ごきげんようでござる!
トランスフォーマーを代表する女戦士の代名詞と言えば、アーシーの名があげられるでござるが、初代G1版アーシー(未販売)のヴィークルモードがフューチャーカーだったりするのでござるが、各媒体でリメイクされた結果、最近ではヴィークルモードはバイクに落ち着いたようでござる。
今宵は2009年展開の映画「トランスフォーマー / リベンジ」より、バイクに変形するオートボット戦士、アーシー(RA-23、アーシー、2415円)を召喚してみたでござる。
劇場版アーシーと言えば、2007年に販売されたシリーズ代1作目のデラックスサイズ(MA-11、アーシー、2319円)と2007年に「トランスフォーマースーパーリンク」版エリアル(MC-16、エリアル、980円)として販売された商品の成型色変更品であるオフスクリーンシリーズ版スカウトクラスのアーシー(ターゲット限定・日本未販売)が存在する訳でござるが、本品はデザインを一新した2009年10月販売の完全新作商品で、デラックスクラス商品として販売されたでござる。
そう、シリーズ1作目のMA-11版は映画本編に登場しないキャラクターでござるが、映画をモチーフにしたコミックシリーズには登場しており、オフスクリーン版は完全な玩具オリジナルキャラクターになっているでござるな?
さて、リベンジ版の劇中ヴィークルモードはドゥカティ・848だったでござるが、本品はよく似たデザインのバイクだったりするでござる・・・
おそらく、正式販売販売のライセンスがおりずフロントカウルの修正等で販売時期が遅れてしまったのでござろうな?
しかも、MA-11版と大きく変わったのがデザインだけではなく、キャラクター設定も大きく変更され、ロボットモードから3台のバイクに分離するヴィークルモードに変更されたでござる?
そう、アーシーとしての意識を共通するバイクが合体してアーシーのロットモードが完成するコンセプトだったようでござるが、個々のバイクもそれぞれ意識が独立したバイクに改められアーシー3姉妹が誕生したようでござる?
が、映画本編では先のコンセプトが優先されたのか3人まとめてアーシーと呼ばれていたりするので映画公開当時はアーシー以外の名前は分らず先に販売されたクロミア(RA-11、クロミア、2415円)の様に玩具からの情報が全てだったりもしたでござるな・・・
商品は転がし走行にくわえて、折りたたみ式スタンドで立たせる事が出来るでござるが、なんといっても玩具オリジナルの武装パーツを取り付けてサイドカー風のヴィークルモードになるのが最大の特徴でござるかな。
なお、武装パーツは元々ロボットモードのスタンドを兼ねた部品なので、サイドカーとしての機能は全くないでござる。
ロボットモードの変形方法は、ちょっと複雑で胴体部の固定位置などに苦労させられる設計でござる。
そう、ロボットモード゛はマーメイドスタイルと呼ばれる所謂一本足なデザインで、軽快なバイク系変形ロボとしてはアリなデザインなのでござるが・・・
商品化を考えたデザインではなく、専用スタンドが無いと自立しない困ったデザインなのでござるよな。 (笑)
しかも、ウネウネと曲がった胴体部はクセの有る可動なのでまっすぐ立たせるには苦労するでござるよ。
う~む・・・ MA-11版のデザインを思えば本品のデザイン変更には賛否両論あるでござるが、リベンジ版トランスフォーマーのデザインはキャラクター機能を前面に押し出した人型に捉われないデザインゆえの結果でもあるようでござる?
拙者的には女性キャラで化物じみたデザインは如何かとおもうのでござるが・・・
そこは、日本と米国では思考の違いもあり、米国国内向けTVアニメの場合女性キャラに性的表現(?)を表すのがNGだったり、世界市場の映画だと各種の国にあわせた趣向や規制が必要になるようでござるな?
故にロボットにボンキュボンな女性的シルエットを取り入れるデザインは女性蔑視だという意見もあるので、セクシーなロボットデザインが使えなかったりするそうでござる?
