ごきげんようでござる!
今宵は日本と米国では同一人物なれど、性別が異なるトランスフォーマーの代表格である2005年に販売された「トランスフォーマー ギャラクシーフォース」の惑星スピーディアの若きリーダー・音速司令官、ニトロコンボイ(GC-10、ニトロコンボイ、2000円)の紹介でござる!
ギャラクシーフォース商品におけるリーダー格のトランスフォーマーはロボットモードでパッケージングされており、本品はも同様ながら、他のリーダー格より最小でござる。
そう・・・ ヴィークルモードだったら・・・ もう少し小型の箱で収まっていたのでござるが・・・ まあ・・・ヴィークルモードでパッケージングされても海外版のブリスターパックは本品よりデカイので、まだマシなのでござろうな。
日本仕様であるギャラクシーフォースは、独立した1本の作品でござるが、米国ではARMADA(日本名、マイクロン伝説)、ENERGON(日本名、スーパーリンク)より繋がる3部作のCYBERTRON(日本名、ギャラクシーフォース)として強引に連続シリーズとしている為に、大まかなストーリーは同じ(?)でござるが、キャラクター設定等は変更されているのでござる。
やはりコレも日米の感覚の差が現れた作品でござるな。
拙者としては、いちいち世界感をリセットするシリーズ物よりも、同一世界による連続シリーズの方が好みでござる。
が! 毎回シリーズ事にデザインを変更する同一世界ちゅー設定は・・・ ちと嫌~んでござるよ。
まあ・・・ ニトロコンボイ(海外名、オーバーライド)は前作(スーパーリンク / ENERGON)に登場しないトランスフォーマーなので、キャラクターは引き継いでいない新登場のトランスフォーマーなのでござるが、見事に日米でキャラクターが変わってしまったでござる。
従って、今回は日本設定である「ギャラクシーフォース」の設定で話を進めていくでござるよ。
さて、ヴィークルモードは惑星スピーディア(海外名、スピードプラネット)では標準のオートボット系トランスフォーマーで、レーシングカーに変形するでござる。
惑星スピーディア出身トランスフォーマーの特長としては、タイヤがクリアパーツで成型されており、地球型車両風デザインと異なるSFデザイン(フューチャーカー)でござる。
まあ、コレは納得のできるデザインでござるが・・・ 本品は前から見ると蟹の様に見えるのは何とかならなかったのでござるかな?
そう・・・ 本品は何故かフロント部(脚部)のクリアパーツで成型されたライトカバーが塗装されているのでござる。 海外販売のオーバーライドはライトカバーが未塗装だとか?
フォースチップ(海外名、サイバープラネットキー)はイグニションする事により、武器となるマッハショットの銃身が前方に展開されるでござる。
が・・・ この砲身は軟質パーツでふにゃふにゃ・・・ ウィング部分も軟質パーツであり、可動するのでごさるが・・・ 意味が無いのでござる。 コレは何かのギミックを設計変更した名残なのでござろうか?
一応・・・ マッハショットに代表される2連装の銃身も、惑星スピーディア出身トランスフォーマーの特長(?)だそうでござる?
しかし・・・ 見れば見るほど面白いデザインでござる。
如何に米国人が「マッハG〇!G〇!G〇!」の影響を受けたのかも解るデザインでござる。
ゼッケン番号⑤が貼付されていないぶん助かっているのでござるな。 (笑)
付属のフォースチップは金色使用であり、惑星スピーディアのプラネットフォースを表現していたりもするでござる。
変形は、ワンタッチにより上半身が自動変形するギミックを有しているでござるが、下半身は手動で調整するでござる。
ロボットモードのデザインは空気抵抗を意識したデザインのはずが、造形上胸板が厚いデザインと成っているでござる。
しかし・・・ 無駄なパーツの無いシンプルなデザインはスピード競技に特化しているように思われるでごるが・・・
本品は脚部に欠点が有り・・・接地性が悪いのでござる。
踵パーツの形状がもう少し大きければ後ろに転倒することはないのでござる。
しかし・・・ このカラーリングとデザインは何処かで見たような・・・?
「ロック〇ン・シリーズ」似たようなキャラを見たような気がするのでござるが・・・
否! ひょっとして、ニトロコンボイのイメージって・・・ミネルバ(C-303、ミネルバ、1800円)なのでござろうか?
う~む・・・
本来は男性としてデザインされたものの、カラーリングの御蔭で女性にみえてしまったので、女性型トランスフォーマーに抵抗の無い米国では女性として設定したのではないでござるかな?
そう・・・ 日本では、背中に収納したマッハショツトを手持ち武器とした場合、アンバランスなのと暑い胸板のおかげで、女性として販売するのは忍びなかったのではないでござろうか?
その分TVアニメは細めに描かれているので、女性の声優さんが声を当てれば女性に見えなくもないでござるが・・・
日本的発想で「エクセリオン(GC-02、エクセリオン、2000円)とのラブロマンスがあれば男同士のほうが萌えるんじゃない?」的な腐女子発言があったのかもしれないでござる?
しかし・・・ 拙者としては、ニトロコンボイが女性だった場合・・・
「自分だけファーストエイドと幸せになろうなんてーーー!」(声、河原木志穂)
かなし~みの~向こう~えと~♪
ちゅー様な展開を希望していたりもするでござる。 (笑)
まあ、実際に女性トランスフォーマーとして設計していたら、もっと女性らしい造形に成っていた事でござろうな。
普通にキャラクターとして観て見れば、スピードが全ての惑星スピーディアで、レースだけで上り詰めたリーダーであり、サイバトロンと関わる事で真のリーダーとなる事を学ぶ最年少リーダーであり、その気に成れば主人公にもなりうる美味しいキャラクターでもあるでござる。
ソコは素直に認めるでござる!
ちゅー事で、ニトロコンボイは惑星スピーディアのリーダーの役職名で、本名がオーバーライドであり、「ギャラクシーフォース」版は男! ・・・実は男装の麗人で女性だった・・・というオチもあるでござるが、拙者は男として承認するでござる。
しかし、「CYBERTRON」版オーバーライドは、次元が異なる同一人物で女性と解釈しているでござる。