さて最後は「アルヒル桟道橋」です。私の第一印象は「世界遺産級かな!」。世界遺産にもいくつかの鉄道が登録されてます。全体的にはこれらの鉄道に比べ見劣りはしますが、この橋だけを取り上げれば世界遺産に匹敵すると思います。まずは橋の全景を紹介します。
この橋の特徴は、岩壁と斜面に沿って作られたことです。↓を覗くと足が竦みます。
高さはたいしたことはないのですが、枕木や渡し板が朽ちかけてたりと、歩くには不向きだからです。
↑を見ていただくと岩壁がよくわかります。一部、削った所もあります。
実は、ここでもちょっとした騒動がありました。タムクラセ駅ではカンチャナブリで降りた車と合流することになってました。駅に着いた時には、まだ着いてませんでした。運転手に電話したところ本人は駅にいると言ってるのですが見当たりません。土産物店の現地人に頼んで運転手に場所を伝えてもらいました。こんなことがあり、実際に橋の周辺を散策したのは駅に着いてから1時間ぐらい経過してからでした。そうしたら、橋を歩いている最中に電車の音が聞こえてきました。急いで戻ろうにも橋の上を走るわけにも行きません。ちょっと先の岩壁のところに待避所のようなところがあったので、逃げ込みました。そうしたら、思わぬ写真が撮れました。
今年一番のショットです。列車と岩壁の間隔は人間の頭程度のです。これが世界遺産級と称する所以です。