トランスフォーマー馬鹿一代。R

トランスフォーマー及び変形ロボット玩具の研究思考ネタ等の戯言ブログ!

エネルゴンパワーモード!

2009-10-24 02:30:08 | テレもちゃ

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「よいこのみんなビーストウォーズのはじまりだ!」

タカラとトミーが力を合わせて~♪

タカラトミーとなった訳でござるが、合体したからパワーアップしたと呼べるものは日本産ロボットアニメくらいなもので、双方の良いところが活かされる場合が少ないのも現実でござる。

そんな訳でタカラトミーとして立ち上げた「DVDおもちゃが1つになった!」テレもちゃ・シリーズは、映画「TRANSF FORMERS」の追い風があったにも関わらず・・・ 失敗したシリーズでござる。 (笑)

ちゅー事で今宵はシリーズ最後を飾った!

ティラノサウルスに変身するデストロン軍団破壊大帝・・・

DXメガトロン様!(TM-SP、DXメガトロン、3990円)の紹介でござる。

Photo_14 2007年展開の「テレもちゃ」シリーズはTVアニメシリーズ「超ロボット生命体トランスフォーマー ビーストウォーズ」の放送話数一本分を、OP及びEDを除いて収録されたDVDとビーストウォーズ関連の商品をCGアニメに似せるために塗装を強化した再販商品で編成され、「ビーストウォーズ」人気再び!を狙った商品でござる。

基本は「ビーストウォーズ」本編を下敷きにしているものの、ビーストウォーズ・Ⅱやネオなどの登場キャラを加えたオリジナル展開で、「大迫力ジオラマストーリー」などもDVDに収録され、更には劇場版「TRANS FORMERS」のベーシック・シリーズ玩具を加えたクロスオーバーな展開は魅力あるものでござるが・・・

何処で如何間違ったのか、散々な結果なのでござるよな・・・

そう! 商品やアイデアは良かったのでござるが、販売戦略が失敗したのでござるよな。

玩具売り場にて目立つと考えられたパッケージは、商品の割には大きすぎ、外から見るとスカスカなのが目立ち、場所をとるなどなど欠点が目立ち、購入意欲を削ぐ結果になったのでござるよ。

前シリーズ「キスぷれ」の失敗が活かされていない結果なのでござるよな。

本品は1997年に販売されたメガトロン(D-1、メガトロン、2980円)の塗装強化商品であり、箱も通常の商品よりも大型でござるが、商品サイズを考えれば妥当(更に小型化可能)な大きさでござる。

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そう、コレクション性を重視したデラックスサイズ商品で構成されたシリーズとは異なる為に、DVD収録話数も、第13話、浮島のデスマッチ(前編)と第14話、浮島のデスマッチ(後編)の前後編2話を収録したスペシャルDVDなのでござるが・・・

この話数でのメガトロン様の活躍は殆どないエピソードなのでござるよ。 (笑)

よりによって、何故に出番の少ないエピソードとカップリングするのでござろうか?

う~む・・・ キャラクターの魅力を反映していない商品でござる。

更に言えば、「大迫力ジオラマストーリー」も収録されていないのでござるよな。

・・・タカラトミーもここにきて投げ出した感の強い商品なのでござる。

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まあ、商品は確かに1997年初回販売時の商品とくらべればCGアニメに似せた成型色と塗装のおかげで雰囲気は好く、元々の商品の完成度には感心させられるでござる。

これこそ、待ち望んでいたビーストウォーズ版メガトロンと呼べる商品でござるな。

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しかし・・・ 商品的には既にデラックスサイズ相当のメガトロン(TM-02、メガトロン、2625円)が販売されており、同シリーズでサイズの異なる2体目となるのでござるよな。

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ゆえにウルトラサイズの本品は、エネルゴンのパワーによって巨大化した姿(エネルゴンパワーモード)として設定されているでござる。

が! 「ビーストウォーズ」本編には巨大化するエピソードが無いのでござるよな。 (笑)

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商品ギミックには変更がなく、頭部を押さえる事によりティラノサウルスの口が開閉するでござる。

更に口内には水鉄砲が仕込まれており、口の開閉に合わせてレーザー・バスターを水鉄砲で再現するギミックがあるでござる。

ただ・・・ 残念な事は、水鉄砲ギミックのおかげで、口を開いた状態で固定できないのでござるよな。

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ちゅー事で、↑の写真は、口を開いたまま詰め物を噛ませて固定した状態なのでござるよな。

まあ、商品のパッケージ写真も同じ様な方法で撮影していると思うでござるよ?

