それは拙者が、意識して買った最初のチープTOYでござる。
1991年ごろホワイトというメーカより販売。
このころは拙者、まだデーターを集めていなかったので定価を覚えていないでござる。 ・・・たぶん700円前後くらいだった様な?
購入した時期はTVで勇者特急マイトガインを放送していた時期でござるから、1993年くらいでござる。
当時拙者は京都に仕事に行った帰りのコンビニで、この商品と遭遇したでござる。 目に入ったのは、ベタなネーミングとパッケージデザインとイラストでござる。
気にはなった物の買わずに帰宅したでござる。
しかし、帰ってからも非常に気になっていたでござる。
翌々日、仕事帰りに遠回りで遭遇場所まで行き購入したでござる。
パッケージを開けて驚く!
思ったよりの完成度に驚いたでござる・・・
拙者はアニメに頼らないタカラの商品が好きだったでござるが、何時しかタカラというブランドに侵されていたようでござる。
タカラやバンダイが忘れた玩具メーカーの挑戦心でござる。
弱小玩具会社のオリジナル商品でござる。
拙者の目が覚めた瞬間でござりる。
その後、勇者警察ジェイデッカーの建設車両変型合体ロボの最高峰と呼ばれるビルドタイガー(建設合体、ビルドタイガー、4980円)を観たとき・・・
タカラがケンセツガーをパクった!
と思ったでござる。
工事合体ケンセツガーはブルドーザー、クレーン、ダンプの3機のメカが合体して完成するでござる。
まず、一目見て判ることは、プロポーションの良さ。余剰パーツが無い。 接地が良好でござる。
それに、デザインのセンスが良いでござる。
実際遊んでみて判った事は胴体を形成するダンプがロボット時に足の回転軸がハの字開く事と両腕になるクレーンのクレーン部分が武器として肩に装着するのだが、ガンダムにバズーカの様に持てたりする事でござる。
両脚に分離するブルドーザーはパッケージイラストでは赤い色でござるが、商品は青い?
これはコレで良いのだが、ひょっとすると赤いバージョンも存在するのかもしれないでござるが、拙者は後にも先にも現品のみしか実物を見た事がないでござる。
チープなカラーリングに無駄なメッキでござるが、雰囲気は悪くなく、ピンクのパッケージもカワイイでござるな。
更に組み替えて建設トレーン形態に変型(?)するでござる。 実はこの形態、本体の車両は合体しておらず、上部のクレーンで結合されている豪快なギミックでござる。
たしか、勇者特急マイトガインにも似たような形態が有ったでござるが、コチラの方が先でござる。
トランスフォーマーや勇者ロボ、マシンロボとてチープな商品は存在するでござる。
大手ブランドの商品だけが合体ロボ玩具ではない。
そう知らし示した商品でござる。 コレが拙者をチープTOYに走らせた元凶でござる。
胸のボリュームを出すため畳み方を斜めでストップしたり、試作では必要無いぐらいのデティールを金型の抜き方向を考えて入れたりして試作屋さんに「大変だったよ」と、笑って言われました。 このサイト時期、無駄に尖った気分だった様です。