tetujin's blog

映画の「ネタバレの場合があります。健康のため、読み過ぎにご注意ください。」

5月のしえと

2012-05-28 23:00:24 | 日記

 

5月の連休の豪雨の中、東北自動車道を疾走してたら、愛車ステップワゴンの塗装が剥げた(涙)。タイヤを変えてから見違えるように燃費が良くなって、いろいろと愛着があった。10年以上乗り続けるつもりでいたが、どうやらメンテ費用がかさんでくる分岐点なのかもしれない。
なのであっさりと諦めて、最後のドライブ。行く先はいつもの遠出コース。今回は少しばかり足を延ばして大洗の先の阿字ヶ浦海岸まで。
帰路にはここがドライブの目的、佐原「カフェしえと」。

黒糖豆寒天黒蜜かけ。しえとの和風スイーツは何を頼んでもはずれはない。安心だ。
「豆寒天」は吉行 淳之介の「やややのはなし」に出てくる。ホンモノの大人の粋と洒落っ気が随所に漂うエッセイ。
その「やややのはなし」によると「豆寒天(豆カン)」は、浅草の「梅むら」らしい。
曰く「この豆カンが旨かった。あんみつは女子供にはいいだろうが、私は少し疲れる」

しえとの黒糖豆寒天黒蜜かけ。寒天には、かすかにさわやかさが香る。大人の味だ。
寒天の主原料はアルギン酸ナトリウム。天然由来のそれは、どんなに精製してもいやな磯の匂いがする。一方。しえとの寒天はさわやかな香り。・・・どうやって、あの磯の匂いをなくしているんだろう。

しえとは、震災で壊れた家屋の修理のため、ほぼ半年ぶりの営業再開なのだが、前と同じスタッフたちが戻っていた。この変わらなさも素敵だ。浅草の老舗もいいが、しえとも頑固でありながら色っぽい古風な女性を見ているようで楽しい。


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