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ロボットモードもボリュームあるボディとカラーリングのおかげで満足いく商品でござる。

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ただ・・・

商品は何度も再販され、金型が酷使された商品ゆえに、拙者の購入品はロボットモードでの背中のジョイントが甘くなっており、すぐに外れるのでござるよな。

まあ、個体差かもしれないでござるが、写真に収めるには苦労したでござるよ。 (笑)

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なお頭部は、2006年にCGアニメに似せて新規製作された「ビーストウォーズ10周年」版(BWR-01、帰ってきた最強ビースト対決、7800円)の頭部は使用せず、D-1版メガトロンの頭部をそのまま塗装強化して使用しているので、ビースト・マスクが残ったままでござる。

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ゆえに本品設定では、新たに装備されたビースト・マスクと云う事で、マスク装着時には超凶暴な戦いをするそうでござる。

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更に設定上は通常よりパワーが3倍となり、攻撃力だけでなく凶暴さも強化されているそうでござる。

武装は右腕のレーザー・バスターと左腕に装備されたデス・クローでそれぞれ、水鉄砲ギミックとレバー操作による収縮ギミックを有しているでござる。

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更に、アンカー型ミサイルを発射するプラズマ・バスターを腰部に装備しており、余剰パーツなしで2発を収納するでござる。

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やはりウルトラサイズ商品はギミック豊富で遊べる商品でござる。

下手に電子ギミックを搭載しなくとも良いものは良いでござるよな!

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そう・・・ 商品が良いだけに、本シリーズと「ロボットマスターズ」が中途半端で終わってしまって残念でござる。

まあ、手軽に過去の人気作品に便乗した結果といえばそれまででござるが・・・

ソレに輪を掛けて悪い商品展開を行なった事が失敗でござるよな。

ほんと、この時期は、タカラトミーは「トランスフォーマー」で本気に商売するつもりがあるのかと疑問に思ったものでござる。

付属カタログに記載されているDVD収録リストの「抜けている話数は今後のアイテムに収録予定です。」が悲しいでござるよな・・・


望郷の砂漠戦士

2009-10-22 13:21:57 | トランスフォーマー・G1

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ごきげんようでござる!

ステゴサウルス3連発で、今宵は「超ロボット生命体 トランスフォーマー」より、ステゴザウルス(商品表記)型ロボットに変形するサイバトロン所属の初代ダイノボット部隊砂漠戦士スナール(29、スナール、2300円)の紹介でござる!

拙者も恐竜ネタが好きだったせいか、当時の日本の恐竜型ロボットらしからぬ「スナール」の名前には疑問をもったものでござる・・・

で、当時の拙者が出した結論は・・・ 砂漠戦士だけに「砂」・・・ で、スナールと思い込んでいたでござるが・・・

ビーストウォーズ時期に、スナール(日本名、C-14、タスマニアキッド、750円)が登場したことで「Snarl」の意味が「動物が歯を剥きだして唸る行為」だと知ったのでござるな。 (笑)

無論、ステゴサウルスとタスマニアデビルでは共通点が無い別人でござるが、米国人のネーミングセンスには関心するでござる。

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本品は1985年に販売された、サイバトロン・ダイノボット商品の1体でござるが、商品自体は1984年に販売された「ダイアクロン」恐竜ロボ(No.4、ステゴザウルス、2300円)の塗装部およびシール部分を変更し、シークレットエンブレムの貼付とダイアクロン隊員を削除した商品でござる。 (写真はシールを貼っていない状態)

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商品は1984年に製造されたものなので、ステゴザウルス表記であり、尻尾を引きずる姿勢で、背ビレも並列に並んだ当時の復元図を参考にロボットデザインされた商品でござる。

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商品仕様は、ダイキャストパーツの重さと、メッキパーツの豪華さにクリアパーツを使用することで、無意味なSF感を演出している「変身サイボーグ」世代直撃のデザインなのでござるよな。

なお、商品の恐竜モードは意外とコンパクトとに纏まっており可愛らしい感じでござる。

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武器パーツのザウラーキャノンはミサイル発射可能でござるが、海外版は安全対策でバネが弱められているそうでござる。

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ザウラーキャノンは左右の両脚に取り付け可能でござるが、とりあえず拙者は左側に装着しているでござる。

