ごきげんようでござる!
前回・前々回に続いてスタースクリーム3連発目のネタは2005年展開の「トランスフォーマー ギャラクシーフォース」のデストロン軍団航空参謀、スタースクリーム(GD-03、スタースクリーム、3000円)の紹介でござる。
本シリーズは海外では「TRANSFORMERS ARMADA」3部作(日本名、マイクロン伝説)の連続シリーズとして「TRANSFORMERS CYBERTRON」として展開されたでござるが、日本では前作(スーパーリンク)とは世界観を一新し新たなる別シリーズとして展開したでござる。
なかでも本品は特殊な立場で、海外で販売されたスタースクリームは、当初はスプリームクラス商品(日本ではトイザらスより、USAエディション、スーパースタースクリーム、7999円として販売)しか販売されず、ヴォイジャークラスの本品は海外では店舗限定販売品だったそうでござる。
確かにアニメ本編の流れを見れば、ヴォイジャークラスからスプリームクラスにパワーアップするので本品の販売順序は当然のことでござるが、いきなり面倒な手順をふまずに巨大化したスーパースタースクリームを販売する米国は合理性を求める国民性らしいでござるかな。 (笑)
さて、本シリーズのスタースクリームのデザインには元ネタがあり、米国で展開されたコミック「トランスフォーマー ウォーウィズン」に描かれたスタースクリーム(TITANIUM、スタースクリーム・ウォーウィズン、3150円)を参考にフォースチップ(海外名、サイバープラネットキー)対応商品として設計されたでござる。
商品はフォースチップ連動ギミックの他に着陸脚がなく直接転がし走行ができ、手持ち武器のスターショットよりミサイル発射ギミック(ルナ光線キャノン?)を有しているでござる。
そして、フォースップ・イグニッション!ギミックは垂直尾翼下のチップスロットにフォースチップを差し込むと左右同時にブレードが展開するでござるな。
う~む・・・ 航空機らしからぬ武装でござるが、拙者的にはSFチックな格闘型戦闘機は好きでござる。
ただ・・・ 商品的には本品は安全対策で機首部が軟質パーツで製作されている為に反り上がってしまい隙間が開くことが残念でござるな。
ロボットモードの変形は簡易な方でござるが、角ばったSFデザインの戦闘機でござるから、ロボットモードのデザインは良いでござる。
これで、両肩のエアインテーク(?)内の突起の形状と腹部の機関銃が可動すれば良かったのでござるが、一体成型の安上がりな商品に仕上がっているでござる。
ヴォイジャークラスの商品とはいえスプリームクラスの商品サイズと比べると廉価版商品でござるよな。 (笑)
しかも、本品はヴォイジャークラスの商品でござるが、日本販売を前提として設計されたので電子音ギミックが搭載されていないでござる。
さて、ギャラクシーフォース版スタースクリームは歴代スタースクリームと同じくマスターメガトロン(GD-01、マスターメガトロン、5200円)の忠義な部下を演じつつデストロン軍団リーダーの座を狙う野心家であり、ついには新リーダーの座に上りつめ歴代最強の力を得るのでござるが・・・ 力をもてあまし、マスターメガトロンには頭が上がらないトラウマをかかえた歴代最強のヘタレなスタースクリームのイメージが強いでござる。
しかも、部下には恵まれず全く良いところがないどころか死に際もしっこく見苦しいなどヘタな小悪党以上にダメダメなのでござるよな・・・
いくら裏切り者の末路とはいえ、アレは無いのではないでござるかな?
はっきり言って見るのが辛いでござる・・・
早く楽に殺してやれと思ったでござるよな。
アニメの製作スタッフはスタースクリームが嫌いだったのでござろうか?
しかし、劇中の「フォースチップ・イグニッション!」で展開されるブレードの作画はかっこよく描かれていたでござる。
商品もイグニッションギミックでブレードが展開できるのでござるが、両腕の可動範囲が狭い為にツインブレード特有の大胆なポーズがつけられないのでござるよな。
一つのフォースチップで二つのブレードを同時展開するギミックは大したものでござるが、ポージングを犠牲にしてしまうのはいただけないでござるよ。
まあ、商品はデザイン上両肩に無駄にデカいアーマーを装備した一時期の日本産メカニックなどのデザインを意識したデザインでござるから、可動範囲は狭くなるのも当然でござろう。
肩を別パーツにしてボールジョイントを使用する方法もあったでござろうが、肩の角度とかの隙間を生じさせて両腕の角度を調整させる工夫をみるかぎりでは、コレはコレで良いのでござろうな?
そう、日本の住宅事情を考えればスプリームクラスの商品などよりもヴォイジャークラスの商品の方がありがたいのでコレはコレで間違いは無いのでござるよ。
日本側商品展開の英断には感謝したいでござるよな。 (笑)
結果的にユニクロン三部作のスタスクは良くも悪くもスタスクらしさがない!とこが魅力ですね。
まあG1スタスクファンにとってはただ痛スクでしょうけど(笑)
因みに僕の中のスタスクは、「Ⅱ」のオネエ口調でガルバトロンに忠実かつ部下思いのスタスクです。
貪欲に強さを求め、たとえ傷つき倒れてもまた立ちあがって力を掴もうとし続ける姿は、みじめで泥臭いからこその魅力があったように思えます。
ひたすら強く偉そうな悪の親玉たるマスターメガトロンをずっと見続けてきたからこそ、それを超えるためにどんな方法も厭わなかった辺りは(日本ではパラレル展開ですが)マイ伝スラストに唆された時の言葉が後を引いているようにも見えました。
というか、最終回だと実は生存していることが判明してるんで死に際って言い方もどうかと(笑)
なにしろグランドコンボイのスーパーモードと並ばせるには大タイプだったら丁度いい大きさだったので。
ブレードを展開させれば特に
声もなかなか渋くていい感じでした
日本ではボイジャーしか出て無いけど
米ではスプリームクラス(スーパースタースクリーム)しか出て無いみたいですね
ボイジャー版もベクタープライムとセットで出たみたいですけど
色がスラストっぽい配色だった気が
なお、拙者もスーパースタースクリームを所持しているのでござるが、アレには忘れがたい思い出があるので別の機会に紹介するでござるよ。 (笑)
なお、エネルゴン版のメガトロン(USAエディション・ガルバトロン)はパワーツプ版のガルバトロンGとして販売すればよかったと思うのでござるよな?
スーパーリンク商品は名前だけではなく商品にも違いが多いので大変でござるよ・・・
Ichi殿、拙者としては死んでも生き返るネタは好きじゃないでござるが、トランスフォーマーの場合は一部認めていたりするでござる。
ゆえに次回は幽霊なネタでござる。