票率アップ狙え 自民検討 供託金値下げ「参加」も促す
     産経 2015年8月22日
 自民党は、選挙権年齢が「18歳以上」に引き下げられた先の参院選の結果を踏まえ、若年層の政治参加対策の検討に入った。大学生が多い19歳の有権者の投票率が低迷したことから、不在者投票の簡素化を図る。国政選挙の候補者が支払う供託金を引き下げることも想定している。次期衆院選に間に合うよう、公職選挙法改正を目指す。

 総務省によると、参院選で18歳と19歳の投票率(一部市区町村の結果を抽出調査)は45・45%で、全体の投票率54・70%を下回った。年齢別でみると、18歳の51・17%に対し、19歳は39・66%だった。

 18歳に比べて19歳の投票率が低いのは、不在者投票の仕組みが一因との見方がある。東京などで暮らす大学生は、住民票を地方の実家に残したままにしているケースが多い。このため、手間のかかる不在者投票を敬遠したとみられる。

 現行制度では、不在者投票請求書などの必要書類を取り寄せた上で、住民票のある市区町村の選挙管理委員会に郵送で提出。その後、送り返されてきた投票用紙を持って最寄りの選挙管理委員会で投票するというのが一連の流れだ。

 自民党青年局幹部は「インターネット世代の若者には郵送など煩雑な手続きを嫌う傾向にある」とみて、ネットの活用を含めて手続きの簡素化を盛り込んだ法改正を目指す。

 報道各社の参院選の出口調査によると、18歳と19歳の比例代表の投票先は、自民党が4割前後と全世代に比べて高い。若年層の投票率向上は、次期衆院選に向けて自民党への追い風になるとの思惑もある。

 ただ、制度改正には押印などの本人確認をどう担保するのかがネックになりそうだ。

 供託金の引き下げは若者の政治参加を促すのが狙いで、現行は衆院選と参院選ともに選挙区への立候補には300万円、比例代表では600万円を支払う必要がある。自民党は「若者が立候補しようにも年収以上の供託金を支払うのは難しい」(青年局)として減額を検討する。参院選の公約にも掲げており、減額幅は今後詰める方向だ。


●固定電話、3人に1人は設置していない!? そのワケは……
    スーモジャーナル - 住まい・暮らしのニュース・コラムサイト 2016年5月30日  荒川 文乃
あなたの家には固定電話はありますか? 数年前まではあたりまえのようにどの家にもあった固定電話。でも最近では、約3割もの家庭で使われていないんです。その理由は何なのか? 今回は全国の300人の男女に固定電話についてのアンケートをしてみました。

固定電話の設置率は、年代が下がるにつれて低下。賃貸の人は設置率が5割をきる結果に
まず知りたいのは、「自宅に固定電話を設置しているかどうか」。結果は設置している人が全体の66.7%、設置していない人は33.3%でした。設置している人が6割以上と多いものの、一昔前の「どの家にも固定電話があった時代」と比べると低い設置率でした。

Q.自宅に固定電話を設置していますか(単一選択)
・はい(66.7%)  ・いいえ(33.3%)

年代別で見てみると、20代は50.7%、30代は52.0%と約半数、40代になると77.3%、50代以上は86.7%と、年代が上がるにつれて設置率は上がります。年代が高いほど固定電話が家にあるのが普通で、若い世代になればなるほど携帯電話ですべてが事足りるためか、わざわざ設置はしないという人が多いようです。
【図1】40代、50代と年代が上がるにつれ、設置率がアップする傾向に(SUUMOジャーナル 編集部)

また、賃貸、持ち家という居住形態でみてみると、賃貸の場合は設置率が43.3%だったのに対して持ち家では90.0%と、46.7ポイントの差をつけて圧倒的に持ち家での設置率が高いことが分かりました。
【図2】 持ち家では設置率90.0%と賃貸よりも圧倒的に高い(SUUMOジャーナル 編集部)

設置している派は「固定電話は設置するもの」と考えている人が半数以上
では、固定電話を設置している人はなぜ設置しているのか。その理由をみていきましょう。

Q.固定電話を設置しているのはなぜですか?(複数選択)   ・・・(略)・・・
Q.固定電話は必要だと思いますか(単一選択)・・・(略)・・・
必要派、不要派それぞれのコメント ・・・(略)・・・


