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てらまち・ねっと



 数日前に、「ありえへん議会」の話をブログにした。今日は、市長や副市長の「ありえへん」。
 福岡県飯塚市のこと。飯塚市といえば、かつて、学校給食へのメラミン食器の導入の問題が全国的な運動になり、その関係で一度訪れたことがある。

 今回、市長・副市長が賭けマージャンを繰り返していたこと。
報道を記録して、それを見比べてみたけれど、「なぜ起きた」「どういう経緯で発覚した」などの全体像が見えにくかったので、要点を下記に抜粋してみた。
 それをさらに断片化してつなげると次。

●≪発端と経過≫ 市長になって10年、そのころからやっていた。市長らの現場出入りを撮影したDVDがあり、ドロドロ。
2人が店へ通うのをやめたのは、今年初めに副市長を訪ねた第三者が元店舗に出入りする場面を捉えた画像を示し、交渉を迫ったのがきっかけ。

●≪報道のタイミング≫ NHKの取材では、去年11月以降、田中副市長が日中に訪れる様子が複数回確認され、1月には市長も3回訪れ、長い日にはおよそ8時間店にいた。うわさが広がり、西日本新聞は9月から取材を進めていた。この件に関する「陳情」があったことで、このタイミングでの報道になった。

●≪業者との癒着≫ 場所は元市議が管理する元マージャン店。市役所から車で5分。普段は閉まっているが、2人が訪れた時だけ開けていた。マージャンをしていたメンバーは7~8人。

●≪指定管理者≫ マージャン相手には、来年4月から市施設の指定管理者になる会社の社長もいる。
 斉藤市長「ごく近い間柄。家族マージャンのようなもの。口利きをしたことは一切ない」

●≪当人の認識、辞職の可能性、市民の声≫ 2人は議会で謝罪。「賭けないとおもしろくない」、賭けマージャン「許容範囲」。仲間内でやっていて、問題はなかったという認識。市長と副市長は「辞任する考えはない」と明言。

●≪世論≫ 市役所には電話やメールで計146件の苦情や批判が殺到。市議会は22日、全会派一致で市政治倫理条例に基づく審査会の早期設置を市に申し入れた。

 とみてくると、いずれは辞職をせざるを得ない事態。
 汚名を広めて仕方なく辞める、潔く辞めるか、選択のタイミング。
 
 次が、報道の要約版。
★NHK 12月22日 11時58分★≪市長と副市長がたびたび平日に賭けマージャン 福岡 飯塚/NHKの取材では、去年11月以降、田中副市長が日中に訪れる様子が複数回確認され、1月には市長も訪れて、長い日にはおよそ8時間店にいたこともありました。・・斉藤市長は1月にNHKが取材した際、3回にわたって訪れていた≫

★西日本 2016年12月22日 6時0分★≪賭けマージャン「許容範囲」、10年前から 第三者が入店画像、交渉迫られやめる/市政トップの2人には一部の市民の間で「平日の昼間から出入りしている」とうわさが広がり、西日本新聞は9月から取材を進めていた。斉藤市長は10年近く前からしていたという。2人が店へ通うのをやめたのは、今年初めに田中副市長を訪ねた第三者が元店舗に出入りする場面を捉えた画像を示し、交渉を迫ったのがきっかけだった。マージャン相手には来年4月から市施設の指定管理者になる会社の社長もいる≫

★西日本 2016年12月22日 10時34分★「賭けないとおもしろくない」市長、副市長と賭けマージャン 一問一答/-指定管理者もいた。
 斉藤市長「ごく近い間柄。家族マージャンのようなもの。口利きをしたことは一切ない」≫

★朝日 2016年12月22日13時11分★≪一般職員の勤務時間中も/マージャンをしていた場所は元市議が管理する元マージャン店で、市役所から車で5分ほど離れている。普段は閉まっているが、2人が訪れた時だけ開けていた。≫

★時事 2016/12/22-13:53★≪平日昼に市内業者らと/マージャンをしていたメンバーは7~8人≫

★テレ朝 2016/12/22 11:52★≪2人は議会で謝罪しましたが、仲間内でやっていて、問題はなかったという認識を示しました。≫

★j-cast 2016/12/22 17:58 ★≪市長のDVD 「現場出入りを撮影」のドロドロ/この件に関する「陳情」があったことで、このタイミングでの報道になった可能性がある。≫

