(Entry 293~294/365) OLYMPUS PEN Lite E-PL1 + M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm f3.5-5.6 L
2008年の北京オリンピックでの400m自由形の優勝記録は、韓国(KOR)の朴泰桓選手が出した3分41秒86。
なんと、ぼくの400mの水泳タイムより10分以上も早い。
というか、ぼくのそれは1500m自由形の優勝タイムに限りなく近い。
このスタミナモジュールの検定が行われたのはマリアナリゾート&スパ。サイパンで唯一、乗馬施設がある施設だ。
プールは50m。海水が引き込まれているせいか、体は浮く。屋外のプールだが、さほど冷たさを感じない。
400mのテストを終えて、ぼくはまるで死体のようにプールサイドに横たわった。
といのも、プールが15時で終わってしまうので、残り1時間で他の種目をやり終えなければならない。
ぐったりと横たわっているぼくに、現地のプールのライフガードが心配して覗きに来る。
ダイブマスターの検定試験はここでちょくちょく行われているらしいのだが、種目が終わるごとにプールサイドに横たわって休んでいる練習生は初めてだったのかもしれない。一応、溺死体と間違われないように、ぜいぜい大きく息をして生きていることをアッピール。
心配してプールのライフガードが酸素を吸入させてくれるかなと期待したのだが、ここには酸素の用意はないらしい。
100mレスキュー曳航、800mシュノーケル。合格ライン到達のため、死ぬ気でフィン・キックしたタイムトライアル。
もう限界。息が切れて溺れそうになるたびに、直前に励ましに来てくれたちえみさんの笑顔を思い出しがんばる。
サイパン在住の彼女は、このスタミナモジュールの検定前にわざわざ駆けつけてくれたのだった。
「ぜってー負けねー!」
疲労ダイバー役のインストラクターを引っ張りながら、ぼくは心の中で叫んでいた。
なんでダイブマスターに挑戦したのか?
若いもんに、まだ負けん!と思ってたこともある。しかし、2日後に陥った全身の筋肉痛に泣かされた。
体は正直だ。
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