●「携帯」無視の世論調査は時代遅れ? 「18歳選挙権」でメディアが対応迫られる
     j-cast 2016/4/11
2016年夏の参院選から選挙権年齢が18歳に引き下げられるのを前に、メディア側も対応が進んでいる。朝日新聞は夏までに18~19歳になる人を対象に郵送で調査を行って政治に対する意識をさぐったほか、読売新聞は定例の世論調査の対象を18歳以上に広げたほか、「携帯電話」も初めて調査の対象に加えた。

新たに対象となった若者への調査から最初に見えてくるのは若者の政治に対する不信感で、「無関心」ぶりが際立つ形になっている。

「18歳投票権」で世論調査も変化を迫られそうだ
18~19歳「若い人のこと考えて政治していると思わない」80%

朝日の調査は16年2~4月に行われ、4月8日の紙面で結果を詳報した。1面トップ(東京本社14版)の見出しでは「18、19歳『格差が過度』59% 今夏の選挙権『改憲不要』57%」と、社会の現状や安全保障問題をクローズアップしたが、政治についても多くの質問をしている。

例えば「いまの日本の政治家は、若い人たちのことを考えて政治をしていると思いますか」という問いには、「考えて政治をしている」と回答した人はわずか12%で、「そうは思わない」が80%を占めた。18~19歳の政治に対する不信感が浮き彫りになったとも言え、実際、「政治について、全体としてどのような印象を持ちますか」という問いでは、「悪い印象」が57%で、「よい印象」の5%を大きく上回った。

だが、政党支持率では、与党の自民党が20%だったのに対し、野党の民主党が5%、維新の党が1%で、単純に合計すれば、両党が合流した民進党は6%程度の支持を得ていることになる。その他の政党は0~2%程度で、「支持政党なし」が64%にのぼった。

単純には比較できないが、朝日新聞が3月12~13日に20歳以上の有権者を対象に行った調査では、「支持政党なし」は36%だった。
読売は定例調査対象を18歳以上、携帯電話にも広げる

NHKが15年11月から12月にかけて18~19歳を対象に郵送方式で行った調査でも、「支持政党なし」の多さが目立った。「あなたはふだん、支持している政党がありますか」という質問に86.3%が「ない」と回答。その理由で最も多かったのが「政党について詳しく知らないから」で、52.7%を占めた。

通常、報道各社が月に1回のペースで行っている電話世論調査では、「固定電話」にランダムに電話をかける「RDD」と呼ばれる方式が一般的で、20歳以上の有権者が対象だ。

しかし、読売新聞は、16年4月の調査から18歳選挙権に合わせて調査方法を変更している。4月1~3日にかけて行った調査では、調査対象を18歳以上に拡大し、固定電話以外に携帯電話にも電話をかけるようにした。これは、読売が16年1~2月に行った郵送調査で、自宅に固定電話を置かず携帯電話だけを持っている人が14%もいたためだ。

これまでも、若手を中心に固定電話離れが進んでいるため、固定電話だけでの世論調査は国民の全体の声とは言えないのではないか、との指摘が出ていた。

今後、多くのメディアや調査機関の世論調査でも、同じような対応を迫られることになりそうだ。

●世論調査対象ケータイにも 若者の動向把握へ加速 居住地特定など課題
       西日本 2016/06/07
 今夏の参院選から「18歳選挙権」が導入されるのに伴い、政党などが情勢把握のために行う世論調査の対象を、従来の固定電話に加えて携帯電話にも広げる動きが加速しつつある。携帯電話やスマートフォンしか持たない若年層の“心中”にアプローチするためだ。ただし無作為にかけるだけでは居住地が特定できないなど、携帯ならではの課題も浮かび上がる。

 参院選公示まで約1カ月に迫った5月下旬、ある政党が福岡県内で電話世論調査をした。政党や福岡選挙区立候補予定者の支持率を探るのが狙い。衆院選の県内11小選挙区ごとに千件前後、県全体で約1万2千件も集めたものの、党関係者は「青年層の情勢把握はほとんどできなかった」。従来なら高い精度が期待できるサンプル数だが、固定電話に限られていたからだ。

 調査はコンピューターで無作為に発生させた固定電話番号にかける方式が主流。市外局番で回答者の地域を絞れる利点がある。

 与野党や議員個人などから世論調査を請け負うテレマーケティング会社、グリーン・シップ(東京)は今、携帯電話にも対象を広げる新システムのテストを重ねている。無作為に携帯にかければ全国各地で着信されるため、自動音声で電話をかけ、まず郵便番号を入力してもらって居住地域を特定。その地域の候補者名などを選べるようにする。