★西日本 2016年12月23日 06時00分★≪飯塚市が政倫審設置へ 賭けマージャン苦情殺到/市議会は22日、全会派一致で市政治倫理条例に基づく審査会の早期設置を市に申し入れた。市役所には電話やメールで計146件の苦情や批判が殺到。一方、市長と副市長は同日記者会見し、「辞任する考えはない」と明言した。政倫審は議長の申し入れがあれば設置される。市が選定する学識経験者と議員の代表者で構成。市議会は政倫審の報告を受けた後、地方自治法100条に基づく調査特別委員会(百条委)の設置などを含め、対応を検討するとしている。≫

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 (参考)12月20日ブログ ⇒ ◆ありえへん議会/三田市委員会 否決した議案を再審査して可決/上峰町議会 ふるさと納税で財政改善したから「費用弁償」復活案

●市長と副市長がたびたび平日に賭けマージャン 福岡 飯塚
    NHK 12月22日 11時58分
福岡県飯塚市の市長と副市長が、平日の日中に現金を賭けて業者らとマージャンをしていたことがわかりました。2人は22日記者会見し、事実関係を認めて謝罪しました。

飯塚市の斉藤守史市長(68)と田中秀哲副市長(69)は、平日の市役所の開庁時間に、現在は営業はしていない市内のマージャン店を訪れ、知人の業者らと現金を賭けてマージャンをしていました。

NHKの取材では、去年11月以降、田中副市長が日中に訪れる様子が複数回確認され、1月には市長も訪れて、長い日にはおよそ8時間店にいたこともありました。


市長と副市長は特別職で勤務時間などを定める規定はありませんが、2人は22日記者会見し、「市民にご迷惑とご心配をおかけし、おわびします」と謝罪しました。そのうえで、業者らとの賭けマージャンで、1日に1万円前後のやり取りをしていたことを認めました。

平日にマージャンをした回数については、田中副市長は「月に多くて2回」、斉藤市長は「これまでに1回だけ」と説明しました。ただ、斉藤市長は1月にNHKが取材した際、3回にわたって訪れていたことから、会見後に取材したところ、「確かな回数は覚えていない」と答えています。

田中副市長は「利益供与などはしていないが、業者とやるのがどうかということであれば今後改めなくてはいけない。平日にしたこともいいことではないので襟を正したい」と述べました。

市民から厳しい声
飯塚市長と副市長が平日の日中に賭けマージャンをしていたことについて、市民からは厳しい声が相次ぎました。
50代の女性は「今、飯塚市は財政なども含め大変な時なのに、そういったことをしていたと聞いて、憤慨しています」と話していました。
58歳の男性は「本当に言語道断で、襟元をただしてほしいです」と話していました。

●賭けマージャン「許容範囲」、10年前から 第三者が入店画像、交渉迫られやめる
       西日本 2016年12月22日 6時0分
 平日昼に市庁舎を抜け出し、賭けマージャンに興じていた福岡県飯塚市の斉藤守史市長と田中秀哲副市長。市政トップの2人には一部の市民の間で「平日の昼間から出入りしている」とうわさが広がり、西日本新聞は9月から取材を進めていた。斉藤市長は10年近く前からしていたという。特別職の2人には通常の公務員のような勤務規定はないが、識者は「一般職員だったら懲戒処分ものだ」と指摘する。

 2人は本紙の取材に道義的責任を認めたものの、斉藤市長は「社会通念上、許される範囲。賭けなかったら全然面白くない」と語った。2人が店へ通うのをやめたのは、今年初めに田中副市長を訪ねた第三者が元店舗に出入りする場面を捉えた画像を示し、交渉を迫ったのがきっかけだった。

 田中副市長によると、第三者とは面識がなく、福岡市内のホテルで交渉の場を持つよう要求され「仕掛けられた」と思ったという。飯塚署に相談して面会を拒否。飯塚署の幹部は取材に「毅然(きぜん)とした態度で応じるように伝えた」と明かした。

