tetujin's blog

映画の「ネタバレの場合があります。健康のため、読み過ぎにご注意ください。」

アスリートたち

2011-11-15 22:41:46 | 日記
 
 

歴史的建造物の写真を撮ろうとS市の街中を歩いていた時だった。
方向音痴のぼくは道に迷い、途方に暮れていた。
そんなぼくの耳に響いてきたのが、道の前方にあった学校のグランドからの声。

ソフトボール練習試合だった。両チームとも監督の声が大きく聞こえる。その度、選手たちは「ハイ」と返事をする。懐かしい光景だ。
どんな競技でも、高いモチベーションを持ってプレーするアスリート達は本当にかっこいい。

県の大会が終わって、3年生が引退したこの時期は、1,2年生のチームだ。だから、まだ、フォームは未完成だが、良い指導を受けているのだろう。女子にしてはなかなかのフォーム。
・・・バッティング・フォームは指導者の数だけ理論があるので、余計なことは書かないことにする。
はて?S高のホームゲームなのだが、なぜか一塁側。

以前、ダイビングでプロの野球カメラマンと一緒に潜ったことがあった。プロのカメラマンの一試合の撮影枚数は平均2000枚。そのうち、20~30枚を選んで、その日のうちに本社に送るのだそうだ。
カメラマン席から、300mmの望遠で打者を狙う。シャッタースピードは1/1000以が必須という。ナイターならISO感度を1250くらいにして、F2.8のレンズの絞り解放で撮影するとのこと。
・・・300mmでF2.8のレンズって、ニコン純正だと50万以上かあ。・・・手が出ない。

この日、ニコンに付けていたのは、広角-標準系のズームレンズ。F値が高いことと、曇り空ということもあって、シャッタースピーはなかなか稼げない。

彼女たちの試合を見ていて気に入ったのは、彼女たちが伸び伸びとプレーを楽しんでいることだ。まだ、1,2年だからだろうか。これが3年になって、最後の夏になってくるといろんなプレッシャーがかかってくる。

実は、ぼくはプレッシャーに弱かった。練習では外野オーバーの打球を連発してても、いざ試合になると打球は急速に失速し、外野手への平凡なフライに終わる。三振が恐くてバッドのヘッドを走らせられないからだ。飛距離はバットのヘッドのスピードに比例する。ボールへのインパクトの瞬間に手首を返せば、バットのヘッドを加速できるのだが、プレッシャーを感じるとテキメンに手首が返らなくなる。

プレッシャーといえば、練習では、例えば全員がバントを決めるまでやらされた。1人が失敗したら全員がダッシュのペナルティ。
バント練習に限らず、ノックでもエラーをしたり、暴投するなどミスをすれば上級生や同級生から容赦ない罵声が浴びせられた。
ミスをした瞬間、
「辞めろ」
「帰れ」
「ユニフォームを脱げ」
などなど。
試合で実力を発揮するには、普段の練習からプレッシャーを感じて練習しなければならない。吐きそうになるくらいのプレッシャーを練習で感じていた。

試合を楽しんでいた彼女たち。だが、いつか、プレッシャーと向き合わなければならない日が必ずやってくる。この後、彼女たちはどんな成長をとげていくのだろう。来年の夏の楽しみができた。・・・また撮らせてください。


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