もう死語になってしまったのだろうか。観光立国、日本。
平成19年1月に施行された「観光立国推進基本法」に基づき、各種の取組みを進めてコロナ前にはインバウンドが街中であふれてた。
ポストコロナを考えれば、Tokyo Olympicは、世界中に「美しい国・日本」をアピールする格好の観光戦略だったはずだ。
残念ながら、今の東京オリンピックは、灰色の小さな空に囲まれて、オリンピック村の風景しか見えな酷暑の印象しか与えないだろう。数年後、思い出すのは、もちろん美しい日本の自然ではなく、呆けた顔の首相の顔と、脂ぎった守銭奴たちの顔。それと、とってつけたような「マリオ」かもしれない。
過去の開催地を振り返れば、アテネ、パリ、セントルイス、ロンドン、ストックホルムと、憧れの都市だ。ソウル、バルセロナ、アトランタ、シドニー。・・・美しい町並み。
無観客でいい。ただ、“都市景観”というオリンピック・レガシーは残して欲しいと思う。