ごきげんようでござる!
タカラというメーカーは長期人気シリーズを多数保有しているでござるが、たまに暴走しすぎて主力商品以外に関連商品を多数販売する傾向にあるのでござる・・・ しかしながら関連商品の多くは短命に終わり次のシリーズに活かせない場合もあるでござる。
変形が売りのトランスフォーマーも玩具ではアニメ作画のプロポーションが再現できず、アニメしか見ないトランスフォーマーファンには変形玩具は不要で劇中プロポーションで再現された完成品フィギュアが求められたでござる。
今宵は2001年よりタカラが展開したPVC製S.F.C.(スーパーコレクションフィギュア)の発展商品であるMEGA.S.F.C.より「超ロボット生命体 トランスフォーマー マイクロン伝説」版コンボイスーパーモード(MEGASCF TF 08、コンボイスーパーモード、1980円)の紹介でござる!
本品は2003年に「超ロボット生命体 トランスフォーマー マイクロン伝説」の展開に合わせてG1版トランスフォーマーキャラクターと共に販売されたPVC製アクションフィギュアで変形合体ギミックは再現されていない商品だったりするのでござる。
さて、本品は約12.5センチのアクションフィギュアで、確かに玩具版コンボイ・スーパーモード(MC-01、コンボイ・スーパーモード、6000円)よりもアニメ作画に近いデザインで造形されているでござるが、大味感が強い商品でもあるでござる。
しかしまあ、変形合体をめんどくさがるファンニには受けがいいというか手ごろな値段なはずでござるが本来、玩具を買わないファイインが少々プロポーションが良くてもアニメ本編のイメージが壊れるというのでなかなか買ってもらえる商品でもなく、食玩などで安価な商品になれてしまえば1980円の販売価格は高く感じてしまうのか意外と評判が悪かったりするでござる。 (笑)
そう、同時期にSCF版(SFC ACT-10、トランスフォーマー・マイクロン伝説、全14種、各480円)やKabayaの食玩版(BIGトランスフォーマー、②、コンボイ・スーパーモード、300円)などでも商品化しているでござるからソレで満足してしまったりしたのでござろうな・・・
故に本シリーズは全13+3種で修了していたりするでござる。
まあ、同時期に似たような商品が販売された場合、フルコンプリートするのは濃いファンくらいで浅いファンであればドレかひとつだけあれば十分だったり他人に見られたくないから多くの商品を買えないなどと云う例もあるでござる・・・
本品も一応は差別化で、平手と握り手のオプションパーツに武器(コンボイガン)とパートナーマイクロンのプライムが付属するでござる。
いや~ 本品に付属するプライムは可動箇所のない約3センチほどの1パーツフィギュアでござるが、雰囲気の良いフィギュアだったりするでござる!
拙者的にはプライムの方が本命と言いたい位でござるよな。 (笑)
そう、本シリーズは「フル可動!フル彩色済みのアクションフィギュア」が売りなのでござるが、フルアクションと呼ぶには可動箇所は微妙なうえに背中のデザイン上脚部の可動が制限されるなどイマイチ感が強いでござる。
拙者的にはコンボイガンの大きさが少々小さいので不満なのでござるよな・・・
しかしまあ、本品の場合であればトランスフォーマーに興味が無い一般人に見られても恥ずかしくない(?)ような商品なので飾っておける強みがあるでござるかな?
因みに本品は対象年齢6歳以上商品であり、コレクター向けというよりもライトユーザー向け商品でござる。
まあ、確かに劇中と同じ姿の商品は欲しいとおもうでござるが、トランスフォーマーは変形してナンボでござるから変形とプロポーションの両立が理想でござるよな。
なお、本シリーズと同じようなコンセプトのバンダイ商品のアクションフィギュアシリーズの場合は本シリーズよりも商品数を伸ばしていた訳でござるからPVC製アクションフィギュアの需要は無いわけではないのでござる。 ようはアクションフィギュアに適したキャラクターで商品化するべき事なのでござるよな。 (笑)