タイ政府が計画しているバンコク中心部から北部を結ぶ高架鉄道レッドライン(地上8駅、全長26㌔・㍍)を日立製作所社・三菱重工業社連合が受注する可能性が高いとみられているようです。この鉄道は2014年の開業を目指し、総事業費は約3500億円。受注の可能性が高い理由は、国際協力機構(JICA)がタイ政府に鉄道建設に対する円借款を行っているからです。
現在バンコクの中心部を走っている高架鉄道(通称:BTS)は1998年のアジア大会に向けて建設されたものです(結局は大会開催までに間に合わず1999年12月に営業開始)。この時も最終決定の直前まで日本勢の受注が濃厚でしたが、一転独シーメンス社に奪われてしまいました。そんなこともあるので、油断は禁物です。