 マージャン相手には来年4月から市施設の指定管理者になる会社の社長もいる。2人は便宜供与について「一切ない」としている。

 出水薫九州大大学院法学研究院教授(政治学)は「特別職とはいえ、一般職員は執務時間内であり、示しがつかない。市民感覚からも理解不能だ」と批判。22日には市議会本会議が開かれ、説明が注目される。出水教授は「選んだ有権者も自らの判断を省みる機会になる」と話している。

●「賭けないとおもしろくない」市長、副市長と賭けマージャン 一問一答
        西日本 2016年12月22日 10時34分
 本紙の取材に対する斉藤守史市長と田中秀哲副市長の一問一答は次の通り。

 -平日の開庁時間に賭けマージャンをしていた。

 斉藤市長 午前中に公務が詰まり、午後は空いていたので休みを届け出てやった。市長になって10年近く、ここでやっていた。

 田中副市長 メンバーは親しい仲間で固定している。秘書に午後は休みを取ると伝えた。マージャンに行くとは言っていない。公務に支障はなかった。

 -賭けのレートは。

 斉藤市長 大きく動いても1日に1万~1万2千円程度。社会通念上許される範囲だと思っている。

 -賭け行為は違法では。

 斉藤市長 可能性があると分かっているが範囲があり、今回は許される範囲内だと思う。賭けなかったら全然面白くない。開庁時間にしていたことには道義的責任を感じている。

 田中副市長 平日の開庁時間に賭けマージャンをしたことは道義的に責任がある。ただ、楽しみは何かないと。違法というのは違うと思う。

 -指定管理者もいた。

 斉藤市長 ごく近い間柄。家族マージャンのようなもの。口利きをしたことは一切ない。


 -今後の進退は。

 斉藤市長 今回の件は反省している。

 田中副市長 副市長から退く考えはない。私がいると迷惑する人がおり、仕掛けられたと思っている。

●市長・副市長が賭けマージャン 一般職員の勤務時間中も
      朝日 2016年12月22日13時11分
 福岡県飯塚市の田中秀哲(ひであき)副市長が一般職員の勤務時間中に、庁舎外で賭けマージャンを繰り返していたことが分かった。斉藤守史(もりちか)市長が同席し、ともに賭けたこともあった。2人は事実を認め、22日の市議会で陳謝した。メンバーには元市幹部の元市議や、来年度から市施設の指定管理者となる事業者の代表が含まれていた。

 2人によると、マージャンをしていた場所は元市議が管理する元マージャン店で、市役所から車で5分ほど離れている。普段は閉まっているが、2人が訪れた時だけ開けていた。市長や副市長ら特別職は勤務時間は決まっていないが、田中副市長は一般職員が勤務中の平日の昼間に庁舎を離れ、マージャンをしていた。斉藤市長が今年、同席したこともあったという。

 本会議で斉藤市長は「自分の軽率な行動で、市議会や市民の皆様にご迷惑とご心配をおかけしましたことに、心よりおわびを申し上げます」と陳謝。田中副市長は「1年間トータルしてみれば勝ったり負けたりでトントン。ゲーム感覚でストレス解消がメインと思ってやっていた」と述べた。事業者が同席していたことについては2人とも「旧知の知人で、便宜供与を図ったことはない」と説明した。

 議会後に記者会見した田中副市長は「ゲーム感覚で、何もないと面白くないと思った」と釈明。斉藤市長は「賭けなかったらマージャンをする人がどれだけいるのか」と述べ、平日の昼間以外にも週末などに賭けマージャンをすることがあったと認めた。

●市長と副市長が賭けマージャン=平日昼に市内業者らと-福岡・飯塚市
       時事 2016/12/22-13:53
 福岡県飯塚市の斉藤守史市長(68)と田中秀哲副市長(69)が、平日の開庁時間に現金を賭けてマージャンをしていたことが22日、分かった。2人は同日の定例市議会で事実を認め、陳謝した。

 市長らによると、マージャンには市内の業者が同席していた。2人は「昔からの知人で、便宜供与を図ったことは一切ない」と強調。田中副市長は「時間内に行っていたのは今年1月下旬。それ以外は時間内に一切行っていない」と話した。

