ごきげんようでござる!
2011年公開の映画「トランスフォーマー / ダークサイド・ムーン」に登場したフェラーリ458・イタリアに変形するオートボット戦士、ディーノ(未販売)を覚えているでござろうか?
本来ディーノは、G1戦士のミラージュ(日本名、07、リジェ、1600円)の名前を引き継ぐ予定だったでござるが、映画本編にてフェラーリ458・イタリアが正式に出演することとなり、映画製作側(?)が、敬意をはらいフェラーリ創業者の息子の愛称であるディーノの名前を冠する事になったでござる・・・
おかげで、原作小説ではミラージュは戦死するのでござるが、創業者の息子の愛称であるディーノの名前だと殺す訳にもいかず、映画本編では無傷で生き残っているのでござるよな。 (笑)
まあ、ファンとしては劇中同様のディーノの玩具販売を期待していたのでござるが・・・
ただ、このディーノさん、イロイロと問題ありで玩具未販売に終わっているのでござるよな?
その理由が、ハズブロ及びタカラトミーにフェラーリの玩具販売権が無い事だったりするでござる?
事実上、ディーノの名前では商売できないのでござるよ?
故に、小説媒体などではミラージュ表記だったり、ミラージュ名で販売されたサイバーバース商品(日本未販売)も、劇中とは異なるデザインのEZコレクション版サイドウェイズ(EZコレクションVol.2、EZ-12、サイドウェイズ、525円)の成型色変更品だったりと散々で、同じく商標権上実車表記が出来ないサイドウェイズの流用とは皮肉が利いた商品でもあるでござる・・・ (笑)
映画だけ見てるファンには関係ない話でござるが、玩具を買い求めるファンにとっては一大事で、だったら最初からミラージュの名前で登場させてくれと言いたいのでござるよ!
と、云う訳で今宵はタカラトミーで販売されたビークール版ミラージュこと、赤のスポーツカー(B08、赤のスポーツカー、714円)の登場でござる!
本品は2012年12月に日本販売された商品で、海外でボットショット商品として販売されたミラージュ(日本未販売)の成型色変更品でござるな。
ボットショット版ミラージュは本来のイメージカーの青であり、オルタネーターズ版リジェ(日本未販売)を思わすスポーツカーだったりするのでござるが、元々のボットショットの企画が低年齢層向け商品でのディフォルメで劇場版デザインでのディフォルメが子供向けしないという結果から名前やキャラクター関係は劇場版を主流にしてG1キャラのデザインで商品化されたものでござる?
G1デザインを主とするならミラージュのヴィークルモードはフォーミュラカーにすべきでござるが、劇場版ネタのヴィークルモードでありカラーリングはG1という版権逃れ的な商品でござる。
確かに本品はディフォルメされたり、リアウィングが付けられているでござるがフェラーリ458・イタリアに似ており、劇中を意識したカラーリングでござる。
いや~、ビークールはトランスフォーマー色を控えて日本販売が行われたはずなのに、海外展開ではできなかった確信犯は、流石タカラトミーでござろうと評価したいでござる。
が、モトネタを明かさない事で商品化はグレーゾーンでござるが、ビークール版ミラージュのキャラクター設定まで記さないのは不親切だったりするでござるな?
商品は、フロントバンパー部を押す事により、ロボットモードにびっくりヘンケイ!(自動変形)する商品であり、ロボットモード全体のイメージは劇場版ディーノぽいイメージながら頭部はG1系ミラージュを思わせるデザインでござる。
ビークールでは劇場版やらオートボットとディセプティコンとの対立は語られていないでござるが、せめて個人のキャラクター設定くらい記してほしいものでござる・・・
公式ホームページの更新も止まっているので、なんらかのフォローが欲しいでござるな?
なお、胸部パネルのシールは海外版と異なっており、メーター、ボンネット開閉、おにぎり、の3種だったりするでござる。
ビークールでは胸部のエンブレムは感情表現(?)を表すとかなので、メーターがスピード自慢(?)、ボンネット開閉が荷卸しで休憩中(?)、おにぎりで腹ペコくん(?)だったりするのでござろうか?
まあ、どちらにせよG1や劇場版ネタの性格を受け継いでいるとは考えにくいでござるが派手好きな性格なのでござろうな?
拙者も本品を購入前は赤いプラスチックの素体だと思っていたでござるが、成型色がメタリック仕様に成っていたのが驚きなのでござるよ!
そう、ビークールはトランスフォーマー色を薄めて、元キャラネタを知らなきゃ楽しめないという、新参者をおいてけぼりにしていく展開よりも、新規の低年齢層に受け入れてもらいつつ、ネタを仕込む日本版販売戦略は評価したいのでござるが、もうすこしキャラクター情報を開放してもらいたいでござるよな?
それこそ、ミラージュとディーノが同一人物(?)で商標上名前が違う等と云う事は普通の御仁の知るところではなく、混乱を招くだけなのでござるよな?
だいたい、最初から商品化できない名前を採用する映画制作側にとっちゃ玩具販売の前提で映画話つくる意味を知ら無すぎているのでござるよ・・・
やはり、トランスフォーマーは玩具販売促進アニメであるべきでござる! (笑)
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