なお、ワイドガンや合金サーベルは余剰パーツとなるでござる。

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ロボットモードへの変形は、当時では珍しいステゴザウルスの頭を割る変形方法で、プロポーションも上半身にボエユームがある恐竜ロボらしい力強いデザインでござる。

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更に本品の両腕(後脚)部は、メッキされたステゴザウルスの脚を折りたたむ事により、ロボットモードの腕がスプリングで収縮する凝ったギミックが採用されているのでござるよな。

レバー操作によるスライドでも大丈夫だと思うのでござるが、当時の商品なりの拘りでござろうな。

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なお、胸部ハッチは開閉し、中にダイアクロン隊員を乗せるスペースが有るのでござるがトランスフォーマーでは未使用ギミックの一つでござるな。

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さて、特長あるスナールの背中の金板は太陽光を吸収するソーラーコレクターで、昼間はパワーを10倍に上げる事も可能なのでござるが・・・ 夜だとパワーが半減するそうでござる。

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スナールの性格はダイノボット部隊の例にもれず、戦いを好むトラブルメーカーでござるが、口数が少なく孤独な戦士だそうでござる。

まあ、そう云うわけか如何かわからないでござるが、ダイノボット商品としては早々に絶版となり、映画「トランスフォーマー・ザ・ムービー」では後半は登場しないのでござるよな?

戦死した描写はないので、地球に置いてけぼりをくらったのかもしれないでござる?

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なお、TVアニメの設定ではダイノボット部隊はホイルジャック(03、ホイルジャック、1800円)が恐竜化石に興味を持ち製作したロボット軍団であり、スナールは追加されたメンバーでござる。 ・・・これだけ見ていると、ダイノボット部隊はトランスフォーマーではなく自立型のロボットのようでござるが、スナールの玩具設定には「故郷を愛し、故郷に帰るために戦っている。」と記されているのでござる?

この「故郷」が地球を指すのかセイバートロン星を指すのかにより、スナールをはじめとするダイノボット全員の出生が変わってくるのでござるよな?

そう、現代トランスフォーマー史(?)では、コンボイ(01、コンボイ、3900円)達が地球に訪れる以前に、ダイノボット部隊(ダイナマイトのようなロボット達)はセイバートロン星で活躍しており、地球にてダイノボット部隊(恐竜ロボット)として再生されたという説もあるのでござるよな? 

ゆえに、ダイノボットは魂(スパーク)を持たない自立型ロボットではなく、ホイルジャックが保管していたダイノボットのパーソナルコーポネント(?)を使い、恐竜ロボット軍団を製作したと云う事でござろうか?

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しかし・・・ 望郷の念というのは、実はセイバートロンでも地球でなく、実は恐竜時代の地球という説もあるのでござるよな?

まあ、如何とでも解釈できる設定でござるので、そこは自分の自身で脳内保管するほうが正しいでござるかな?

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余談でござるが、国内では「トランスフォーマー 2010」時期には絶版となっていたスナールも、海外展開の「G2」時期の緑色小豆色に成型色を変更した2種のスナール(日本未販売)が販売されているでござる。

なお、ダイノボット商品の場合はコピー金型が存在しているらしく偽物も出回っているそうなので、ブラックバージョンとかは完全な偽物でござる。

是非とも、トランスフォーマー・アンコール仕様でG2バージョンも再販してもらいたいところでござるな。


マキシマルズ地上戦スペシャリスト

2009-10-20 15:57:12 | BEAST MACHINES

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ごきげんようでござる!

今宵も前回に続いて、ステゴサウルスなネタで・・・

2000年に米国で販売された「DINOBOTU」商品の一体である、マキシマルズ・地上戦スペシャリスト、ストライカー(DINOBOTS、ストライカー、日本未販売)の紹介でござる!

