ごきげんようでござる!
バイクの定義とは何でござろうか?
原動機により走行する二輪車両をバイクと呼ぶようでござるが、サイドカー付きや後部が二輪仕様の車種でも、バイクにカウントされるでござる。
もちろん、オート三輪の様な運転手を囲むデザインは自動車扱いであり、SF要素を取り入れた一輪車やキャタピラ装備型に車輪の無いホバークラフト型などに範囲を広げてみとると、やはりタイヤの数は関係なくバイク型ヴィークルとカウントされていたりするでござる?
ふむ・・・ やはり、操縦主が露出する乗り物とか、不安定走行を主とするデザインのヴィークルをバイクと呼ぶのでござろうな?
今宵は4輪だけど、デザイン的にはバイクで間違いない、「トランスフォーマー アニメイテッド」商品の、ディセプティコン・破壊主義者、オイルスリック(TA-42、オイルスリック、2415円)の紹介でござる!
本品は2008年7月に販売された海外版オイルスリックを元にメタリック塗装の追加と胸部ディセプティコンの軍団エンブレム処理を変更したデラックスクラス商品で、2010年10月に販売される事になったでござるな。
なお、本品にはSEGAゲーム筐体対応のカードが付属しない商品でもあるでござる。
オイルスリックは、なんでも元々は、アニメ本編には登場しない玩具オリジナルキャラクターとして開発されたそうでござるが、第30話「サリの秘密」にゲストキャラクター扱い(?)で登場したでござる・・・
しかも、ストーリー上仕方ないのでござるが、玩具とは異なるデザインの、所謂サイバトロンモードで登場したでござる。
そう、アニメでのヴィークルモードは如何表現したらよいのか分らないでござるが、4輪ヴィークルと紹介されていたりもするでござる?
玩具デザインは、所謂チョッパー型バイク風のデザインでござるが、4輪仕様になっているでござる。
因みにハンドルと山羊の角は安全対策でフニャフニャの軟質パーツ製なので、ハンドルに若干歪みが生じているでござる。 (残念)
う~む・・・ 山羊の頭骨風オブジェをあしらったアメリカンなチョッパー風バイクは日本人感覚的には微妙でござるが、如何にも米国人が個人単位で製作しそうなカスタムバイクでござるよな。 (笑)
なお、ヴィークルモードでのギミックは、転がし走行に加えて樽型のチェーンウェポン着脱でござる。
更にヴィークルアタックモードに変形するのでござるが・・・
う~む・・・ 変形途中と云うか・・・ 変形ロボット玩具黎明期バイク系変形ロボのオマージュ的な4輪ヴィークルでござるよな。
なお、ヴィークルアタックモードでも転がし走行は可能でござる。
そして、ヴィークルアタックモードから略立ち上がっただけの変形工程であるロボットモードも可也ユニークなデザインでござる。
やはり、一番目立つのが半透明のドームで覆われた頭部とトゲトゲしくも細身なバイク系ロボのプロポーションに、左肩の山羊ヘッドが地味に目立っているのが魅力でござるよな。
はっきり言って、強そうに見えない敵側キャラクターのデザインでござるが、ニンジャ・アサシン系の暗殺者を思わせるデザインでござる。
そう、設定では、かってプロール(TA-04、プロール、2415円)と共にサーキット・スーの修行を行った兵士のようで、ヴィーグルモード同士の戦いにも長け、科学者、機械工としの技術も優秀な存在でござるが・・・ 役職が「破壊主義者」という何とも妙な存在でござる?
能力値は、体力(7)、知力(8)、速度(8)、耐久力(6)、地位(5)、勇気(7)、火力(6)、技能(9)で設定されており、武器は樽型の容器に詰められた腐食性の科学物質と樽型容器から変形するチェーンウェポンでござる。
オイルスリックの戦闘方法は腐食性科学物質で、敵の装甲が解け始めたらチェーンウェポンによる打撃でトドメを挿すという卑劣な戦法でござる。
しかし、考えてみると敵を倒すという単純な意味では化学兵器の使用は合理的でもあるでござる。
そう、たとえ如何なチートキャラの主人公とて、A(核)B(生物)C(科学)兵器の使い手とマトモに戦ったら勝機が無いうえに、主人公がABC兵器を使うと倫理的に引いてしまうというか卑怯な感じがするでござるし、外道、格下、死ぬときは悲惨で惨めな死に方をするキャラクターイメージしかないのでござるよな?
敵を殺すという意味においては同じなのに随分と扱いが変わってくる武器でござるよ。
アニメ本篇に登場したのはサイバトロンモードでのデザインでござるが、戦闘描写を見るかぎりでは強敵であり・・・ 敵対したロディマス(TA-33、ロディマス、2415円)が如何なったのか気になるところでござる・・・
まあ、劇場版だったら確実に死んでいるでござろうが、アニメイテッドだったら奇跡的に助かって、オイルスリックとの再戦を見てみたかったでござるよな・・・ (残念!)
さて、恒例のバイクモードでの搭乗フィギュイアでござるが、ここは劇中イメージを膨らませて、トゲトゲ仲間のディセプティコン・賞金稼ぎ、ロックダウン(TA-08、ディセプティコンロックダウン、2415円)に乗ってもらいたいのでござるが、商品サイズ的に無理なので、アクティベイター版ロックダウウ(スーパーコレクションVOL.1、5040円)を用意してみたでござる。
アクティベーター版ロックダウンの手ではハンドルを握る事ができないでござるが、大きさ的に雰囲気は有っているでござる。
プロポーション的に残念なアクティベーター版ロックダウンの有効な使い道が見つかったでござるな。 (笑)
ロックダウンとオイルスリックに共通面識があるのか如何かわからないでござるが、戦闘技術や趣味的なデザインなどでは気が合いそうな感じがするでござるよ!
同じ世界観だからこそ興味がそそられる組み合わせでござる。
ほんと・・・ 未製作に終わった「トランスフォーマー アニメイテッド」第4シーズンが製作されていれば、イロイロ消化不良なストーリーも改善されていたと思うので、海外製作が契約的な大人の事情モロモロで無理でも日本製作で続編を作れば何とかなるんじゃないかと思うのでござるよな? (笑)
折角、貴重なネタと知名度がありながら新作が作られない状況にあるのが勿体無いでござるな!
オイルさんが通常版だけに、アクティベイター・ロックダウンのまんまる体型の落差がかわいらしいと言うか何と言うか(笑)
アクティベーターも使いようで更に遊べる玩具になるのも嬉しい発見でござる。
ドクター殿、オイルスリックのドーム状頭部は自分さえ助かれば有毒物質使い放題を演出しているのでござろうな?
故に毒物の怖さを自分が一番知っているので、死に際は慌てまくる見苦しい最後でござろうな? (笑)