野毛ばかりじゃないでしょ・・・
そんな声が聞こえて来そうだが、野毛の大道芸は、時間とスケジュールが決められた娯楽番組だ。
だから、まるで茶の間でテレビを見ているような感覚で、折りたたみのレジャーチェアーを持ち込んでの観覧となる。公共の場が、まったりとくつろぐ個人的な場所に様変わりする。
もちろん、くつろいでの観覧は個人の勝手だ。だが、他人に全く気を使わない一部の観客のマナーの悪さに、主催者側もあれこれだいぶ苦心をしているのも事実。
今年も、人垣の後ろで多くの人たちが、パフォーマンスを満足に見ることができずに帰っていった。
これは、野毛の町が大道芸をスタートさせた当時に、街角にステージを作って演目のスケジュールを決めた時点で、人気の大道芸人の芸は人垣に隠れて見えないという状況を産んできた。いわば野毛の宿命。
大道芸を観たいのなら、そのステージに居続け、パフォーマンスが終わって前にいる観客の退席を辛抱強く待たないといけない。それが野毛の娯楽番組を観るすべだ。
本来のストリート・パフォーマンスは、通行人の興味を引いてその足を止めることから始まる。忙しい通行人に、時間という対価を払わせ、ついでに投げ銭を得る。これがストリート・パフォーマンスの真骨頂だ。通行人とパフォーマーの真摯な駆け引き。大道芸のだいご味である。
・・・どうだろう。時間も場所も決められていなければ、つまり、流し専門になればもっと大道芸は内容が変わるのかもしれない。
娯楽番組化した野毛の大道芸では、到底、無理な話なのだが・・・。。
実はyoutubeの動画も、ある意味、ストリート・パフォーマンスだ。インターネットという川のような情報の流れの中で、動画を最後まで見てもらうには、それなりに人の興味を聞かなければならない。
ぼくがyoutubeにあげる動画の中で、野毛の大道芸のスナップのスライドショーは、比較的、他の動画よりもアクセス数が多い。もちろん、これはパフォーマーたちの魅力的な演技のおかげなのだが。
大道芸のだいご味を、インターネットという流れの場で味あわせていただいているのかもしれない。
野毛のパフォーマンスを心行くまで観れなかった人たちに、せめてのプレゼント。魅力的なパフォーマーたちの姿を楽しんでください。
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