「あの映画がアニメになった!」
ちゅーキャッチコピーで「トランスフォーマー アニメイテッド」の日本放送が始まり、キャラクター名も日本名ではなく一般化しつつある海外名のまま放送され事になったでござる。
ふむ、これで日米のネーミングギャップが無くなるので研究者としては分類が楽になると思っていたのでござるが・・・ 再び、アイアンハイド問題が発生したでござる!
そう、装甲車に変形するオートボット・警備員アイアンハイド(TA-03、アイアンハイド、3780円)の海外名がバルクヘッドであり、四脚ヴィークルに変形するオートボット・局地戦闘員、アーマーハイド(TA-44、アーマーハイド、2415円)の海外名こそアイアンハイドなのでござる。 う~む・・・ 如何してアイアンハイドだけ改名されたのでござろうか?
さて、本品は海外で2008年に販売された「TRANSFORMERS ANIMATED」商品のヴォイジャークラス版バルクヘッド(日本未販売)の成型色変更品で、メタリックグリーンの塗装が施された商品でござる。
なお、本品にはSEGAゲーム筐体対応のキャラクターカードが付属するでござる。
さて、本品のヴィークルモードはメタリックグリーンのボディが美しい6輪装甲車でござるが、アニメ本編のモスグリーンなボディと比べると違和感がある商品でござる。
一応本品のヴィークルモードは警察車両の装甲車をスキャニングしたのでパトライトが付属する訳でござるが、劇中カラーリングと★型のマークは軍用車両にも見えなくないでござる。
しかしまあ、ボディをメタリック塗装するのであれば、パトライトの側面も赤く塗装してほしかったでござるな。
なお、本品のヴィークルモードでは転がし走行以外のギミックはないシンプルな構造で少々遊び足りない気がするヴィークルモードでござるな。
ロボットモードの変形は腕や頭部等に連動変形ギミックが採用されており、独自の体形を見事に再現しているでござる。
拙者的には短い足に納められた前輪の収納方法がアイデア賞ものだと思うでござるよ!
しかし、アニメ作画のイメージを尊重するのであればメタリックグリーンのボディはマイナスであり、背部などの未塗装部分と塗装部分が目立ってしまうのが残念でござる。
アニメに忠実であることを望むのであれば海外版のバルクヘッドやリーダークラス商品のアイアンハイド(TA-43、アイアンハイド ライト&サウンド、7140円)の方が良いかもしれないでござるかな?
そう、本品はヴォイジャークラス商品でござるが、足が短いデザインもあり劇中サイズよりも小さな感じがするのでござるよな?
まあ、劇中サイズを考えなければ悪い商品じゃないでござる。
ロボットモードでのギミックは左手に内蔵されたレッキングボールを射出するギミックを有しているでござるが、米国安全基準の為に勢いよく飛ばないでござる。
しかも、レッキングボールの糸は手動で巻き上げて収納しなければならないでござる。
拙者的にはレッキングボールは手動で引き出して自動に糸を巻き取るリールギミックの方が良かったと思うでござるよ?
更に右腕にはレバー操作でパンチアクションを行うと記載されているのでござるが、伸ばした右腕をレバーを押す事で内側に曲げるだけの中途半端なアクションなのでござる。
しかも、レバー位置が押しにくい場所にあり、ヴィークルモードでも半露出する位置にあったりするので、企画時には別のアクションギミックだったかもしれないでござるな?
さて、アイアンハイドのキャラクター設定は、体力(9)、知力(6)、速度(4)、耐久力(10)、地位(7)、勇気(9)、火力(7)、技能(5)の能力値で、ものつくりを愛する生まれついての建築家でござるが、皮肉な事に巨体と怪力のおかげで周囲を破壊してしまう事が多いオートボットで戦いは好まぬ性格なはずでござるが・・・
パッケージには「装甲車に変形するアイアンハイドはオートボットで一番の武器スペシャリストだ。」「大型のボディから生み出されるそのパワーも一級品! アイアンハイドはそのパワフルな攻撃でオートボットをディセプティコンより守っている。」「宇宙を瞬時に移動可能なゲート=スペースブリッジの扱いにも長け、このスペースブリッジが戦局を大きく左右する!」と記載されており、アニメ本編のイメージとは違うのでござるよな・・・
ちゅーか、この設定だと劇場版アイアンハイド(MA-09、アイアンハイド、3675円)のよなのでござるよ?
そう! 本品は「あの映画がアニメになった!」と紹介している為に、アイアンハイドに当たるキャラクターが欲しかったので、バルクヘッドが改名されたという何とも傍迷惑な日本側の事情なのでござるよな。
まあ、拙者も海外版バルクヘッドの商品を最初に見たときには、如何にもノロマで頭が悪く好戦的なキャラクターだと思っていたでござるが、いざアニメを見ているとアイアンハイドの声を担当した三宅健太氏の演技もありイメージが全く変わってしまったでござる。
いや~アニメの映像イメージちゅーのは強いものだと再確認されたでござるよ。 うん!
アニメイテッド日本版のアイアンハイドは彼で納得するしかないでござるよな。
アニメでは三宅さんの演技が良かったですね。まさか「ハヤテのごとく!」のクラウス執事長や、ポケモンのドンファンがこういう役をするとは予想してなかった…。
ビーと言い彼のメタリックカラーもさすがに馴染めません。
タカトミはこれが評判と思ってる様ですけど、本気でそう思ってるのかしら?むしろ喧嘩売ってるだけかと。
でもごく一部に評判なのは確かだった。
三宅さんは某作品でオネェ役もやってます。
日本導入時に改名されない事を祈るばかりです
いつのまにか敵キャラになってたり、イメージカラーが変わってたり、なにをもってその名前になってるのかはっきりしないのも多い。
戦隊物みたく、色や名前で役割分担してもいい作品なのに。
アイアンハイドは、別アニメで敵になったり、映画で黒くなったりしたので、なんでもござれ!でございますよ。聞きなれない名前より聞きなれた名前の方が落ち着きますから、改名自体は良い判断だと思います。
しかしながら、アニメ本編がスタートすれば、モノマネ番組よろしく、ご本人登場するのにこの判断はいかがなものかとは思います。
それを考えると「アニメイテッド」の改名騒動くらいはかわいいモノでござるかな?
ヌエベ殿、海外に媚びているばあいだとバルクヘッドのままだと思うので・・・ どちらかというと、日本人を騙しているの方が近いでござるかな? (笑)
ズッツトン殿、アニメイテッド版アイアンハイドを正当化させる解決策として、G1・アイアンハイドに★マークを付けたモスグリーンバージョンでTFアンコールなどで販売すればよいのでござるが・・・ 緑のラチットとキャラが被ってしまうでござるよな。 (笑)
アイアンハイドの名前は毎週見てるといつの間にか定着しております。なれって怖い
また実写アイアンハイドと比べてもタイヤの処理の仕方やフロントが胸になる、太めのパワーキャラといった共通点があります。ほかにも仲間思いだったりキレると怖かったり・・・
これだけ似てたら救われた方でしょう。