ごきげんようでござる!
「超ロボット生命体 トランスフォーマー プライム」本編に登場するかと期待していたオートボット警護員、アイアンハイド(AM-20、アイアンハイド、2100円)は、結局玩具オリジナル商品でおわり、商品サイズもデラックスクラスとEZコレクションのコマンダークラス商品(EZ-11、アイアンハイド、1050円)のみが販売されたでござる・・・
キャラクター的にはメガクラス相当でござるが、これも玩具オリジナルキャラの宿命でござるかな?
さて、本品は2012年5月に販売されたEZコレクション版に次ぎ、2012年9月に販売されたアームズマイクロンシリーズのデラックスクラス商品でござる。
なお、先行販売された海外版は緑色のボディで、サージェント・カップ(日本未販売)の名で販売されており、武器パーツが異なる仕様でござる。
無論、日本販売版は販売価格を抑えるべく、塗装工程を簡略化し、シール処理で対応したり、武器パーツの扱いのアームズマイクロンを組み立て式にするなどの企業努力がみられるでござる。
拙者的にはシールを貼るのが嫌いなので、多少販売価格が上がっても塗装処理を期待したいところでござるが、本品の場合はシールを貼らなくとも見栄えの良い商品でござる・・・
ただ、箱から出した時の印象は、「小さい?」と云う残念な印象で、デラックスクラス商品なのが惜しまれる一品でござるよ。
とりあえず、拙者もシールを貼って完成させた訳でござる。
本品の魅力はそのデザインにあり、劇場版アイアンハイド(MA-09、アイアンハイド、3675円)とアニメデザインのG1版アイアンハイド(円)の中間的なデザインがファン心をガッツリと掴んだモノで、多少の玩具的デザインは許容範囲だったりするのでござるが、荷台の底が抜けている事だけは違和感を感じるでござる。 (笑)
さてさて、日本版の本品に付属するパートナーアームズマイクロンのアイロ(M-27、アイロ)でござるが、コチラも組み立て式に成っているでござる。
拙者的には目だけでも塗装処理にしてほしかったでござるよ・・・
アイロはアイアンハイドの武器に地球のエネルゴン(?)が宿りマイクロン化したアームズマイクロンで、エネルゴンクリスタルの属性はシールドで、HP(100)、SP(500)、AP(100)の能力値で設定されているでござる。
本品は可動箇所が多いアームズマイクロンでござるが、ソコは所詮アームズマイクロン故にポージングが決まらないでござる・・・
さて、アイロのウエポンモードは劇場版アイアンハイドをイメージした円筒状の武器ユニットで、簡単にブラスターともガトリングガンとも表記しにくいでござるが・・・
あえて言うならば、樽型ウェポンでござるかな? (笑)
しかも、本品にはアームズマイクロンが1体しか付属しない為、片面しか武装(アームズアップ)できず、海外版やEZコレクションに付属する武器パーツ2個を並べて荷台に乗せる事ができないのでござるよな・・・
そう・・・ ウエポンモードのアイロは海外版武器パーツより一回り大きい為に、荷台の専用ジョイントに取り付ける事ができないでござる・・・
が、しかし! 荷台の専用ジョイントではなく、アイアンハイドの足首部分のボールジョイントの隙間を利用すれば、アイロのグリップ部分を先っちょだけ取り付ける事が可能だったりするでござる。
少々不自然でござるが、無いよりましな裏ワザその1でござる!
さて、アイアンハイドのロボットモードはボンネット部分の開閉が多少固いものの、意外と簡単な工程で変形できるでござる。
力強い体型が魅力のデザインでござるが、背中に折りたたんだボンネット部分の処理を如何にかしてほしかったでござる・・・
しかしまあ、海外版のサージェント・カップのモトネタであるG1版カップ(日本名、C-82、チャー、1400円)がG1版アイアンハイドと同年代のトランスフォーマーである説と、アメコミの「ウォーウィズン」版(共に未販売)では似たようなデザインだったりするので、二人を同型である解釈は間違っておらず、ボンネット部分の処理はG1版カップの玩具を意識しているのかもしれないでござる。 (笑)
なお、このボンネット部分のパーツは外れやすい為に、一度取り外して向きを逆にしてみれば見栄えが良くなる裏ワザその2に成るでござる!
安全性を考えて、説明書には記載されていないようでござるが、コレって確信犯でござるよな。 (笑)
さて、本品のロボットモードはシールを貼らずとも、そこそこ見栄えが良いしょうひんでござるが、欲を言えば脛のシール部分より、胸部の窓枠を塗装するかシール処理にしてほしかったでござる。 (笑)
アイアンハイドの能力値は体力(9)、知力(5)、速度(4)、耐久力(10)、地位(8)、勇気(8)、火力(7)、技能(6)で設定されており、玩具設定では、かってのサイバトロン星の大戦初期からオプティマスプライム(AM-01、オプティマスプライム、4200円)の戦友であり、地球での彼のボディガードだそうでござる。
一応の設定では、数えきれない戦場を生き抜いてきたベテラン戦士で頑固な面があるが、仲間を危険から守るためには自分の命を惜しまないそうで・・・
TV本篇での扱いが無い解釈は、彼が既に戦死していたりするとかなのでござろうか?
拙者的には劇場版アイアンハイドのネタを引き継がないで、別働隊として行動していてほしいと願うばかりでござる・・・
そう、本品の武器は両手ではなく片手に装備であり、グリップ部分を保持させればブラスターと呼ぶよりはハンマー系の打撃武器に見えるので、劇場版のネタを引き継ぐ事は無いのでござるよ。
まあ、イメージ的には海外版で再現できる両腕の武装は別売りのアームズマイクロンで代用できるでござるから問題は無いでござる。 (笑)
さて、序なので付属の説明書に紹介されているコンボウェポンの合体例を紹介するでござる!
シエル(AM-03、クリフジャンパー、2100円に付属)、ベーハー(AM-10、バルクヘッド、4200円に付属)、アイロのアームズマイクロン3体合体で完成するコンボウエポンのプラズマカノンでござる!
拙者、AM-10版バルクヘッドを所持していないので、単品販売のアームズマイクロン・ウエポンシリーズ版ベーハーB(AMW-11、ベーハーB、399円)で代用したでござる。
色は合っていないでござるが、同型なので問題ないでござろう。 (笑)
本品の場合、アイロ1体だと少々物足りず、ややオーバースケールな感じもしたでござるが、やはりアイアンハイドには大型武器が似合うでござるよな。
玩具設定では自慢の火力をバルクヘッドの腕力と合わせ、オプティマスプライムを守る事が多いと記載されているのでござるが・・・
そもそも、アニメ本編に登場しない理由のひとつが、アイアンハイドとバルクヘッドのキャラクター性が被っている為でもあり、「トランスフォーマーアニメイテッド」のイメージを引っ張っている事でござる。
日本展開でのアニメイテッドでは名前が逆に成っていた事もあり、因縁あるキャラクターだけに皮肉の利いた設定でもあるでござるよな? (笑)
人気キャラクター故に大人の事情で振り回されるのは勘弁してほしいところでござるが、新シリーズのアニメ本編にゲスト出演くらいしてほしいでござるよな。 (笑)
アイロも2個ほしいところでござるが、単品販売が売りのアームズマイクロン・ウェポンシリーズではセット販売なのが辛いでござる・・・