トランスフォーマー馬鹿一代。R

トランスフォーマー及び変形ロボット玩具の研究思考ネタ等の戯言ブログ!

日本生まれのトランスフォーマー

2008-10-14 22:04:24 | トランスフォーマー・ヘッドマスター

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ごきげんようでござる!

本日10月14日は「鉄道の日」でござる。

そこで今宵は列車系トランスフォーマーの代名詞である日本限定販売のサイバトロントレインボット部隊(C-131、ライデン、4980円)について語らせてもらうでござる!

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本品は、1987年の「トランスフォーマー・ザ・ヘッドマスターズ」商品として販売された、6体の列車に変形するトランスフォーマーが合体して完成する重連合体戦士ライデンとなる商品でござるが、元となった商品は1983年(1982年の説もあり)に販売された、ダイアクロン・トレインロボット(トレインロボ6体編成DXセット、5800円)より、ダイアクロン隊員とディスプレーレールを削除し、シークレットエンブレムを貼り付ける為に、金型を改修して凹みを作り、合体用パーツ等を追加したした商品でござる。

1985年に同じく、ビルドロン部隊(37、デバスター、5800円)として販売された建設車ロボ(建設車ロボ・ビルド合体6体セット、5800円)は、トランスフォーマーとして転生をはたしたでござるが、トレインロボの米国での販売は見送られる事となったでござる。

トレインロボがトランスフォーマーに成れなかった理由は、構成車両は全て日本車両であり、車・飛行機社会である米国では列車の人気は低いそうでござる。

しかし、「ザ・ヘッドマスターズ」では日・米、別の商品展開を行なった為に、日本人向けの、日本限定販売として、日本生まれのトランスフォーマーとして、トレインボットが販売される事となるでござる。

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TVアニメ及び玩具設定では、日本生まれのトランスフォーマーであり、オメガスプリーム(TFアンコール10、オメガスプリーム、10500円)や、スカイリンクス(TFアンコール07、スカイリンクス、8400円)に代わり、星間連絡輸送を任務とする輸送部隊でござる。

そう・・・彼らトレインボットは、天駆ける星間列車なのでござる。

列車が宙を飛ぶ発想は、米国人には理解できす、必要性を疑問視されるでござるが、宮沢賢治作品を読み、松本零士作品で育った日本人だからこそ、トレインボットに浪漫を感じるモノでござる。 

故に米国設定の列車系トランスフォーマーはアストロトレイン(48、アストロトレイン、1980円)以外に登場しないのでござるな。

なお、時代設定(背景)から推測して、彼らトレインボットは「バイナルテック計画」による地球(日本)製ボディに、トランスフォーマーのコアなり、スパークなりを移植した存在だと思うでござる。

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ちゅー事で、東海道新幹線に変形するトレインボットのリーダーであるサイバトロン光速指揮官ショウキ(C-125、ショウキ、850円の紹介でござる!

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本品は単品販売と6体合体セットの2種が販売されており、本体の仕様は同じでござるが、付属品やコレクションカードが異なるでござる。 しかし説明書は6体セット版のモノを流用しているようでござる。

拙者は6体合体セットのみ購入なので、セット版で話を進めるでござる。

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本品の大きさはNゲージ(1/150)くらいで、金属製の車輪を装備している為に、専用レール(トランスフォーマー商品として販売していない!)などで転がし走行が可能でござる。

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付属の武器であるマッハレーザーや合体用パーツ等はヴィークルモードでは余剰パーツとなるでござる。

なお、ダイアクロン版(NO1、東海道新幹線、980円)との違いは、天井部にシークレットエンブレムを貼る為の凹みが設けられていることでござる。

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なお、本品にはダイアクロン隊員が搭乗するコクピットスペースが有るのでござるが、ダイアクロン隊員が付属しない為に、説明書ではコクピットについての説明は無いでござる。

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本品には付属のジョイントパーツを使用する事により、前後2両連結が可能となるのでござるが、ジョイントパーツはランナーで繋がったまま3個が付属し、単品販売ではランナーパーツが一枚付属するでござるが、6体合体セットではランナーパーツが2枚しか付属しないでござる。

そう・・・ 6両連結をするのであれば、ジョイントパーツは5個必要なので、6体合体セットでは予備を含め6個しかないので、中古で購入される場合は気をつけてもらいたいポイントでござるよ。

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まあ、6両連結を行なうにしても、DE-10型ディーゼル機関車に変形する、カエン(C-130、カエン、850円)のフロント部分を外す必要性もあるのでござるが、全車両が先頭車両である為に、2両連結くらいが調度良いのかもしれないでござる。

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そう・・・ ショウキの形状では、後部にしか連結用ジョイントパーツを付けられないので、先頭か後尾にしか連結できないのでござる。

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しかし、シルエット的には東北・上越新幹線に変形する弟のユキカゼ(C-127、ユキカゼ、850円)との相性もよく、設定上でも、ショウキユキカゼの2両連結が、最も早くスペースブリッジを通過できるそうでござる。

なお、この新幹線兄弟の設定は、1990年の「勇者 エクスカイザー」の、ウルトラレイカー(左右合体 ウルトラレイーカー、4800円)に引き継がれる事になるでござる。

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しかし・・・ 残念なのがロボットモードなのでござる。

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細身でスピード感の有る新幹線のヴィークルモドが一転してチンチクリンな体型のロボットになるのでござる。

デザインは、典型的なダイアクロン系の顔であり、如何にも主人公ぽいデザインにカラーリングでござるが、造形が追いつかないのでござる・・・

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そう・・・ 他のトレインボットに比べれば、ちっちゃいリダーなのでござるよ。

故にTVアニメでは細身に描かれたいた為に、騙された人も多いはずでござる。 (笑)

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なお、彼の性格は、せっかちで行動は早いが、けっこうアバウトな正確で、地震に弱く止まってしまうなどと、J〇を皮肉ったような正確を与えられており、日本生まれを強調する事などで、日本製を誇りに思っているようでござる。

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そして、日本設定ゆえに彼らトレインボットのチームワークは良く、合体後の意志も綺麗に統合され、ショウキライデンの胸部に成る事により、時間には正確で生真面目な戦士となるのでござる。

いや~ 流石は日本設定でござる。

意志を統一する事により、更なる力を得て目標に向かう姿こそ本来の合体ロボでござるよな~

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ひとり~ひとり~は小さい火だが~二人揃って~炎になれ~♪

日本の合体ロボの精神は、協力と団結の象徴であり、以後の日本設定のトランスフォーマーでは更に列車系・合体トランスフォーマーを生み出す事になるでござる。