 スマホや携帯しか持たない人が多い18~19歳が有権者になるのに加え「固定電話を解約して、携帯だけに切り替える家庭も増えつつある」と担当者。政党からも携帯を含めた調査を打診されており、参院選から本格稼働できるよう対応を急ぐ構えだ。

 携帯電話への世論調査を実験した日本世論調査協会(東京)などは昨年3月、その結果をまとめた。20代の回答が多く得られた一方、男女比は2対1と偏った。女性は知らない番号からの着信を警戒する傾向が強いためとみられる。

 福岡市内在住の50代男性会社員は日曜の5日午前、散歩中に携帯が鳴った。表示された相手の番号は「0120」で始まるフリーダイヤル。「自動音声による参院選の世論調査だった。長くなりそうだったので約1分で切った」と言う。

 そもそも運転中で取れないケースも想定され、答えてもらう工夫も求められそうだ。協会事務局は「いずれは固定電話と携帯の普及率が逆転しかねない。従来の方式を補完する手法として、研究を重ねる必要がある」と話す。

●自民党の選挙当日の新聞広告は選挙犯罪ではないのか
     Yahoo!ニュース 渡辺輝人 |弁護士(京都弁護士会所属) 2016年7月10日
今朝の新聞朝刊をみて驚愕しました。なんと自民党の広告が掲載されています。「アベノミクス」という、自民党自らが設定した選挙総点まで堂々と掲載されています。調べたところ、少なくとも、朝日/読売/毎日の各紙に掲載されていました。これは、長年にわたって暗黙の了解だった一線を政権党自ら超えてしまったことを意味します。

憲法と公選法 ・・・(略)・・・
政治活動と選挙運動の関係・・・(略)・・・
公選法と政党広告の関係 ・・・(略)・・・
選挙当日に政党が行う「政治活動」はあり得るのか・・・(略)・・・
規制に責任を持つ側が恣意的な運用をする卑劣さ・・・(略)・・・

●本当に自民党は大勝したのか?なんだか変なマスコミ報道。
       - 竹村英明の「あきらめない!」2016年07月11日   人生たくさんの失敗をしてきた私ですが、そこから得た教訓は「あせらず、あわてず、あきらめず」でした。
2016年参議院選挙が終わった。
マスコミ各社の報道は与党圧勝、改憲勢力が議席の三分の二を獲得!というものだ。
自民党が大勝し、民進党をはじめとする野党各党が敗北だと。
しかし、選挙結果を見てみると「?」がつく。
どうして、この数字で、そんな解説ができるのかと。

自民党は敗北していた!
選挙結果というものは、その時の数字だけで論じるべきではない。
前の選挙、さらに前々回の選挙結果との比較が必要だ。
とくに参議院選挙は3年ごとに議席の半数ずつが改選となるため、6年前の前々回との比較が重要だ。

自民党の2010年、2013年、2016年の参議院選挙区の結果はこうなる。39→47→36。
大勝の前回より減らし、なんと前々回よりも減っている。
・・・(略)・・・勝ってはいるが、前回、前々回との比較で言えば「大負け!」というべきだろう。
これが、共産党による大胆な野党統一候補提案とそれに呼応した野党各党の実行の成果であることはいうまでもない。
もし、野党統一候補が全一人区で成立していなかったら、自民党は「単独過半数」を確保どころか、単独で憲法改正の発議ができる162議席に迫る勢いとなり、確実に憲法改正へと進んだことだろう。

憲法改正はあるのか、ないのか
自民党の大敗を覆い隠しているのは、公明党の躍進である。
選挙区で3→4→7と増え、比例は前回同数の7だが総数で3増やし14とした。
前々回は総数で9だったので着実に増やしていることになる。
ただし、得票数でいうと、前々回は764万票、前回は756万票、今回は757万票なので、実は増えていない。6年前よりは減っているのだ。
それでも議席数を増やしているのは、投票率の低下と選挙区(複数区)での薄氷の勝利のたまものだ。
・・・(略)・・・

意外に健闘している民進党
ボロ負けのように言われている民進党だが、選挙区では意外に健闘した。
・・・(略)・・・

残念な平和派市民の迷走
今回の参議院選挙では、野党の統一候補実現という大きな成果があったのと裏腹に、戦争法反対、憲法改正阻止にはやるばかりに、全く逆の結果を生み出しかねない残念な行動があった。
・・・・・・(略)・・・



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