 2人は議会終了後、同市役所で記者会見し、説明した。それによると、マージャンをしていたメンバーは7~8人で、金額は1日に1万円程度だったという。斉藤市長は開庁時間にマージャンをしたのは今年1月の1回のみとした上で、「任期は務める」と語った。

●福岡・飯塚市長と副市長、平日昼間に賭けマージャン

          テレ朝 2016/12/22 11:52
 福岡県飯塚市の市長と副市長が平日の昼間に賭けマージャンをしていたことが分かりました。2人は議会で謝罪しましたが、仲間内でやっていて、問題はなかったという認識を示しました。

 飯塚市・斉藤守史市長:「自分の軽率な行動で大変、ご迷惑とご心配をお掛けしましたことに対して心よりおわびを申し上げます」
 22日に開かれた議会で斉藤市長は、田中秀哲副市長とともに複数回にわたって平日の昼間に市庁舎を抜け出し、賭けマージャンをしていたことを認め、「道義的な責任はある」として謝罪しました。

一方で、「仲間内でやっていたもので、問題はなかった」との認識を示しました。賭けマージャンには市の施設の指定管理者になる会社社長も加わっていましたが、便宜を図ったことはないと説明しました。


● 「昼から賭けマージャン」市長のDVD 「現場出入りを撮影」のドロドロ
       j-cast 2016/12/22 17:58
福岡県飯塚市の斉藤守史市長(68)と田中秀哲副市長(69)が平日昼間に市役所を抜け出して賭けマージャンに興じていたことが報じられ、2016年12月22日の市議会で事実関係を認めて「市に対する信頼を大きく損なわせてしまった」などと陳謝した。

ただ、2人は冒頭発言で「マージャン」としか説明しなかった。市議から「マージャンとは違う。賭けマージャンだ」と指摘され、田中副市長は「『トントン』だった」などと泥縄式の釈明に追われていた。一部では、2人のマージャン通いは以前から知られていたようだ。だが、この件についての調査を求める「陳情」が市議会に届いたことで、事態が明るみに出ることになったようだ。

賭けマージャンは平均すれば「トントン」
この問題は12月22日に西日本新聞が報じて明らかになった。一緒にマージャンをしていたメンバーには、17年4月に市施設の指定管理者となる事業者の社長も含まれていたとも指摘された。これを受けて、斉藤市長は市議会で、

・・・西日本新聞では「9月から取材を進めていた」といい、NHKは同日正午のニュースで、市長と副市長の2人が賭けマージャンの現場となった元マージャン店に出入りする16年1月の映像を放送している。かなり以前から2人が地元メディアからは「マーク」されていたことがうかがえる。市長が冒頭発言で明らかにしたように、この件に関する「陳情」があったことで、このタイミングでの報道になった可能性がある。
副市長は「仕掛けられたと思っている」

●飯塚市が政倫審設置へ 賭けマージャン苦情殺到
      西日本 2016年12月23日 06時00分
 福岡県飯塚市の斉藤守史(もりちか)市長と田中秀哲(ひであき)副市長が平日昼に賭けマージャンをしていた問題で、市議会は22日、全会派一致で市政治倫理条例に基づく審査会の早期設置を市に申し入れた。市役所には電話やメールで計146件の苦情や批判が殺到。一方、市長と副市長は同日記者会見し、「辞任する考えはない」と明言した。

 政倫審は議長の申し入れがあれば設置される。市が選定する学識経験者と議員の代表者で構成。市議会は政倫審の報告を受けた後、地方自治法100条に基づく調査特別委員会(百条委)の設置などを含め、対応を検討するとしている。

 同条例は市長らの政治倫理基準について、「市民の代表者として品位と名誉を損なう行為、不正の疑惑をもたれる行為をしない」などと規定。審査会設置者を市長と定めているが、今回は市長と副市長が審査対象となるため、鯉川信二議長は政倫審設置を石田慎二総務部長に申し入れた。鯉川議長は「あってはならないことで、市の信頼を失墜させた」と批判した。

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