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てらまち・ねっと



 無農薬で稲の栽培を40年以上やっている。いろんな方法をやってきて、3年前までの15年ほどは、紙マルチ田植え機を4軒共同で使っていた。それでも7月にはある程度の草が生えている。

 2年前から紙マルチをやめチェーン除草に転換。その年は、寺町畑さんが自作した除草機を一人で引き歩くという人力で水田を引っ張る超ハードな作業でこなした。結果は・・草がほとんどない抜群の方法。しかも、この年から、私が開発した自動で水位コントロールできるポンプで給水するシステム。水が切れることがないから草も生えにくい。

 昨年はチェーン除草機を二人で畔から引っ張る方法。二人だから半日で済むとはいえ、これは極めて重くて、60歳を過ぎた身体には、1往復を引くのがやっと。若い二人に任せた。いずれにしても、3200㎡の水田の除草のために、毎週1回、半日引き続けることを4回行うのはあまりにも過酷。今の時代、不合理すぎる。
 そこで、冬のうちに、電気の動力で巻き取り機を開発できなかと思案。

 その機械ができて、実際に使ってみたら、抜群の働き。今年1000㎡増えて4200㎡の水田。楽々に済んだ。
 自分で「発明品」というのは手前味噌かも知れないけれど、やっぱり「発明品」は大成功、との実感。
 費用は、しめて約3万円。
 その状況を簡易に記録しておく。
 詳しい作成方法や特性は後日改めてブログにする。

 なお、今朝の気温は16度。雨なのでウォーキングはお休み。昨日6月14日の私のブログへのネットのアクセス情報は「閲覧数4,631 訪問者数2,223」。

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●試作機を、まず庭でテスト


5.8キロのチェーンの除草機も引っ張れた
除草機は寺町畑さんの作


3ミリワイヤーでやってみたら、巻けたけど、
クルクルに巻いてしまって、気持ちよくない。
巻き取り軸が細いからだろう


前年、人力で引くために使ったロープは順調にまけた


そこで、漬物の押し蓋で60mのロープも巻けるように
巻き取り部を拡大
(巻き取りの軸はハウスの直管の19ミリに拡大)
畑の通路では抵抗が少ないので楽に巻けた


この時点で、30数年前からの350Wのドリル。
耕起前の稲の株がある水田で試したら、
ドリルから煙が出たので、出力不足はあきらか。
800Wのドリル(ブレーキ付き)を注文して試すことにした。

●おおむね完成した装置


ドリルはフリー(ある程度の自在性)にしてある




水田の縦が55mなのでワイヤーは2ミリ60mにした

●ドリルの回転(ワイヤーの巻き取り)速度の調整。
スピードコントロールは「日動 スピコンBOX」を使ってみている
20%から90%のコントール。
実際に使ってみると、ほぼ最低速度で良かった。
だから、ドリルへの負荷も予想外に少ない。
(チェーン除草機も引くことができる)


●回転の動力と回転部の接続における、
固定の容易さと安定性を考えてモーターなどでなく、
ドリルを選択した。
ドリルにインパクトの17番のソケットを使用。


●巻き取り部のサイドは、
ディスクグラインダ ダイヤモンドカッターの使用後の廃棄分で強度をとり、
 漬物の押し蓋で半径を大きくした。
回転軸は、ハウスパイプの中にナットを打ち込んで芯のパイプを拡大・補強
芯のパイプの回転部の受け部分は、
ワイヤーのシャックルを板材に埋め込むように固定して臨時的に作成。
(このシステムで良ければ、将来は既製品の固定具を何か流用できるとみている)

ワイヤーの接続はワイヤクリップ ワイヤコース

●田植え後の4日目に本番
除草機は寺町畑さんの作。
今年は猫除けの爪の付いたパーツを組み合わせて作成(約1万円)。
超軽量化した。

向こうで引っ張っている
















なお、うちの水田では自動で水位コントロールできるポンプで給水するシステム。
だから、片側は電源がある。
反対側では、5年ほど前に24千円で購入したエンジンの発電機を使用。
幸い850Wの発電なので、800Wのドリルは難なく回る。
しかも、30%程度の負荷で使用したから、
まったく問題なし。

●草が浮いている
赤丸以外に小さい草も浮いている


なお、除草機は幾分横に流れることがあったので、
次回(一週間後)にむけて、ブレ防止対策のための改造中




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