・課題テスト素案完成、学年担当に提示。
・席替え実施準備。(生徒異動による)
午後4時間年休。仕事納めとする。
公開初日の天皇誕生日、シネ・リーブル池袋に出かけた。初めて出向いた劇場である。
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松岡茉優さんを主演で見る。これがこの映画を見る第一目的。彼女が演じるのが、
エトウヨシカ
10月生まれ
B型
ひとりっ子
彼氏なし(24年間)
絶滅した動物が好き
という、女子である。
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暴走する恋をリアルに、イタく、キュートに描く、痛快コメディ
私には彼氏が2人いる --- 中学時代からの片思いの相手イチ(北村匠海)と、突然告白してきた暑苦しい同期のニ(渡辺大知)。
「人生初告られた!」とテンションがあがるも、イマイチ、ニとの関係に乗り切れないヨシカ。一方で、「一目でいいから、今のイチに会って前のめりに死んでいこうと思ったんです」という奇妙な動機から、中学時代からひきずっていた片思いの相手・イチに会ってみようと、ありえない嘘をついて同窓会を計画。ついに再会の日が訪れるのだが・・・。
”脳内の片思い”と”リアルな恋愛”。同時進行で進むふたつの恋の行方は? (上映館シネ・リーブルの作品紹介)
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暴走する恋、イタイ、キュート、コメディ
キーワード的に見ると、ヨシカ(松岡茉優)はイタさが目立つ。彼女は相当危険な女子である。そのヨシカを見初めちゃった二も、相当チャレンジングな男子である。
ヨシカが10年間も恋い焦がれているイチも理想の王子様とは言えず、仲間に対してある気持ちを抱えている。パーティーでヨシカは自分がイチの眼中に全くないことに気づく。ここからヨシカの暴走が加速する。暴走し、壊れていくヨシカ。松岡さんの演技が光る。振る舞いも、言葉遣いも見ている僕に引っかかる。
「うわっ」「え”」「あ”」
そんな言葉、感想がうかんできた。コメディなのだけど、スリラー的である。これをこなすとは、やはり松岡さんだ。すごい。
ヨシカラブの二を演じているのは渡辺大知さん。全く知らない俳優さん。「ロックバンド・黒猫チェルシーのボーカルで俳優」である。
フィルモグラフィーを調べると、ここ数年ずいぶん活躍している人のようだ。渡辺さんが演じるのが、空気が読めない、でも普通に存在しそうなサラリーマンである。少々ウザいキャラクターで面倒な存在。その二はヨシカとどうなるのか。最後まで引っ張られて、見ている自分がビックリした。
脇を固める?というより、周囲の存在感たっぷりな人たち
石橋杏奈さん
ヨシカの同僚、月島来留美役。悪い人ではないけど、結果的にヨシカを追い詰めることになる。石橋さん、なんだかすてきな女優さんになっている。スクリーンで見たのは「時をかける少女」(’10)以来かな。
前野朋哉さん
最寄り駅の駅員さん役。よくテレビで見かける。auのcmで一寸法師をしている。
古館寛治さん
釣りおじさん。主人公ヨシカの話し相手。
「太陽」で主人公の結(門脇麦さん)の父親役をしていた。
片桐はいりさん
オカリナ役。存在感がありすぎる。
ものがたりの途中、この人たちとの交流の一部がヨシカの思い込みであることがわかるシーンがある。ヨシカの絶望が、見ている方にビュンビュン飛んでくる。
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☆四つかな。メンタルが強い時に見るべき作品かもしれない。