(Entry 162~165/365) OLYMPUS PEN Lite E-PL1 + M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm f3.5-5.6 L
”青い景色のなかを、雨がしのつくやうに降り始めた。”
(林芙美子、屋久島紀行より)
芙美子は島では始めて走る一台しかないバスを雇って島を巡った。
道は狭くぬかるみ、歩けば1時間ほどの道のりに2時間も費やしている。時々通り過ぎるは、ランプ生活。どのも、屋根には石が乗り、硝子戸のない、雨戸だけの軒のひくい家が、ジャワの土民の小舍のように、道の両側に並んでいる。沁々と靜かな夜。バスが停るたびに、地虫が鳴きたてる。
”どうすればいゝのか判らないやうな、荒漠とした思ひ”
・・・我われがどれだけ文明に依存しているかの証明だ。
林芙美子が屋久島を訪れた昭和25年には、永田や一湊あたりの人は、汽車や自転車も知らない人がいた。村から一歩も出る必要がなかったのだろう。
今も屋久島の小学生たちは4キロ未満までは徒歩で通学している。。
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