やあやあ、ごきげんよろしいでござるかな?
2011年度の映画「トランスフォーマー / ダークサイド・ムーン」より導入されたサイバーバース商品の数々は、廉価版小型商品ゆえに、基地と絡めた基地遊びおよび、劇中イメージを再現したジオラマ等々の遊び方を目指した商品なのでござるが・・・
本来、フラッグアイテムとなるべきコンテナ牽引のオプティマスプライム&アーマードウェポンプラットホーム(CV-12、オープティマスプライム&アーマードウェポンプラットホーム、3360円)が、シリーズ屈指の残念な商品に仕上がったものでござるよな?
そう、本品に付属する紙製ジオラマベースも、劇中ではオプティマスプライムに全く関係ない、オールスパークの欠片を保管した室内であり、警備兵が描かれてしまっているので、スケール感無視のデザインに成っているでござる?
屋内デザインであれば、他にイロイロあるのに何故にコレをセレクトしたのか謎な上に本品仕様もイロイロとオカシイのでござるよな?
本品は2011年8月に日本販売された商品で、パッケージは海外販売品の箱の上に日本語表記シールを貼り、日本語の解説書とメックテックウォーズ対応カードを1枚封入させた商品でござる。
商品本体は、先に販売されたサイバーバース版オプティマスプライム(CV-04、オプティマスプライム、1344円)の塗装を変更し、武器パーツ(ジェットパック)を削除してコンテナ(アーマードウェポンプラットホーム)を牽引した待望のDX商品なハズでござるが・・・
単品販売のCV-04版と差別化を図りたいとはいえ、劇中塗装を再現していない本品の商品価値的存在は低いのでござるよ?
しかも、完成度が低い!
TF3商品は原油高騰により製造コストを抑えるべく、部品数を減らす努力が行われたのでござるが、あまりにも酷い簡略化によくぞGOサインが出たのに関心するでござる?
まず一番目立つのが、トレーラー部分の車輪で、トラック部分のタイヤと大きく造形が異なるうえに、トレーラー前輪はダミーだったり、色すら統一されていない状況で、転がし走行も良好とは言えないでござるよ・・・
しかも、トラック部分と分離可能でござるが、アーマードウェポンプラットホームには、補助支柱すら造形されていない為に水平固定ができないでござるよ?
う~む・・・ これが、3360円の販売価格か? と、疑ってしまうのが拙者の第一印象でござる。
しかし、本品のセールスポイントはソコじゃなく、基地遊びにあり、アーマードウェポンプラットホームはヴィークルモードからバトルベースモードに変形するでござる。
拙者的には普通にリージョンクラスのサイバーバース商品を格納できるコンテナで良かったのでござるが、コンテナ内部には武装やアームユニットが収められていたのでござるよな。
一応商品イメージとしては、G1版初代コンボイ(01、コンボイ、3900円)というよりも、アクションマスター(アクションマスター・オプティマスプライム、日本未販売)や、G2版バトルコンボイ(TRF-13、バトルコンボイ、3800円)に近いようなバトルベースモードでござる。
無論、オプティマスプライム本体もロボットモードに変形可能でござる。
本品のロボットモードは背中に背負った車輪などの処理は良いのでござるが、全体的に簡略化されすぎており、単体では物足りないでござる。
しかも、劇中のファイアーパターン仕様を再現したCV-04版と異なり、簡略塗装で終わってしまったのが辛いでござるよ・・・