ごきげんようでござる!
今宵も前回に続き廉価版商品で、「トランスフォーマー アニメイテッド」のアクティベイター版ラチェット(スーパーコレクションVol.1、5040円)の紹介でござる!
いや~ 廉価版商品とは主力キャラクター商品を簡素化してお買い求めしやすい販売価格に設定した商品なのでござるが・・・
2010年販売の日本販売版本品はアクティベイター版コンボイ、ラチェット、メガトロン、ディセプティコンロックダウンの4体セット販売に成った事で、結果的に主力商品であるデラックスクラス商品のラチェット(TA-05、ラチェット、2415円)よりも高い販売価格に成ってしまった本末転倒な商品でござる。
本品の海外販売版は2008年に単品販売された商品で、日本版商品とは見た目がほとんど同じ商品と思われるでござる。
当初の日本展開では1キャラクター1商品の販売戦略であった為に日本販売も危ぶまれていたでござるが、TVアニメ連動効果により販売が決定したようでござるな。
確かに単調な造形が如何にも廉価版商品でござるが、スプリングを用いた略一発変形ギミックを採用したアクティベイター商品は、簡易変形のレジェンドクラス(EZコレクション)商品より海外では受けたようでレジェンドクラス版商品開発を中止(?)に追いやり、商品数を増やしたようでござる。
なお、本品のヴィークルモードは転がし走行しか出来ないでござるが、「トランスフォーマー アニメイテッド」らしいアニメ作画の色調再現とボタン操作による簡易変形ギミックは大いに賞賛できる商品なのでござるよ。
まあ、精確には肩パーツや爪先・踵などは手動変形なので一発変形ではないでござるが、簡略化された塗装を除けば劇中のイメージに近い商品である事が確認できるでござる。
そう、劇中イメージであればメタリック塗装仕上げにされた主力商品のデラックスクラスより廉価版商品の本品の方が似ている皮肉な商品なのでござるよ・・・
確かに本品が1260円で単品販売されていたら・・・
これで満足しちゃって、デラックスクラス商品が売れなくなるような危機感もあるでござるよな。 (笑)
主力商品を売りたいタカラトミーの気持ちも分らなくもないでござるが、みすみす売れそうな商品を買いづらい商品にしてしてまうのはタカラトミーの販売戦略下手さを証明してしまった実例でもあるでござるよ。
しかも、本品の説明書は各キャラクター個別に4枚封入されており、キャラクター数値は4人分まとめて付属カタログに記されているなんとも無駄ちゅーか・・・ 販売コストを下げようと努力する姿勢も見られない残念な商品でもあるでござるよ・・・
なお、アクティベイター版ラチェットの設定は、体力(5)、知力(9)、速度(6)、耐久力(7)、地位(5)、勇気(10)、火力(4)、技能(10)、で設定されており、役職もオートボット・救急医療員のままなので別段変更されていないでござるな。
ほんと・・・ このアクティベイター商品は武器パーツこそないものの、良好なロボットモードのプロポーションに加えて可動箇所も多いので評価されてもいいはずでござるが・・・
大人の事情的に本品が売れちゃ不味い商品なのでござるかな? (笑)
普通自動車を売りたい為に高性能で経済的な軽自動車の税率を引き上げるアホな経済感覚と同じレベルでござるよ・・・
実際、アクティベイター商品って2008年以降の別シリーズ商品で販売されていないでござるからハスブロもタカラトミーも売りたくなかった商品なのでござろうな。 (笑)