Photo_2 さてさて、「DINOBOTU」のカテゴリーを如何に扱うか悩むところでござるが、設定上世界観は「BEAST WARS」3部作の「BEAST MACHINES」(日本名、ビーストウォーズ・リターンズ)の時代にあたり、オプティマスプライマル(BR-01、コンボイ、2999円)達とは合流せず、メガトロン(BR-05、メガトロン、2999円)の魔の手(ヴィーコン軍団?)と戦う恐竜軍団(ダイノボッツ)なのでござるよな。

部隊所属としては、マキシマルズ(日本名、サイバトロン)扱いの独立部隊のようでござるが、専用エンブレムを有するでござる。

ちゅー事で、拙者は「BEAST MACHINES」商品に加えているでござるが、「DINOBOTU」は独立した別シリーズとして掲載されている場合もあるので注意してもらいたいのでござる。

そう! 「DINOBOTU」の商品展開は既存の恐竜系ビーストウォーズ商品の成型色変更品である為に、ビーストマシーンズのデザインラインとは異なる商品なのでござるよな。

無論、本品も「ビーストウォーズ・ネオ」商品として販売されたデストロン・幻惑兵、セイバーバック(D-30、セイバーバック、1800円)の成型色変更品で、スパーククリスタルをダイノボッツ専用エンブレムに変更した商品なのでござるよな。

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なお、パッケージはビーストウォーズ・ネオの箱よりも大きいブリスターパックで、説明書は付属せず、パッケージ裏に簡易に変形方法が記載されている残念な使用なのでござるよな。

ついでなので拙者のブリスターパックの開閉方を紹介するでござるが、本品の場合は接着されたブリスターの側面をカッターナイフで一部切れ込みいれ、内部の固定用内サラを横から引き抜く方法でござる。

この方法だと、逆に収納可能で、切り込みをいれた側面プラ部分はテープで固定すれば見た目は綺麗に開封できたように見えるでござる。

他のブリスターパックも形状により異なるでござるが、応用しだいで再利用できる開封は可能でござる。

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さてさて、本品はステゴサウルス(復元図)の特長をよく捉えた商品でござるが・・・

拙者的にはステゴサウルスのイメージは緑色だったりするのでござるよ?

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まあ、化石骨格より得られる情報で、ある程度の姿は復元できるでござるが、表皮の色や模様などは想像するしかないようで、彩色された復元図にはトンデモナイ模様があったりするでござる。 (笑)

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本品のカラーリングはセイバーバックに準じており、成型色変更品ゆえの少々違和感が有るカラーリングでござるが、実際のステゴサウルスの体色が分からないので、間違いとはいえないでござるよな?

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さて、本品のビーストモードでは特質すべきギミックは無いでござるが、変形は凝っており、ステゴサウルスの頭部外皮を割ると頭骨が現れる変形方法には感心するでござる。

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魔道士とか呪術士を思わせるデザインは健在でござるが・・・

一応、正義のマキシマルズのイメージに合うかが問題でござるよな?

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確かにキャラクター性の高いデザインであり、拙者的にも好きなデザインでござるが・・・

正義側のキャラクターに置いてしまうと違和感があるのでござるよ。

まあ、拙者的には人種差別するつもりはないでござるが、不似合いなのでござるよな。 ・・・拙者的には好きな商品なのでござるが・・・

TPOちゅーか・・・ 比較的マトモな一般人(日本人)が見た場合は正義側のキャラクターには見えないでござるよ。

これも、本品が人種の坩堝たる米国で販売されたわけでござるから、外観は気にしないのでござろうか?

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そう・・・ ストライカーは、マキシマルズの大義に忠実な戦士らしく、マジメな性格のようでござる。

まあ、外観は・・・ マジメというか、趣味なのかもしれないでござるな?

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そう! ストライカーの役職は、地上戦スペシャリストということで、地上戦に長けた戦士のようなのでござるよな。 

しかし・・・ 地上戦闘には不向きなデザインの様な気がするでござるが・・・ おそらくはカモフラージュなのでござろう?

地上戦では戦術的に、奇襲が基本なので隠れておく必要があるのでござるよな。

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武装は、尻尾部分であるグラッピングロケットのみ(?)でレバー操作により開閉が可能でござる。

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武器の性質としては分からないでござるが、ヴィーコン軍団を殴打したり挟み込む格闘武器として使用したりビームとかミサイル(実体弾?)を発射する射撃武器のようでござる?

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なお、ストライカーには利き腕の設定が無いでござるが、パッケージ写真と説明イラストを元に左手保持にしているでござる。

拙者的には右利き(?)のセイバーバックとの差別化を行えるので左利きが良いと思うのでござるよな。

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なお、セイバーバックでは設定されていた第三形態のトラップモードは、何故か本品には一切説明されていないのでござるよな?

まあ、流石に正義陣営が罠を仕掛けるのはイメージが悪くて却下されたのかもしれないでござるが・・・

一番の理由は、パッケージ裏の変形説明書に描ききれなかったので削除されたのではないでござるかな?

