石原慎太郎氏が亡くなった。89歳だった。一橋大在学中の56年に小説「太陽の季節」で文壇デビュー。芥川賞を受賞。
作家としての氏の印象はあまりない。映画化された「狂った果実」は観ているのだが、著作は読んだことがない。
68年に自民党から出馬し参議院議員、72年からは衆議院議員。途中都知事就任などを経て計9期当選。都知事時代の歯にモノを着せない、はっきりとしたものの言いようが強く印象に残っている。
たびたび物議をかもしたが、言っていることはごく自然に理解でき、納得もした。なによりも、中国に媚びを売らないもの言いに、胸がスカッとした。