「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。夜の底が白くなった。信号所に汽車が止まった」
川端康成の雪国。
今も、関越トンネルを抜けて、2階建ての新幹線の窓から外を見ると、朝日に輝く雪景色が見える。
だが、旅情は全く変わってしまった。
新幹線の座席では、家族連れが、トンネルの騒音に負けじと大きな声で騒ぎまくってるし、自由席はスキー行きの若者たちで溢れかえっている。
昔は、雪国へのアクセスが、丸々1日かかってた時代だから、気安く家族連れで週末旅行なんてできなかった。
いい年した大人たちは生活に追われて旅行どころの話じゃなかったはずだ。
昔なら、滅多に乗れなかった列車の座席で騒ぎでもしようものなら、指定席であろうがなかろうが、乗り合わせた他の大人たちから怒られたものだった。
今は、日本人の価値観が変り、騒ぐ家族連れに意見でもしようものなら、逆に席を追い出される時代となった。
時代とともに価値観は変化する。
それは抗いようのないことだ。。
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