付属説明書の印刷代をケチった結果でござろう。 (笑)

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しかし、地上戦エキスパートの設定を活かすのであれば、トラップモードの変形は理に適っており、確かに葉っぱ(背ビレ)が緑色ではないでござるが、赤い葉っぱの植物も多くあり、場所さえ選べば十分姿を溶け込む配色でござる。

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まあ、拙者も本品のトラップモードを見て、形は全然違うがサルビアの花を思いだしたでござる。


骨が回るぜ!

2009-10-19 19:36:25 | ダイノゾーン

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ごきげんようでござる!

前回に続いて今宵もバンダイの「ダイノゾーン」ネタで、ステゴザウルスの化石をモチーフにしたダイノソルジャー戦士、ダイノステゴ(DZ-3、ダイノステゴ、1980円)の紹介でござる!

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本品は1998年に販売された中型のダイノゾーン商品で、メタリックグリーンクリアパープルのボディが美しい商品でござるが・・・

メタリックグリーンの骨格のおかげで、化石なイメージよりも機械的なロボットを思わせる商品でござる。

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なお、ステゴサウルス(商品表記はステゴザウルス)の特長である背ビレは対にならず垂直に配備されており、一般的な復元図のステゴサウルスとは異なるでござる?

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更に、ステゴサウルスの頭部もアレンジされており、正確な骨格標本とは呼べないデザインでござる。

まあ、変形ロボット(?)玩具に、そこまで精密さを求めるのはムチャな話なので、あくまでステゴサウルスのイメージ重視のデザインと受け取るでござる。 (笑)

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なお、本品は手足のほかに首や尻尾もボールジョイントにより可動するでござるが、気持ち程度なので大きなポーズは付けられないでござる。

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ダイノモードでもアクションギミックは無く、一応背ビレは可動するので開いた状態にはなるでござるが、見た目と違いイマイチ遊べない商品なのでござるよな。

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ではでは恐竜形体(ダイノモード)から人型(プログレスモード)にダイナミックに変形(プログレスチェンジ)!

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プログレスモードはアメコミヒーローを思わせるマッシブナデザインと造形なのでござるが・・・

余分なステゴザウルスの頭部と尻尾を背中に背負っているデザインは情けないでござりよな・・・

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本体のアレンジが良いだけに惜しまれる変形構造でござるが・・・

更に本品は個体差かもしれないでござるが、股関節のボールジョイントがユルユルで自立できないのでござるよ。

故に尻尾で支える、更に情けない商品なのでござるよな。 (笑)

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しかし、商品の頭部デザインはニヒルな表情と独眼竜なデザインなどなどは、如何にも海外でウケそうなデザインでござるよな。

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ダイノステゴの性格はニヒルで理性的ではあるが、自信家で突進力の高い戦闘家だそうでござる。

そう、両腕には血管が浮きだした筋肉質な造形で、両拳には爪を装備する造形は草食恐竜らしからぬプログレスモードなのでござるよな。 

まあ、その為にダイノモードの前脚の表現は情けないでござるが。 (笑)

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しかも、手持ち武器が一切無いのが実に男らしいのでござるが・・・

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本品のアクションギミックは、胸部の背ビレを背中のダイヤルで回転させるスパイラルボーンなのでござるよな。

必殺技の「ダイノスクリュークラッシュ!」は、スパイラルボーンを回転させ突風を起こしたり、敵に突進したりと・・・・ 

非常にバカなギミックなのでござるよな。

折角の肉体派なデザインを、お笑いアクションにしてしまったのでござるよな・・・・

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なお、スパイラルボーン回転用のダイヤルは、背中に折りたたんだパーツを上げないと使用できない欠点もあるのでござるよな。

う~む・・・ 何故でござろう?

拙者的には可也好きなデザインなのでござるが、何故にここまでダメダメな商品になってしまったのでござろうか・・・?