本品もそのような事情が働いたのか分らないでござるが、米国産アニメキャラクターに露出度が多い色気の無い女性キャラクターが多い分、ゲームなどのキャラクター年齢が高いようなキャラクターでは身体の線が強調されたり露出が多いキャラクターでもOKな用に使い分けされていたりするでござる。
まあ、世界的に見て日本人感覚のデザインがおかしいのかもしれないでござるが、拙者としては女性型キャラクターを型で表現する方が女性蔑視だと思うのでござるが・・・
結局のところ、ジェンダーフリーだ、ミスコン反対とか専用女性車両導入などの婦人団体とかと変わらない自己満足の犠牲なのでござろうな?
さて、本品のロボットモードでのギミックは、首を動かす事により胸元のギアが回転するメックアライブ機能と右腕に装備されたクリアパーツ製の剣(?)がスプリングを用いたレバー操作により展開するアクションギミックを有しているでござる。
右腕のブレードと左腕のブレーキディスクを武器に見立てた場合、攻撃属性は接近戦重視の一撃離脱型戦法を得意とする戦士のようでござるな?
なお、詳しい設定は無いでござるが、能力値は、体力(8)、知力(6)、速度(8)、耐久力(5)、地位(5)、勇気(7)、火力(7)、技能(9)で設定されており、彼女自身は地球に来たことで、ディセプティコンを狩るチャンスを得た有能な戦士であり、3姉妹(?)のリーダーにあたるようでござる。
さて、本品の説明書では紹介されていない遊び方でござるが・・・
台座パーツを左腕に取り付ける事が可能だったり、背中に3体合体用のジョイントが存在しているのでござるが・・・
合体を嫌う米国人対策の為か、映画本編での3体合体波実現せず、玩具展開でも3人目のエリータワン(AA-08、エリータワン、2730円)が新設計ではなくクロミアの成型色変更品で販売されてしまったために合体機能は無かった事にされているでござる・・・
しかも、公式の映画設定では・・・ アーシーは、戦死扱いであり以後のシリーズにs筒円することはないのでござるが・・・
玩具設定だと奇跡的に生還したという事で、2011年度の「トランスフォーマー / ダークサイド・ムーン」ではメックテックウェポン対応型に変更されたアーシー(日本未販売)が販売されたのでござるが、日本販売版は何故かクロミアの成型色変更品にメックテックウェポンを装備したアーシー(DA-11、アーシー、2730円)が販売されてしまったでござる・・・
しかも、クロミアと色が被る青色のボディーでござる?
最初はオフスクリーン版を意識したのかと思った出ござるが、どうやら次回作の「トランスフォーマー プライム」版アーシー(ファーストエディション、アーシー、円)を意識したイメージ戦略の様でござるな。
まあ、どちらにしろ映画「トランスフォーマー / リベンジ」版アーシーは諸事情に振り回されて本来の魅力を十分に発揮できなかった存在でござる・・・ 言ってしまえば、「こんな、アーシーは見たくなかった!」でござるな。
ちゅー事で、アーシーに乗ってもらうのは、同じく新作映画の諸事情でイロイロ変更されてしまった、「エヴァンゲリオン新劇場版 破」登場の式波・アスカ・ラングレーでござる。
無論、拙者的に「こんな、アスカ見たくなかった!」繋がりでござるな。 (笑)
使用フィギュアはfigmaの式波・アスカ・ラングレー(084、式波・アスカ・ラングレー テストプラグスーツver.3200円)を乗せてみたわけでござるが若干アスカの方が大きかったり、デザイン上股関節の可動範囲が制限されていたりするでござる。
なお、アスカなら猛一回り小さいアクションフィギュアがあるので、そちらを使うべきなのでござるが、今回はアーシーを立たせる為にfigma用のスタンドを補助的に使用した結果でござるな。
まあ、今回の更新ネタは新作映画の諸事情で不幸に成らざるを得なかった二人を組み合わせてみたかった拙者なりの皮肉でもあるでござるよな。 (笑)
まあそれよりも合体するとか言う話はどうなったんだよって事ですね。
今じゃ完全に忘れされてるでしょうし・・・
オフスクリーンとか前作みたく普通に人型でよかったのに
ぶっちゃけ初見ではディセプティコンの一般兵かと思ってしまいました。