ごきげんようでござる!
玩具に実用機能を持たせようとする事は玩具技術屋とすれば、研究心溢れれる野心でござろうが、実際は商品化した場合、ほとんど使えない・・・ 否! 使い辛いだけで、普通の実用品を使う方が便利だったりするでござる。
まあ、「玩具に実用性を求めてはいけない!」、「玩具であるからこそソコソコの実用機能である!」の2択の結果が待っているでござるよな。 (笑)
そこで、今宵は実用機能を有する2000年にタカラより販売された「デンチマン」シリーズの・・・
フラッシュデンチマン・アカデンチマンクリア(7番、フラッシュデンチマン・アカデンチマンクリア、680円)の紹介でござる!
デンチマンはタカラが開発した電動ロボット玩具のカテゴリーで、電池BOXそのものをロボット化して、搭乗するメカニックを動かそうとする画期的な商品でござる。
デンチマン本体には電動ギミックが無いでござるが、単三乾電池(1本)を収納しない場合は目が閉じているなどの心憎いギミックを有しているのでござるが・・・
商品のデンチマンは共通デザインで、成型色の変更と目のシールを変更した商品ばかりを販売したものでござるから、イマイチ魅力に欠けたのでござるかな?
まあ、ディフォルメ体型で可動部は腕のみの商品には魅力を感じるか感じないかは、キャラクター性にあるのでござるが、本作はやや弱いでござるな。
そう、デンチマンは付属のメカニックと合体(搭乗)してこそ進化が試される商品でござる。
本品に付属するキーチェーン付きライト本体は、元々キャンペーン用景品(フラッシュデンチマン・クリアデンチマン、非売品)として製作されたのでござるが、好評により販売された商品でござる。
まあ、タカラの場合は景品用に製作した商品は必ず成型色を変更して販売するでござるから有りがたいでござるよな。 (当選した御仁は有り難くないかも・・・?)
しかも、今回は4色! (笑)
まあ、お手軽な成型色変更品のバリエーションで、特別なキャラクター設定もないのでござるが、クリアレッドのボディは美しいでござる。
中身の電池や電球などが透けて見えるのもスケルトン商品の魅力でござるし、クリアレッドは形状と大きさの関係でグミやキャンディ系の菓子の思わせるでござるよな。
なお、本品に付属するマクセル単3乾電池は、デンチマン公認乾電池でマクセルアルカリ乾電池とのタイアップでござる。
無論、単純構造でござるから別メーカーの電池でも作動するでござる。 (笑)
携帯型のライトとしては少々大きいでござるが、ポケットにも入るしキーチェーンでぶら下げる事も可能なので使い勝手は良いのでござるよな。
まあ、発光スイッチは押しっぱなしにするボタンなので、スライド機能で固定する方が良かったかもしれないでござる。
なお、本品は実用機能を有する玩具では最も実用性が高い玩具だと言えるでござる!
拙者的には実用性は単純で、販売価格に影響しない程度がベストだと思うのでござるが、タカラ及びタカラトミーは実用機能を上乗せする事により販売価格が上昇し、一発ネタで購入するには勇気がいる商品となっているのでござるよな。 (笑)
確かに商品技術は誇るものがあるのでござるが、商品を活かしきれておらず中途半端で販売市場を理解していないばかりか、販売戦略を間違えるなどなど商売が下手としか言えないのでござるよな?
拙者もタカラの商品が好きなだけに売れそうな商品が売れないのは残念でござる。
あとこのライトの形を見ていると“サイレントヒル”を連想してしまうのは自分だけ?
ウェブダイバー、ダイガンダー、デンチマン、ドリームフォース等とか。
物は悪くないのに蛇足してミスするから勿体無い。
小学校の低学年層くらいに防災の啓蒙用としても
使えそうな気もいたしますが…。
面白いものを拝見できて眼福でございます。