まあ、最初に買った「ダイノゾーン」商品が本品だった場合は、購買意欲を一気に失う恐れがあるでござる。 (笑)


化石は語る

2009-10-18 21:25:41 | ダイノゾーン

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ごきげんようでござる。

最新の恐竜学では現在確認されている恐竜の数体は存在を抹消される危機にあるそうでござる。

有名どころでは、ブロントサウルスとアパトサウルスが同じ恐竜だった事が判明し、大型竜脚下目類の代表恐竜であるブロントサウルスの名は、先に発見されていたアパトサウルスに統合される事になったでござる。

それと、同じ事が別の恐竜化石でも判明し、数種類が統一されるそうでござる。

まあ、呼びなれた恐竜の名前が変更される事は残念でござるが、学術的に真相が明らかになったのではしかたがないでござるな。

新名称も、時を経てば浸透化するものでござるし、地元タイアップ恐竜などは、立場的につらいでござるが、そこは俗称ということで納得をせざるをえないでござるよな。

何時までも旧名にこだわって、嘘までついて名前を守るのは余計に取り返しの付かない事態になるので止めておかないと後から恥じをかくものでござる。 (笑)

まあ、「嘘も百回つき通せば真実になる!」と考えている連中には、真実なんてものは不要なのでござるから、「恥」の感覚もないのでござろうな。

ちゅー事で今宵は、大型竜脚下目類であるブラキオサウルスの化石をモチーフにしたバンダイの「ダイノゾーン」より・・・

シャドーブラキオ(DE-3、シャドーブラキオ、2980円)の紹介でござる!

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本品は1999年に「ダイノゾーン」の敵側、デスイーター軍団のシャドーウォーリア6人集の1体として販売されたでござるが、商品自体は1998年に販売されたダイノソルジャー側商品、ダイノブラキオ(DZ-2、ダイノブラキオ、2980円)のプログレスモードの頭部と成型色を変更した安易な敵側商品なのでござるよな。

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まあ、安易な敵側商品とはいえ、一応プログレスモードの頭部は変更しているのでござるから、少々は良心的な商品かもしれないでござる。

しかし、なんといっても本品の魅力は大型恐竜らしい商品サイズでござる。

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最初の商品販売が1998年でござるから、当時の恐竜学説的に尻尾は垂れ下げないデザインで造形されているでござるが、首の角度は2009年現代の恐竜学説とは異なる解釈でござる。

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商品はボールジョイント使用の関節を多用しているでござるが、ダイノモードでは大きなポーズが付けられないでござる。

尻尾には武器である斧(ダークアックス)が収納されており、余剰パーツ対策に一役かっているのでござるが、アイデア的にはシークレットウェポンのパクリでござるな。 (笑)

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しかし!

本品は、取り外したダークアックスを下顎に装着する事が可能なのでござるよな。

まあ、拙者的には下顎より噛み付いて保持してくれるほうが良いのでござるが。 (笑)

更に首(喉元)のレバー操作により、頭部を回転させてダークアックスを振り回すバカなアクションギミックが組み込まれているのでござるよな。

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う~む・・・

流石は一発ネタのバカ・アクションフィギュアだけあり、日本よりも海外でウケる訳でござるよな。

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プログレスモードも大型商品でござるから迫力があり、変形方法も余剰な頭部や尻尾・後足を背中に隠す旧来の表現でござるが、尻尾の折りたたみや股関節の変形処理は工夫が見られるでござる。

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しかし!

本品は大型商品ゆえの欠点もあり、背部に架かる自重の為に膝のボールジョイントが耐え切れず・・・ 直立できないのでござるよな・・・ (残念)

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そう、説明書にも「立たせづらい時は尻尾(?)を支えにして立たせてください。」と記載されているので、バンダイ側も製品不良(設計ミス)は認めているようでござる?

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まあ、腰を低くしてバランスをとれば自立も可能でござる。

やはり、重量感ある大型商品は中腰の方が絵になるでござるよな。

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シャドーブラキオの性格は、獰猛・卑劣な御馴染みの何のヒネリもない性格設定でござる。

一応、性格設定を設けているのでござるから、他に書く事があるのに面白味もないのでござるよな。

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まあしかし、本品の商品的な魅力は拙者的には好きなのでござるが、キャラクター的な魅力が無いことでござるよ・・・

安易に同一商品で対決させるのもキャラクターに魅力が無ければ共倒れになる見本でござるよな。 (笑)

そう・・・ 一皮剥けば皆同じだと個性付けも難しくなるので、明確に別個性を演出する必要があるのでござるよな。

化石から得られる情報で復元される元の姿も解釈により別個の恐竜なったりするものでござる。 

故に、恐竜のイメージを一新させた映画「ジュラシックパーク」も現在恐竜学説でリメイクすると別物になるのでござろうな。 (笑)

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