tetujin's blog

映画の「ネタバレの場合があります。健康のため、読み過ぎにご注意ください。」

屋久島(2)

2009-07-17 23:18:10 | プチ放浪 山道編

 
 

【撮影地】鹿児島県熊毛郡上屋久町永田(屋久島灯台)(2009.5月撮影)
Copyrights© 2005-2009 TETUJIN
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屋久島は、約1400万年前に海底の熊毛層群(堆積層)にマグマが貫入して隆起することにより形作られている。このため、火山島とは異なって島の大部分が花崗岩からできている。
屋久島は今でも1000年で100cmほど隆起しているらしいのだが、同時に約90cm、風雨に侵食されているようで、差し引き1000年で10cmほどの隆起が続いているようだ。隆起した花崗岩は長い時間かかり侵食され、風化して砂になり川に運ばれ河口に堆積する。こうしてできた屋久島の砂浜は、南の島の白い珊瑚砂とは違う色合いを示し、やや褐色がかっている。

屋久島最西端の永田(屋久島灯台)から見る夕焼け。
夕日は屋久島の西に位置する火山島 口永良部島の島影に落ちていく。梅雨一歩手前の5月のこの時期は天気が安定しているものの、西の水平線近くには雲がかかっていて、きれいな夕日を見ることはできなかった。
今回、屋久島のダイビングでお世話になったのは、地元のダイブサービスウィルソックの望月さん。まだ独身の20代の男性だが、ぼくの師匠の初心者の頃のインストラクターというからすごい。すなわち、師匠^2。師匠^2にはこちらの旅のスケジュールを何にも伝えていなかったのだが、島に着くなり携帯に電話をいただいて、早速、自然の入り江一湊でのビーチダイブ。
夕日を見たいというぼくの希望を聞き入れてくれ、永田にある屋久島灯台にまで連れてきてくれた。
関東に比べ西に位置する屋久島。19時を過ぎてもまだ明るく、なかなか日が暮れない。昼と夜の間の青さが、異界へ吸い込まれそうで、ちょっと怖い。
この7月の皆既日食の話題に盛り上がりながら夕暮れのマジックアワーを待っていると、予約した民宿のご主人から電話。
到着予定時刻をとっくに過ぎても、姿を現さない旅人を心配しての電話だった。

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鎌倉 あじさいスポット

2009-07-16 22:49:13 | 古都 鎌倉

 
 
 
 

【撮影地】神奈川県鎌倉市極楽寺1-1-5(成就院)(2009.6月撮影)
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紫陽花の季節まではまだもう少し。入梅に待ってもらった日曜日の朝。
風のように高速道路をひた走るとそこは鎌倉山。心地よい風が吹き抜ける。

成就院(じょうじゅいん)の参道に咲くアジサイ。あじさい寺明月院とはまたちがうアジサイの風景が楽しめる。
雨の日の明月院のしっとりとした青色のあじさいも風情があるが、晴れの日の成就院のいろいろな色のアジサイも底抜けに明るくていい。
ここのアジサイは、262株。般若心経の文字数と同じらしい。

アジサイの向こう側には日にきらめく由比ヶ浜が見える。成就院は弘法大師ゆかりの小さなお寺で、縁結びの神さまが祀られている。 


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屋久島(1)

2009-07-15 22:37:11 | プチ放浪 山道編



【撮影地】鹿児島県熊毛郡上屋久町永田(屋久島灯台)(2009.5月撮影)
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屋久島は水の島だ。ひと月に35日も雨が降る。・・・らしい。林芙美子の小説「浮雲」の中でも『一ヶ月のうち雨が35日降る』という表現があるほど雨が多いところなのだ。
1993年に世界遺産に登録された屋久島は、九州最南端の佐多岬から南南西に60キロほどの位置に浮かぶ周囲約130kmのほぼ円形(東西約28Km南北約24Km)の島だ。島には一周する道路があり、車で一周すると約3時間(約100km)。自転車でも1日で周れる距離だと思う。
その最西端には1897年(明治30年)に建てられた日本でも古いタイプの灯台が建っていて、船の安全な航海を見守っている。


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雨だれ

2009-07-09 23:42:43 | 港町 YOKOHAMA



【撮影地】横浜市中区山手町16(イタリア山庭園)(2009.4月撮影)
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小さな頃から寝つきがいいほうで、特に雨音を聞くと心が休まりよく眠れる。
雨の日はロマンティックだし、人気のない夜の街路では、ジーン・ケリーのように踊りだしたくなる時もあるのだが、どちらかといえば部屋でじっとしていることが多い。久しぶりにアップライトピアノでも弾きながら・・・。
しかし、湿度の高い梅雨の季節は、ピアノの音が狂いやすくなり、弦をたたくハンマーの動きも鈍くなりがちだ。雨の日は、ピアノも人と同じく生き物なんだと感じられる。

さて、ショパンが1838年(28歳)の時、女流作家である彼の人生最後の恋人ジョルジュ・サンドと地中海の孤島マジョルカへ転地療養に行っていた時に作った曲がプレリュード「雨だれ」。途切れなく続く伴奏の変イ音が雨だれのように聞こえ、中間部は激しく降りしきる雨が連想される。
彼のマジョルカ島への旅行は、表向きは転地療養だったのだが、文学者マルフィーユと恋愛のさなかにあった元人妻のジョルジュ・サンドの関係がややこしいことになったので、実はそれから逃れるための恋の逃避行とも言われている。このころのショパンの健康状態は悪化の一途をたどっており、この曲の暗くて重々しい中間部はショパンの死への恐怖心を表しているのかもしれない。
ただし、「雨だれ」というタイトルはショパン自身がつけたものではなく、ショパンがピアノを弾いている音と、雨だれが軒下からしたたり落ちる音とが微妙に調和していたとジョルジュ・サンドが書いていることから名づけられたもののようだ。

ショパンの病気を結核だとするうわさや、よそ者に対するマジョルカの島民の意地悪な態度により、2人は失望のの内に島を出なければならなかった。しかし、こうした逆境が2人の愛を深め、そこからこの曲が生まれたという説もある。そういえば、曲の最後の部分は最初にもどり太陽の光りさす空のような印象を受ける。あけない夜はないし、止まない雨はない。いつか必ず光が差す。・・・のだろう。
逆境、そして、人を思う感情は、感動すべき芸術が生まれるためのトリガーのひとつなのかもしれない。

ショパンの類まれな芸術を語る上でも欠かせないミューズのジョルジュ・サンド。だが、感情的もつれから、2人はあっけなく9年後に絆を絶ち切ることになる。
それも人生。

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ブルーライト・YOKOHAMA

2009-07-08 23:15:47 | 港町 YOKOHAMA

 

【撮影地】横浜市中区海岸通り(大桟橋)(2009.6月撮影)
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♪街の灯りが とてもきれいね ヨコハマ ブルーライト・ヨコハマ♪

1969年の大ヒット曲、「ブルーライト・ヨコハマ」。作詞, 橋本 淳、作曲, 筒美 京平。幼いころに聞いた いしだあゆみさんの歌だった。
この歌がヒットしてから、もう、40年になる。当時は現在のような、横浜みなとみらい21の景色はまったくなかったらしいのだが、テーマパークのようなベイエリアの夜景を見ると、ブルーライト・ヨコハマのメロディーを思い出してしまう。
元スピードの上原多香子さんも、この曲をシングルCDに収録しているらしい。彼女のブルーライト・ヨコハマを聞いたら、どんなことを思い出すのだろう。

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